コストカットの極意

XORの導入によって得られるのはドキュメント制作における品質確保とコストカット効果。とりわけ後者です。おそらくそれが今もっとも必要とされていることだと思うので。

もはや優先的なメディアではなくなったとはいえ印刷物の需要がなくなることはありません。何しろ手頃かつ安価だから。ただし、お客様に払ってもらえる対価は良くて横ばい、もしくは下落傾向にあろうかと。他方で紙やインクは容赦なく値上がりしかねません。そんな中、制作側としては人件費を減らすしかないでしょう。できれば首切りではなく業務効率や生産性を上げたいところです。

そこで当Webサイト内に「コストカットの極意」というページを設けました。

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業界人なら、PDF比較アプリで修正前と後のPDFの差を見つければ作業が楽になることは容易に想像がつくはずです。ただし、漫然と使っていては十分な成果を得られないかもしれません。XORは月額2,000円のサブスクリプションだから、少なくとも毎月1〜2時間の時短を実感できなければコスパが悪いということになるので、最も効果的な活用方法を実践していただきたいと思います。

大きなモニタで使いましょう

XORは軽快なアプリなのでPCのスペックは問いません。もちろん遅いCPUや少ないメモリのマシンで動かせば動作は遅いだろうけど、ユーザが画面上で1ページずつ確認するのでそれも気にならないはずです。

よってXORによる作業効率を最も左右するのは画面の大きさです。小画面ではスクロールが頻発するし、細かな差異を見逃しがちになるので。

WebやOffice等なら不自由しないからと20インチ以下の小さいモニタを使い続けている人もいるでしょうが、負のコストも積み重なればバカにならないので、なるべく早く24インチ以上のフルHD(1920×1080)モニタに置き換えるべきですね。

Amazonで最安クラスの24インチモニタの価格はこんな感じ。

予算に余裕があれば27インチや32インチ、4K解像度機という選択肢もあります。

それなりの出費にはなるものの、向こう数年使えることも考えれば設備投資する価値はあるはずです。

闇営業と対価について

芸能界では、いわゆる闇営業が波紋を広げています。会社を通さない営業活動自体は複業みたいなものだから、税務等が適切ならば問題ないかと(まあ、申告してないんだろうけど…)。よって反社会的勢力からの金銭受領こそがポイントですね。いわば美人局の被害みたいなもので、知らなかった当事者達には気の毒な気もするけど、もはやそういう助平心さえ許されない時代なのでしょう。

ただし、吉本興業所属の芸人たちが会社を通さない営業に走る理由として「ギャラが安い」という話をよく聞きます。ではなぜそうなのでしょうか。想像するに以下の二つ。

  • 吉本興業では実績でギャラの配分率が変わり、若手には渋い
  • 単純に吉本興業が仕事を安請負してしまう

そしておそらく後者の色合いが強いのではないかと。「赤字覚悟でお仕事させていただきます」的な営業が慢性化していて、そもそも労働に見合うだけの対価を得ていないものだから、必然的に芸人への分け前も最小限になってしまうという。競争も多いわけだから解らなくもないけど、それをやってしまうと歪みがあちこちに出てきます。

私は芸人ではないけど、似たようなケースを体験しました。1年前まで在籍したドキュメント制作会社では、「1ヶ月間26万円ぽっきりで取説の制作案件を依頼し放題」なんて条件でとある企業と契約を結んでしまっていて。しかもそのクライアント企業は200種余の自社製品を持つ建材メーカー。それらの多くは様々な理由で仕様変更がなされるため、ひっきりなしに取説の改版や新作の依頼が入ります。

よって専任の編集者を置いただけでも予算オーバーなのに、DTPオペレータや営業スタッフの経費も発生するので、仕事をすればするほど赤字が膨らむ事態に陥っていました。

さすがに儲かっていないからと月々の給料が減らされることはなかったけど、ある時ついに赤字体制が問題となり、かといって制作代金の値上げ交渉などはできず。結果、その部署では何人ものベテランスタッフが立て続けに退職することに。会社としては戦力的に大きな損失となったはずです。

つまるところ、目先の安易な手段に頼ってはいけないということでしょう。きっと手痛いしっぺ返しがくるので。

元同僚を頼れれば良かったのだけど

XOR Version 1.1のプレスリリースを出してから約1ヶ月が経ったけど大きな反応はまだありません。無理もないか。アプリの性質上、Windows版じゃないと厳しそうだから。まあフィードバックはなくてもダウンロード数が伸びていればいいわけだし。

なお、XORの存在を知らしめるために最も確実そうなのが元の同僚を頼ること。約一年前に退職するまで私も都内の制作会社で取説の制作に携わっていたので。少ないながらMacもあったし。

でも残念ながらいざXORをリリースしてみたら彼らとは連絡が取れなくなっていました。無理もないかな。私も会社の状況が悪くなったので辞めたわけだし、他の方々が後に続いても不思議ではないなと。

察するに、収支を改善すべく人員を減らした結果、個々人への負担が増えたり、場合によっては減給なども行われたかも。私がそうだったから。そうして貴重なベテランに次々とさられたのではないかと。尋ねてはいないけど。

あの会社、大丈夫かな。Windows版をリリースしたら、さほど近しくはなかった人にもコンタクトを取ってみようかと思います。

顧客サービスにもXORを

私が昨年春まで勤めていた都内のドキュメント制作会社の部署では、あるクライアントの取説を改版する際にAcrobatを使ってPDF上の変更箇所をコメント機能の四角形で囲んで提出していました。

これってそこそこ面倒な作業だし、それなりに人件費もかかっていたものの制作費としては請求できず、顧客サービスの一環で始めたものが慣習化してやめるにやめられなくなったそうで。

でも、一通り修正が完了したことを確かめてから、コメントの四角形を付けるのは二度手間ですよね。

さしあたXORを使えば、この工程は付加的な作業ではなく通常の確認作業の作業として済ませられます。

XORの導入後は、変更箇所に一通り四角形をつけてから確認作業に入るという順番になるので、確認結果がOKだと判断できたときには、すべての変更箇所に四角形が付加されています。

Result of comparison by xor
XORで変更箇所に囲みを付けてPDFに書き出した時のイメージ