需要不足

XORに対する反響は、まだ見込んでいたほど得られていません。最大の理由は「Windows版が未リリースだから」でしょうね。メインターゲット層に訴求できていないと。おそらく大きめの制作会社でWindows版が普及し始めたら、そこと付き合いのある他社や下請け制作者がMac版を求めるようになるという順番、流れができてくるのではないかと。

でも、もう一つ以下の懸念があります。

そもそも需要がない

というのも「PDFの仕上がりを検証するのにアプリなんて不要」「有料アプリの導入コストが惜しい」という制作者も少なくないのかもしれないなと。

確かにPDF比較アプリがなくても校正の作業はできます。基本的には修正指示原稿の通りに修正されているかを確認すればいいのだから。特に熟練の編集者などは自分の校正能力に自信を持っていて、やり方を変えたくないかもしれません。でも、その域に達していない私などは、より良いツールが欲しかったのですよね。

ならば、XORを普及させるためには有用性を説き続ける必要がありましょう。昔からの比喩の通り、裸足の民族を前にした靴屋が「靴を履く習慣が無い」と諦めればチャンスを逃すけど「靴をまだ履いていない人たちがこんなにいる」と捉えれば需要を掘り起こせるかもしれないわけです。

靴のセールスマン

XORの導入によって得られるのは品質確保だけでなく、時短によるコストカットです。ベテラン編集者ともなると、校正において修正指示の箇所以外にも広範囲を確認しているはずです。DTPを経たPDFには時として余計な変更がなされていることがあるので。XORで新旧のPDFを比較すれば、そのような作業を省略できます。入念に見渡してどこかに紛れ込んでいるかもしれない余計な変更を探さずとも簡単に洗い出せるからです。結果、作業時間が短縮できればコストカットに繋がります。

macOS Catalinaに対応

XORの動作環境にmacOS Catalinaを追加しました。

macOS Catalina

Appleの場合、古くなったAPIを容赦なく切り捨てることがあるので新OSでもアプリの互換性が保たれるとは限らないのですが、今回は影響が出なくて安心しています。

何しろWindows版XORの開発が最終段階にあるので、Mac版の互換性確保に時間を割きたくなかったのですよね。

MacBook Air死す

先週金曜日、私のMacBook Air 2018が起動しなくなりました。macOS X 10.15 Catalinaのコールデンマスターが開発者向けに公開されたのでクリアインストールしようと思っていた矢先だったのに。

仕方なくAppleストア表参道に翌日の予約を入れ、本体を持参して見てもらうことに。すると「ロジックボードの故障」とのこと。まあ、昨年の発売直後に購入した初期ロット機なので、そういうこともありましょう。クラムシェル利用時にスリープから復帰しなかったり、稀に勝手に再起動がかかることもあったので。

MacBookAirの修理状況

ただし、困ったのが「修理に3〜4日必要」と言われたこと。しかもAppleでは代替機の貸し出しは行なっていないそうな。この点は残念ですね。ならば一週間ぐらい不自由するなぁ。でも、メモリもSSDも購入時に増設してあったので、仮に同等品に交換となったとしても日数が必要だったでしょう。

それに1年の保証期間が来月には切れるところだったので、このタイミングで故障して無償修理に出せたのはラッキーだったと言えるかもしれません。バグが取れた新しいロジックボードに交換されれば御の字です。

価格改定

10月1日からXOR(Mac版)のサブスクリプション費用が変わりました。といっても日本以外のストアでの話ですが。

XOR Subscription dialog
米国ストアのアカウントでアクセスすれば$18.49と表示されるはずです

XORのサブスクリプション費用は2,000円と設定してあるので日本の消費税増税が上がっても国内価格は変わらず、代わりに海外市場での価格が調整されました。米国ストアでは$17.99→$18.49。0.5ドルは約53円だから、消費税の+2%分が乗った形です。

XOR for Windowsのリリース時期

Windows版XORは今月中のリリースを見込んでいたものの、 どうやら来月にずれ込みそうです。解ってはいたけど、アプリを含むソフトウェアの新規開発はなかなかスケジュール通りとはいかないものですね。

新たなPDF比較アプリの登場を待ち望んでいる方々には申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

比較画面(初期状態)
XOR for Windowsの動作イメージ