先日、21テクノロジーの電動アシスト付き自転車AO260を買って乗り始めたのだけど、感想は「なるほど激安な理由がわかった」です。
気づいた点を書いていきます。
ハンドル付近にコントローラーがない
1番の難点は「ハンドル付近にコントローラーがない」です。不覚にもWebで事前に確認できませんでした。まさかそんな機種があろうとは思わなくて。
よって、電動アシストとヘッドライトのON/OFFはサドル下に装着するバッテリーのスイッチで行う必要があります。
そのためバッテリーの残量確認が難しく、遠出なんて怖くてできそうにありません。下手すると往路でバッテリーが切れ、日没後に無灯火かつ電動アシストなしで地獄のような帰路にもなりかねないので。
また、電動アシストをONにすれば昼間であろうがヘッドライトも無条件に点灯するので、道ゆく親切な人から「ライトつきっぱなしですよ」といちいちお知らせされかねません。
バッテリーパックの仕様がイマイチ
対応バッテリーには指を引っ掛けられる凹みはあるものの、ループ状の取っ手がありません。つまり盗難防止のチェーンをつけることはできません。
また、充電器はクレイドルではなく巨大な電源アダプタつきのケーブルを使う必要があります。
変速機構がない
常に5速みたいな感じです。平地を走る分にはいいのだけど…。
独自仕様の電動アシスト機能
この機種の電動アシストは、どうやらペダルの回転数に応じて自動的に発動する仕様らしいです。他の電動アシスト自転車のように漕ぎ出しの際に前方に引っ張ってくれるアシストはありません。
そのため上り坂で漕ぎ出す際には、変速がないことも相まって相当の脚力を要求されます。
ヘッドライトが明るくない
文字通り。夜、前輪の前方をかくる照らしてくれるだけなので、左右の確認は難しいです。追加のライトが必要でしょう。
総評
この自転車はお勧めしません。例えば佐賀市のように平地ばかりの土地なら電動アシストは要らないし、長崎市のように坂ばっかりの土地ではこの電動アシストとでは不十分で、変速ギアなし仕様も上り坂では大きなデメリット、ハンディキャップです。
よって、予算に余裕があれば、より高価で機能が充実した機種を選ぶべきだし、余裕がなければむしろ電動アシストつきではなくギア変速ができる機種の方がコスパと満足感は高いと思います。