XOR for Windows Version 1.1をリリース

昨日、XOR for Windows Version 1.1Microsoft Storeでリリースしました

変更点は以下です。

  • 起動直後のPDF選択ダイアログを廃止し、PDF選択機能をメインウインドウ内に移設

Version 1.0ではPDF選択ダイアログの表示中にヘルプメニューにアクセスできず、PDFを確定するまでアプリのヘルプやサブスクリプションの契約状況を確認できなかった点を改善しました。

XOR for Windows Version 1.1のPDF選択画面
新しいPDF選択画面。Version 1.0ではPDF選択時にヘルプメニューにアクセスできませんでした

Adobe CCアプリを日本語化するには

只今page2020への出展準備中です。具体的にはブースに貼るポスターと配布チラシ類の紙面を試行錯誤しています。

そんな中、Adobe Creative Cloudのアップデートを見つけたので適用したら、アプリが英語版として起動しました。InDesign、Illustrator、Photoshop共々です。

まあ、長年使ってきたのでUIの表記が英語でも大抵の機能は使えてしまうのだけど、InDesignの場合、トンボの形状が変わってしまうのですよね。

US仕様のトンボ
US仕様のトンボ
日本仕様のトンボ
日本仕様のトンボ

US仕様のトンボでも内側の面積は同じはずだけど、印刷をお願いする際に印刷会社のスタッフが戸惑うかもしれないので、日本語版で改めて印刷用PDFを出力し直した方が無難です。

そこで調べて解った言語モードの直し方は以下の通り。

  1. Adobe Creative Cloudアプリを起動
  2. ウインドウ上部の歯車アイコンをクリック
  3. 「アプリ」セクション内の「初期設定のインストール言語」で「日本語」を選択
Adobe Creative Cloudアプリの設定画面
初期設定のインストール言語として「日本語」を選び直す必要があります

ただし、これだけではアプリを再起動しても日本語化されず、そのアプリをアンインストールしてから再インストールする必要があります。

ということはAdobe CCアプリはOSの言語設定によって表示言語が切り替わるのではなく、各言語版をインストールする必要があるのですね。前時代的な仕様だけど、メニュー項目以外にも上記のトンボのように各言語ごとのカスタマイズが必要だからそうなっているのだと推測します。

page2020に出展します

先月、法人を登記したことで個人の頃とは違う活動ができるようになりました。その一つはpage2020への出展です。

page2020

pageは主に印刷業界に向けた年次イベント。毎年2月の第一週、水曜日から金曜日にかけて池袋で開催されています。XORのメインターゲットはドキュメント制作関係者なので、ここで宣伝できれば最も効果的です。これに匹敵する他の宣伝機会は思いつきません。逃せば1年先送りになってしまいます。

そこで、ブースの出店申し込み期限は既に過ぎていたものの、ダメもとでコンタクトを取ってみたら「テーブルブースに空きがある」とのことだったので、すぐに申し込みました。出展決定です。

つきましては、よろしければご来場ください。展示ホールBのBT-08 FROGFISH合同会社です。会場でお会いしましょう。

誰でも使える、いつでも使える

PDF比較アプリ(デジタル校正ツール)XORの基本コンセプトは「誰でも使える、いつでも使える」です。

誰でも使える

「誰でも使える」には二つの意味があります。「簡単操作」と「手頃なお値段」です。

簡単の目安は「説明書を読まずともあらかた使いこなせる」でしょう。世の中には詳細な設定項目を設けているアプリがあるけど、私は学習能力が低いためか使いこなせません。DTPで組まれた紙面はテキストが主体なのか画像が主体なのか切り分けできないことも多くどんな設定が効果的か解りづらいし、使い分けるのも難儀です。

よってXORには一切の設定項目がありません。二つのPDFを選んだらスペースキーを押すだけで比較結果が表示されます。

xor concept animation
比較するにはスペースキーを押すだけです

もう一つの「手頃なお値段」の目安は「個人でも導入できる価格」ということで、2,000円/月のサブスクリプションとしました。月に20日働くとして1日あたり100円なら無理はなかろうと。しかも1ヶ月の無料試用期間があります。解約、再契約も自由です。何万円もするアプリを買うには勇気が要りますよね。会社でも購入申請はなかなか通らないことでしょう。

いつでも使える

いつでも使えるは、結論から言えば「ドングル要らず」です。

私がかつて勤務した二つの大手ドキュメント制作会社では、どちらもデジタル校正の最高峰ツールProof Checker Proを導入済みだったものの、USBポートにドングルを刺したPCでしか使えないため各人の締め切りが重なると順番待ちが発生していました。これって思っている以上に厄介なのですよね。ドングル待ちの人数が多かったり前の人がページの多いドキュメントを比較検証していようものなら、ずいぶん待たされてしまうから。自身が待たせる側になれば焦るし。

また、順番待ちの時間を有効活用すべく別の案件に取り掛かったら、いざ順番が回ってきたときに手が離せないなんてことも起こりがちです。

とはいえ会社は高価なアプリを何本も買い足すことはできません。印刷業は総じて薄利多売。決して収益性が良いとは言えない世界なので。

また、大手の社員であっても在宅勤務の際は当然ながら会社の設備が使えません。誰かがドングルを持ち帰ろうものなら大事になるでしょう。

そんなわけでツールを使わず校正を済ませたら、そういう時に限って致命的な不具合が紛れ込んでいるのに気づかず…なんてことも起こりがちです。

XORはMac App StoreおよびMicrosoft Storeからの提供なので、コピープロテクトのドングルはありません。しかも同じアカウントなら会社でも自宅でもアプリを使えます。あるいはWorkasionで訪れたリゾート地においても。

BitMatch Pro

XORはPDF比較アプリですが、この分野は「デジタル校正ツール」とも呼ばれます。デジタル校正がより広範囲で、その方式の一つがPDF比較ということになるでしょう。

そんなこともあり、改めて「DTP 校正」で検索してみたら、「BitMatch Pro」というアプリが見つかりました。私が過去に所属した2つの制作会社ではProof Checker PROとAdobe Acrobatしか使われておらず知らなかったけど、探せばあるものですね。

BitMatch Pro

よって、XORで一定の売り上げを上げるには解りやすい差別化が必要になります。BitMatch Proもヴィジュアル的な比較ができるので精度は100%、比較漏れは起きないし、XORより多機能です。しかもWindows版とMac版があり、この点でもXORは張り合えませんね。

ならば使い勝手か価格面での差を明確にする必要がありしょう。

XORの特徴は月額2,000円のサブスクリプションである点。BitMatch Proは¥59,000だから二年半以上使う前提ならXORよりも安価ですね。多くの人に「サブスクリプションの方がいい」と思っていただけたならXORが競争力を発揮しうるかもしれません。

その他でXORの特徴を挙げるなら「PDFの並列表示」かな。対になるページを画面上で並べて表示し、好きなタイミングで重ねて比較したり、元に戻したりできます。これは私の好み、こだわりからそうしました。気になる差分箇所が見つかったら、すぐさま並列表示に切り替えて、どう違うのかを見たいと思ったもので。

比較画面(初期状態)
ペアとなる各ページを見比べられるのもXORの特徴です

それと、ひょっとして差別化に有効かなと思うのが、BitMatch ProはUSBドングルをを採用している点。複数人でシェアするなら順番待ちが発生するし、在宅勤務の際は使えなくなるから。でも、バリバリ稼げてるフリーランスの方なら自身専用にBitMatch Proを買えるか。

あとは、会社に¥59,000の稟議を出しても承認されない状況なら月額2,000円の方が自腹で導入しやすいとも言えるかな。個人持ちのアプリを会社のPCでも使っていいなら。

まあ、あれこれ考えてみても各人の好みは把握しきれないないし、製品の特徴は概してトレードオフになりがちなので、何とか棲み分けられればいいと思っています。

それに、デジタル校正という手段の認知度や普及度はまだまだ低く、開拓余地がそれなりに残されていると思うので、競争相手はそこそこ多い方がいいかもしれません。