拡大してください

前日、XORのユーザ様から「XORでは平方メートルと立方メートルが見分けづらい」というお問い合わせをいただきました。XORは二つのPDFをヴィジュアル的に比較するため文字コードによる違いを判別できません。

そこでこのようなデータを用意して検証することに。左が㎡(平方メートル)と㎥(立方メートル)、右がその反対の並びです。

文字検証サンプル

この二つのPDFをXORで比較すると確かに見分けづらいですね。私の環境で等倍で判読できるのは13pt以上でした。しかも、そこに違いがあると判った上での検証なので通常の校正では見逃したかもしれません。

そもそも㎡や㎥の右肩の「2」や「3」は「m」の1/3弱のサイズ。文字サイズが10ptならは2.9pt相当です(ヒラギノ角ゴシックW3の場合)。3ptかそこらの文字は画面上ではなかなか見分けられないですよね。2と3は上半分の形状も似ているし。

とはいえ一般的な印刷物では11pt前後の文字を使うことが多いので、どうにかしたいところです。

差し当たり、細部まで確認したいときは拡大表示をお使いいただきたいと思います。XORのウインドウの左上にボタン類が並んでいます。左から3番目、+マークの虫眼鏡が拡大ボタンです。押すたびにページの表示倍率が上がります。

XORのボタン類

ただし、小さな文字を拡大しても細部はビットマップが潰れるので、先のバージョンアップでは解像度を上げるなど何らかの対応をしたいと思います。

再修正用のDTP原稿も書き出せます

XORでは二つのPDFを指定すると比較結果が即座に表示され、差分箇所に自力で囲みを付けて、DTP原稿を突き合わせた校正結果を注釈として書けます。

その上で、ファイルメニューの「右側のPDFを書き出す」を実行すると、右側のPDF(修正後のPDF)が注釈つきで書き出され、そのままDTP原稿として使えます。XOR上でPDF比較だけでなく校正作業も完結するわけです。

XOR 2.0 書き出されたファイル(再修正用DTP原稿PDF)
XORで書き出したDTP原稿の例。XORで付けた注釈がPDFの注釈として引き継がれています。

私が知る限り、他社製のPDF比較アプリはどれもバッチ処理で比較結果のリポートを生成する方式を採用していて校正の作業はできなかったのではないかと。

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手動の強み

既存のPDF比較アプリがバッチ処理で比較結果リポートを生成するのに対し、XORは差分箇所を示し、それにユーザーが赤い線の囲みをつけていく仕様です。

手作業は面倒に思われるかも知れないけど強みもあります。

例えばバッチ処理の場合、アルゴリズムに従って些細な変更さえも検出しかねないけど、手作業の場合は「この程度なら無視してもいい」といった加減ができます。

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ワンストップ校正とは?

XOR for Mac Version 2.0の特徴は「ワンストップ校正」です。修正前と後のPDF比較、校正、そしてクラアントへの提出準備がXOR上で完結します。

私が知る他社製のPDF比較アプリはどれもバッチ処理で比較結果のリポートを生成する仕様です。そのため校正作業が以下の二段階になります。

  1. リポートと校正用PDF(修正後のPDF)を突き合わせて差分箇所を把握する
  2. 1. の結果とDTP結果を突き合わせて個々の修正内容を確かめる

対してXORのPDF比較はユーザー自身が見つけた差分箇所に赤い線の囲みをつけていく仕様です。

一見、手作業で差分に囲みをつけなければならないXORよりも、アプリ任せで比較結果リポートを作成してくれるPDF比較アプリの方が楽で効率的に思えるかもしれません。でも、XORで囲みをつける作業は他社製のPDF比較アプリにおける上記 1. の手順に相当します。自動だから手順が減らせて楽というわけではありません。

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コントラストを切り替えられます

XOR for Mac Version 2.0では透かし表示の際のコントラストを切り替えられるようになりました。切り替えは左上のトグルボタンで行います。

透かし表示のコントラスト(High)
コントラストHigh(デフォルト状態)
透かし表示のコントラスト(Low)
コントラストLow(従来の表示状態)

コントラストHigh(上図)はLow(下図)よりもクッキリ表示されるので、赤や青(差分箇所)を見つけやすくなったかと。

ちなみにこのコントラストは品質証明PDF(「左右のPDFを重ねて書き出す」で書き出したPDF)にも引き継がれます。

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