2024年、物流危機が到来間近

2024年4月より運送業者への残業規制が強化され、物流危機が訪れるのではないかと言われています。

大型トラック
写真はイメージです。記事の内容とは関係ありません

ネット記事をざっと横断して読んでいると「特に東北や四国といった地方部の物流が逼迫するだろう」とのこと。

でも、私は他にも東京の生鮮食品輸送も深刻になると見ています。なぜなら、時間外労働規制に最も引っかかりやすいのは走行距離=労働時間が長い長距離トラックドライバーだし、東京は食糧のほぼ100%を外部供給に依存していて、それには九州や北海道の生鮮食品も含まれます。この遠方からの輸送が滞りかねず、個々の商品の値上げは避けられなかろうと。

九州から東京への生鮮食品を運んでいる現役長距離ドライバーによると、今は翌日着だけど4月からは翌々日着にせざるを得ないそうな。復路もプラス1日なら輸送頻度が半減するわけです。トラック一台あたりの積載率などに工夫の余地はあるにせよ、これまでのような量を運ぶのは難しくなります。

よって関連業界では「航空・鉄道輸送への切り替え」「フェリー輸送との併用」「中距離リレー方式」「大型トラックや冷蔵トラックの導入」などを検討しているらしいけど、どれをとっても輸送コストは上がってしまいます。

もっとも長距離輸送の影響を大きいのは遠方からの生鮮食料品だけ。賞味期限がない品物は輸送に日数がかかっても問題ないし、生鮮食糧にしてもある程度なら近隣圏から調達できるかもしれません。中有近距離輸送なら残業規制には引っかからずに運べるでしょう。でも、おそらく東京の巨大人口を食わせる生産量は近隣圏にはなく、旬の観点もあるからこそ遠方から買い付け、取り寄せているわけだから、やはり長距離輸送が途絶えるのは拙いですよね。

ならば、ここは基本に立ち返るべきでしょう。荷主が輸送費を買い叩かずに商品価格に転嫁すると。そうしても野菜や魚介の小売価格が何倍にもなるわけじゃなし。おそらく1〜2割の値上げを消費者が受け入れさえすれば、荷主は正当な輸送費を支払って長距離輸送力の減少を最小に抑えられるでしょう。

というわけで東京に出回る食品のうち、遠方から届く生鮮食品は4月以降値上がりすると思います。北海道や九州からの新鮮な魚介類を売りにした飲食店なども一部のメニューは値上がりするでしょうね。

東京の物価については「不動産以外は高くない」とも言われてきたけど「不動産と遠方からの生鮮食品は高い」に変わっていくわけです。でもそれは本来あるべき姿への正常化のプロセスだと思います。

大東京苦難時代の予感

2024年が始まりました。今年こそ日本経済が力強さを取り戻すきっかけを掴んで欲しいけど、相変わらず難しい局面にあるのも確かです。

差し迫った懸案事項の一つは物流危機。来る4月から運送業などへの残業規制が強化されます。その影響を受ける筆頭は長距離トラックドライバー職です。何しろ走行距離=勤務時間が長いから。これまでよりも稼げなくなれば離職者は相次ぎ、参入者もなかなか現れないでしょうね。

そうなると最も影響を受けそうなのが東京の食糧事情かと。何しろ東京は食料の全量を外部調達に頼っているので。物流危機がどれぐらいのスピードで進むかはまだ読めないけど、場合によっては北海道や九州からの生鮮食品が東京まで届きにくくなり、小売価格が上がることでしょう。もちろんそれらを使った飲食店のメニューも値上がりします。

東京アラートのイラスト(都庁)

これが物資の不足なら東京の買い付け力がモノを言うものの、産地には十分な売り物があり東京に旺盛な巨大商圏があっても、その間を繋ぐ物流が細ればどうにもなりません。どんなに強い軍隊でも補給を断たれれば負けるのと同じです。

いやまあ消費期限が問われない食料品なら日数をかけて運べるので誰もがそれで満足できるなら問題にならないけど、せっかくなら新鮮な野菜や果物、魚介類を食べたいですよね。

もちろん物流は行って来いなので同様に北海道に九州からの、九州に北海道からの生鮮食料品が届きにくくはなるけど、食糧生産地に近い地域は中短距離輸送で事足りるわけだから、食のバリエーションが減りはしても、東京ほどの影響はないかと。必要な分量も圧倒的に少ないし。

もっとも、関係各者もただ手をこまねいているわけではなく、あれこれ対策を練っていると聞きます。例えばこんな感じで。

  • トラックの大型化
  • 積載率の増加かつ輸送頻度の削減
  • 冷蔵車の導入
  • 中距離リレー方式の採用
  • 鉄道輸送や空輸の拡充

でも、どれをとっても輸送コストは上がります。よって公的な監視が機能するなら、モノは運べたとしても商品価格に転嫁されることになるでしょう。

まあ、輸送距離が長ければ輸送費が嵩むのは当然の話。これまで荷主が輸送費を買い叩けていたパワーバランスの方が不健全だったわけで。「東京の物価は不動産以外は高くない」と言われてきたけど、この先は「東京は不動産と食べ物が高い」と言われて人々の生活は厳しくなるかもしれません。

最後に個人的なことを言うと、私は代々木公園で毎年開催されている北海道や九州の物産イベントが大好きなのだけど、今後は開催が難しくなるか規模が縮小されてしまうかも。そうなると残念です。

安かろう悪かろう

最近、Youtubeを見ているとコンセントに直付けできる小型セラミックファン婦ヒーターのCMが流れることがあります。合成音声の日本語がお粗末で、商品もいかにも怪しいのだけど、近年ドローンの発展のおかげでハンディ扇風機の性能が向上した例もあるので、試しにTemuで買ってみました。

1pc、暖房とファンモード付き小型ヒーター、ミニスペースヒーター、使いやすい、プラグアンドプレイ、寝室、書斎、オフィスなどに最適

中国からの輸送らしく一週間ほど待って届いた商品を試すと、案の定不良品でした。本体の電源ボタンをタップしても、リモコンの電源ボタンを押してもONになりません。ダブルタップやホールドも試したもののダメ。

まあ、何十回も試すと稀にONになることもあったけど、温かいのは本体前面からせいぜい50cmぐらいまでですね。

よってTemuで返品・交換の手続きをしたら、事実確認もなく速攻で返金され、返品の必要はないとのこと。手元にガラクタが残ってしまいました。何というか、Temuはそういうビジネス設計なのかも。高確率で不良品が紛れているのが前提の。これこそ安かろう悪かろうの典型です。

まあ、私が見てくれが同じだけのバッタもんに飛びついてしまったってことだろうけど。

サウナウォッチ+アプリ

2023年11月24日(金)、学研の大人の科学マガジンSpecial サウナウォッチ(ととのいが数値で見える!サウナ専用デバイス サウォッチ)が発売されます。

大人の科学マガジン Special サウナウォッチ+アプリ

私もライトながらサウナーなので、前々からこういうのを探していたのだけど、検索しても目ぼしい製品が見つかりません。スマートウォッチはどれもそれなりの防水性を備えているけど、耐熱性が不明だったり「お風呂、サウナ、温泉水や温泉の湯気及び高い水圧は故障の原因となります」などと書かれていたりして。でも、最初からサウナウォッチをうたってる製品なら大丈夫なはずです。

とはいえ、このサウナウォッチ付きの書籍はAmazonなどの予約販売が終了しているので、発売日に書店に並ぶのを待って買うしかないかと思っていたところ、行きつけの温泉施設に以下のような張り紙がしてありました。

極楽湯多摩センター店の張り紙
極楽湯多摩センター店の張り紙。電子デバイス持ち込み禁止とのこと

浴室内に電子機器の持ち込みは禁止とのこと。まあ、スマートウォッチの中にはカメラ付きのものもあるし、無理はないかな。

てなわけでサウナウォッチの購入は見送りした。私はHUBHUBのようなプライベートサウナは利用しないので使う場面がなさそうだから。

XOR for Macの解約方法

Mac版XOR、以前とは解約方法が違っているのでここで紹介します。

まず、「ヘルプ」メニューの「サブスクリプション…」を選びます。

すると下図のようなダイアログが表示されるので、「サブスクリプションの管理」ボタンをクリックしてください。

Mac版XORのサブスクリプション解除方法1

するとSafariを経由してOS付属のミュージックアプリが起動し、サブスクリプション管理の画面が表示されます。

XORの列の右側にある「変更 > 」をクリックしてください。

Mac版XORのサブスクリプション解除方法2

表示内容が下図のように切り替わるので「サブスクリプションをキャンセルする」ボタンをクリックしてください。

Mac版XORのサブスクリプション解除方法 3

これでXORのサブスクリプションの自動更新が解除されます。

サブスクリプションのキャンセル後も期日いっぱいはXORをお使いいただけますし、また必要になった際にはいつでも再契約できます。