Macの方がいいところ

DTPがMacの独壇場だったのはひと昔以上前のこと。今日ではWindows制作もかなり増えたのではないかと。

でも、いくつかの点から私はまだドキュメントの類はMacで制作する方が有利だと思っています。その一つがmacOS標準のプレビュー機能の存在です。

DTPやWebサイトの制作では大量の画像類を配置しますよね。どのファイルがどんな画像かを素早く把握できるかで制作効率が大きく変わってきます。でも、いちいち中身がわかるファイル名をつけていくわけにもいかないし、表現力に限界もあります。

Macの場合、デスクトップやフォルダ内で画像ファイルのアイコンを選んでキーボードのスペースバーを押すと内容が拡大表示されます。.jpeg、.png、.gifはもちろん .ai(Illustrator)や.psd(Photoshop)のネイティブファイルであっても即座に確認できます。

Finderの画像ファイルのプレビュー表示
リストのファイルを選んでスペースバーを押した状態

あるいは、フォルダ内でプレビューを表示させることもできます。

フォルダ内の画像ファイルのプレビュー表示
フォルダ内で選択ファイルのプレビューを表示させることも可

Windowsでもサードパーティ制の機能拡張類をインストールすれば似た環境を作れるかもしれないけど、おそらくMacほどエレガントには機能しないのではないかと。

それにIT企業ならともかく、ドキュメント制作企業ではIT技術に詳しくない人が多く、OSを拡張して使おうという発想すら浮かばずに不効率な制作が続けられているケースもあるはずです。

よって選択の余地があるならば、ドキュメント制作にはMacをお勧めします。