リモートワークの弱点

先日MacBook Airが故障した際に思ったことがあります。「PC1台では心もとないな」と。

近年、リモートワークという働き方が注目されています。多くは先進的なIT企業の経営陣やスタッフが実践しているようですね。情報のやりとりだけで済む業務なら、そこそこ速いインターネット回線とPCさえあれば事が足りるので、のんびりとした田舎を拠点にしたり、あえて時差が大きな欧州に住む選択をした例も聞きます。なるほど快適そうです。一つの理想かもしれません。満員電車による通勤ほど無駄なものもないと思うし。

ただし、いざPCが故障すると厄介なことになります。Windows機であれば代替品を調達しやすいかもしれないけど、Macの場合、Appleのサポートが簡単には得られないような場所に居を据えるのは不安です。流通網が発達した日本国内なら郵送の日数が必要なだけかもしれないけど、外国ではどうでしょうかね。特に途上国では。

パソコンに飲み物をこぼす人のイラスト

よって代替機も持っておくのが理想だけど、PCの故障は滅多にないことだから、むしろいざという時に柔軟なスケジュール調整がつくぐらいの立場なり実績、あるいは体制を作り上げておくのが重要ってところかな。

正社員ってオワコン?

家族を想うとき』というケン・ローチ監督の映画が12月に公開予定です。

なんとなく暖かい響きの邦題に対して原題は「Sorry We Missed You」という寂しいもの。ストーリーは、運送会社に務めていた妻子持ち男性が正社員の身分を失って個人事業主の立場で会社と再契約して働かざるを得なくなり、厳しいノルマとno-work no-payの原則から休むこともできず、劣悪な労働条件で借金もかさみ、奥さんや子供たちも巻き込まれて一家は次第に苦境に陥っていくというもの。実話ではないけど、モチーフになった悲しい出来事が英国であったようです。

本編はまだ見ていないものの、考えさせられます。もちろん移民問題が高じてBrexitにまで発展した英国と、移民を受け入れたがらず人手不足に陥っている日本とでは労働環境が違うので、そっくり同じようなことが起きるとは言えないけど、それでも他人ごとではなかろうと。

これからの日本ではおそらく「企業大合併時代」が到来します。人口減少や高齢化による市場縮小、あるいは経営者の引退などをきっかけにして同業・異業を問わず会社を統合する流れが出てくるだろうと。当然、重なるポストもあるので「合併前の会社では順風だったのに、合併後は一転してリストラ候補」といったケースも出てきます。あるいは合併ではなく廃業とかも。低失業率で人材不足と言っても、各人の経験やスキルと求人内容がミスマッチなら再就職には苦労するでしょうね。大会社勤務なら手厚い退職金がもらえるかもしれないけど、そういう人はほんの一部です。

よって今からできることは「会社に頼らない生き方を探す」かな。第二、第三の稼ぎ口を見つけて、そこそこ売り上げが立つようにしておくことでしょう。さもないと、ある日突然、辞めるか賃下げを飲むかの不自由な選択を迫られて、自分のせいではない外的要因で人生設計が狂い始める可能性だってあるわけです。