がんばれ!日本の製造業

SONYとSHARPの業績が絶好調だそうな。知りませんでした。てっきり日本のエレクトロニクスは厳しい環境にあるとばかり思っていたので。

ソニーとシャープ「驚異の復活」を遂げた二社の意外な共通点

でも、もちろん大歓迎です。というのも私がリリースしたPDF比較ツールXORの主なターゲットは製品の取扱説明書を制作しているような方々なので。業界が盛況でメーカーが活発に製品開発を行ってくれれば必然的に取説の制作量や改版の頻度が増え、品質チェックの需要も高まります。よってXORの出番も増えると。
XORは私が知る限りもっとも簡単に使えるPDF比較ツールです。ややこしいオプション設定なしに新旧PDFの違いを100%見つけるので、校正の前段階でXORによる比較を行えば、要チェック箇所の絞り込みによって作業時間を短縮できます。

1ヶ月の無料試用期間を過ぎたら2,000円/月のサブスクリプション費がかかるものの、このツールの活用によって毎月の残業を1〜2時間減らせれば十分ペイするはず。あるいはその時間で別の仕事を遂行すれば収益性が高まります。言い換えれば月々2,000円で品質と時間的余裕が買えるわけです。

ちなみに現状はMac版のみですがWindows版も9月のリリースを見込んでいます。そう、来月。もうすぐです。

Antenna House リグレッションテストシステム(PDF比較ツール)

Antenna House リグレッションテストシステム(PDF比較ツール)の存在を知りました。

さしあたり私が気になったのはXORとの類似点。名の知れたメーカーが上位互換のような製品を出してきたならとても太刀打ちできないので。

でもそれは杞憂でした。同じPDF比較ツールと言いつつも、XORとはかなり趣が違うようで。

例えば価格。Webサイトの製品紹介ページに明記されていないので、企業などが保守契約なども踏まえて注文書を交わして導入することになるのでしょう。

そう、システムというぐらいだから大掛かり、とても個人向けではないわけです。対応OSもWindowsとLinuxだけでMac版はないし。

ざっとウインドウの動作イメージを見ても、多機能そうなのがわかります。動作設定項目もたっぷりありますね。

Antenna House リグレッションテストシステムの比較結果
比較結果
Antenna House リグレッションテストシステムの設定
設定画面

使い勝手はXORとかなり違いそうです。

ちなみにXORのコンセプトは「制作会社のスタッフはもちろんフリーランスのドキュメント制作者が個々が導入でき、設定要らずで使える」です。

よってターゲットが重なっていないので同じジャンルの製品が増えるのは大歓迎です。彼らが取りこぼすであろう個人ユースのニーズの受け皿にXORがなれるかも知れないから。

PDFの不思議な仕様

以前、PDFのデータ形式を覗いてみたことがあります。きっかけは、ほんのわずかなテキスト修正だったのに、Adobe Acrobat DCのPDF比較機能が差異を見つけてくれなかったから。

そこで修正前と後のPDFをテキストエディタで開いてみて驚いたのが、描画要素の並びがかなり違っていたこと。HTMLなら基本的に上から下に要素を記述していくけど、PDFでは違うようです。「どこに描画されるべきか」という情報を持った要素が順不同で格納されていたかと。Acrobatの読み上げ機能でページを読ませても上から順に読み上げてくれないのもそのせいなのでしょう。

それってAmazonの倉庫のような感じかと。Amazonの倉庫では入荷した商品を整頓して格納するのではなく、無造作に格納する代わりにどこに何があるかを厳格に管理しているそうですね。これにより格納場所の選定や整列に迷うことがなくなり業務効率が上がります。

PDFの仕様がそのような思想で策定されたのかは知らないけど、それが正確なPDF比較を難しくしている要因の一つなのかも。もちろん各ツールは表示上の順番を把握した上で比較していくのだろうけど、それでもその仕様のおかげで要素のペアリングが難しいケースも出てくるのではないかと。