八百万の神とEyeTV HD

EyeTV HDのビデオキャプチャがうまくいかなくなり代替環境を模索していたのだけど、数日間ぶりにEyeTV HD環境を試してみたら、また映るようになりました。

いや、機器の再セットアップ直後はeyeTVアプリのテレビ画面に前回同様「受信なし」と表示されていました。

EyeTVアプリが受信不可の画面状態
eyeTVアプリが画像データを受信できていない状態

これはもうダメだと思い、代替環境を探すことに。

PC/Macの画面を音声ごとキャプチャするアプリの導入も考えたのだけど、同じストリーミングサービスでもAppleTVの方が字幕が美しいので、できればEyeTV HDを使い続けたいところです。

実際、RGB信号は受信できるのでEyeTV HD本体の故障の可能性は低く、疑わしいのはHDMI→コンポーネントの変換器。でも、Amazonには該当機器が見当たらないので、AliExpressで物色。こちらの機種が2,660円と安くてよかろうと。

AliExpressのHDMI-テレビおよびhdtvモニター用のスケーラーhdアダプター,1080p,5rca ypbprビデオおよびr/lオーディオコンバーター
信号の方法が重要です。コンポーネント to HDMIの変換器はたくさん売っているけど逆は希少です

そうして購入に踏み切ろうとした時にふとMacを見るとeyeTVアプリのテレビ画面にAppleTVの映像が映っていました。いつの間にか回復していたようです。

さて、日本には古来より八百万の神がおられ万物に宿るというから、私のEyeTV環境にも宿っているのかも。そうして買い換えられるのを察知すると本領を発揮するという。そんな非科学的な連想を指定しまうほど不思議な現象でした。

EyeTV HDがまた映らなくなった

不調だったHDMIケーブルを交換してEyeTV HDでのビデオキャプチャ環境が復活したかと思ったのだけど、1時間半ぐらい使ったらまた映らなくなりました。今回はHDMIケーブルの問題ではなさそうです。

EyeTV HD
Amazonでは品切れが続いてたけど中古品が出品されていますね。早い者勝ちです

コンポジットケーブルを介したDVDの動画は表示できるので、EyeTV HDのコンポーネントケーブル系統がイカれたか、あるいは外付けのHDMI→コンポーネントの変換器がイカれたのかのどちらか。でもコンポーネント端子付きの機械は他には持っていないので確かめようがないのですよね。

まあ、しばらく様子を見るとして、解決できなければ、いよいよ慣れ親しんだEye TV HDを諦めて、EaseUS RecExpertsなどのMac/PC上で動画+音声をキャプチャできるアプリに乗り換えるしかないかな。PCよりもApple TVの方が字幕が綺麗だから、できればEye TV HDを使い続けたいのだけど。

EyeTV HDが映らなくなった

私はApple TVとEyeTV HDを通じて目ぼしい各種動画コンテンツを録画し、コレクションしています。最近ではDisney+の『SHOGUN』が加わりました。もちろんあくまでも個人用です。外部には一切公開しません。

EyeTV HD
Amazonでは品切れが続いてたけど中古品が出品されていますね。早い者勝ちです

ただし、先日からEyeTV HDに動画が映らなくなりました。その前日までは普通に映ってキャプチャできていたのに。

そこでトラブルシューティング。まずはApple TVの設定を確認。でもApple TVをテレビに繋げば普通に動作します。よって原因はApple TVではありません。

次に疑ったのがEyeTV HDの故障。何しろ購入してから長い年月が経っているので。普段はHDMIの画像をコンポーネントビデオに変換してキャプチャしているけど、外付けDVDプレイヤーを繋いでコンポジットチャンネルで受けてみたら普通に映ります。ならばEyeTV HDにも問題はなさそうです。

だとすると残るのはHDMI→コンポーネント変換の部分。でも変換器の検証は手持ちの環境ではできないので、Apple TVから変換器に繋いだHDMIケーブルをテレビに繋ぎかえてみたところ、映りませんでした。つまりはHDMIケーブルの問題と判明。このHDMIケーブルは15mあり、別室から壁や床に這わせていたので、方向転換した角あたりで断線していても不思議ではありません。

ということで新しいHDMIケーブルかHDMI信号を無線で飛ばす機器を買って置き換えれば復旧しそうです。よかった。Macで新たに代替の環境を作るのは難しいし。

もしトラ成就後の悪夢

米大統領選挙、共和党指名候補争いでニッキー・ヘイリー氏が撤退し、ドナルド・トランプ前大統領が共和党候補に決まりました。

共和党指名候補争いでトランプ前大統領が勝利
ロイターのWebサイトより

民主党の代表はジョー・バイデン現大統領だから80がらみ対決ですね。THE W (2023)の「ゆりやんレトリィバァ対あぁ〜しらき」のように、どっちも負けにしたい気もします。いっそご長寿早押しクイズで争ってもいいのでは?

まあ冗談はさておき、もしトランプ氏が大統領に返り咲けば心配なことが多々。最たるものはイスラエル情勢でしょう。何しろトランプ氏はイスラエル支持を表明しており、今以上にパレスチナ弾圧、そして虐殺を後押しすることになろうものなら、米国内でまた9.11テロのような重大事件が引き起こされかねないだろうと。当然、米国は報復するし、そうなると周辺国にも戦火が飛び火して、いよいよ第三次世界大戦に発展してしまうかも。

まあ、ここまではありきたりな推測だし、唯一の超大国である米国がわざわざ大戦争を引き起こしはしないと思いたいところだけど、厄介なのは米国の中西部には福音派と呼ばれる「世界の終わりを望む人たち」が大勢いて、トランプの岩盤支持者となっていること。集団心理がトランプの軍事行どを暴走させたり、国内を二分して内戦を引き起こしてしまいそうな気がしてなりません。

Blu-rayのミュージックビデオをリッピング

先日、とあるCDを買ったらミュージックビデオのBlu-rayディスクが付属していいました。私はBlu-ray機器は持っていないけど最寄りのネットカフェで視聴できます。でも、せっかく買ったCDに付いてきたミュージックビデオなのだから、いつでも見られるようにしておきたいものです。

そこで自前のPCをネットカフェに持ち込み、備品のBlu-rayドライブを借りて接続し、まずはBlu-rayのコンテンツが見られるかを確認。ディスクをセットしただけでは自動再生されませんね。Windowsでもそうなのか。

それでもデバイスドライバなしでもストレージとしては認識されているので、無料のプレイヤーを物色。最初に試したVLCメディアプレイヤーでは「ブルーレイエラー」なるメッセエージが出て見られませんでした。

VLCメディアプレイヤーのエラーメッセージ

次に試したのはLeawo Blu-ray Player。また別のメッセージが出たものの、無視したままでも動画の再生が始まりました。

Leawo Blu-ray Playerのエラーメッセージ

こうなれば、あとはEaseUS RecExpertsを使って画面と音声をキャプチャするだけです。

RecExpertsは無料版だと1分間しか保存できないので、5分半のミュージックビデオを10個ぐらいのパートに分割してキャプチャ。それを持ち帰り、Mac miniに受け渡してHandBrakeで不要部分の画角を排除。さらにiMovieで統合し書き出して完成。筑後川昇開橋が印象的なこちらのミュージックビデオがいつでも見られるようになりました。もちろん外部には一切出しません。

最近のmacOSにはコピープロテクト機能が搭載されている

近年はビデオにしろ音楽にしろストリーミングが当たり前だけどライナーノーツを読みたくて先日CDを買いました。実に十数年ぶりかも。

ただし私はCDドライブを持っていないので、そのCDとMacBook Airを持ってネットカフェに出向き、備品のBlu-rayドライブを借りてiTunesにリッピングすることに。Mac非対応のBlu-rayドライブであってもCD/DVDドライブとしては専用デバイスドライバなしに使えます。

そうしてデータを持ち帰り、Mac miniにAir Dropで転送しようとしたら拒否されました。

AirDropがキャンセルされた際のお知らせ

これってコピープロテクトが機能しているってことですよね。昔はなかったはずだけど、いつの間にかmacOSに搭載されてたわけだ。いや、昔はAirDropがなかったな。

Mac miniとMacBook Airは同じApple IDでログインしているわけだから考慮してくれても良さそうだけど、そうはなっていないようで。

ならば次はMacBook AirではなくMac miniを持参して再度リッピングしなきゃダメかと思ったものの、解決方法が見つかりました。「USBメモリーを経由させる」です。Mac用にAPFSでフォーマットしてたらどうかは検証していないけど、exFATでフォーマットされたUSBメモリー使うと普通にコピーできました。

MacとBlu-rayの相性

先日、とあるCDを買ったらミュージックビデオのBlu-rayディスクが付属していました。

私はCDを買うのは10年以上ぶりだしBlu-ray機器は持ってないので最寄りのネットカフェに出向き、備品のBlu-rayドライブ(I-O DATA BRP-UT6LEK)を借りてブース備つけのWindows PCで再生。無事、内容を確認できました。

Blu-ray Discロゴ

ならばと前から気になっていた「Macでも見られるのか」を検証。世の中、Windows PCが標準ではあるものの、たいていのドライブ類はMacでも使えます。Blu-rayドライブもそうだといいなと。

持参したMacBook  AirにBlu-rayドライブを接続し、Blu-rayディスクを装着。でも一向に認識しません。CDをそのドライブに挿入すれば認識するので、おそらくMac対応を謳っていないBlu-rayドライブはMacでは使えないのでしょう。メーカーのサイトを見てもMac向けのデバイスドライバ類は用意されていません。

まあ、そのネットカフェにしてみればWindows PCしか置いていないのだから、わざわざMac対応の機種を揃える必要もないですよね。

ネットを探し回ればドライバが見つかるかもとも思ったけど、探す手間暇はもったいないし、ストリーミングサービス前世の今の時代、誰かがそれを作って公開してるたんて期待薄かと。

よって結論。「CDやDVDと同じだろうとタカを括ってBlu-rayドライブを買っても、Macでは使えないかもしれない。Macでも使いたければ必ずMac対応か確認すべし」です。

HELLO CYCLINGの嘘

HELLO CYCLINGのロゴ

HELLO CYCLING(ハローサイクリング)という自転車レンタルサービスがありますよね。近頃あちこちで見かけるようになりました。そして「好きな場所で返せるシェアサイクル」と言う謳い文句で宣伝しているけど、これ嘘です。初めて使ってみてわかりました。好きな場所では返せないことが。

先日、自宅から3.5kmほど離れたとある施設に出向く機会があり、往路は徒歩で1時間弱かけて赴いたのだけど、近くにHELLO CYCLINGのステーションを見つけたので帰路で使ってみることにしました。

少々道に迷いながらも自宅最寄りのHELLO CYCLINGステーションに無事到着。いざ返却手続きを試みたものの以下のようなメッセージが表示され、返却拒否の憂き目に遭いました。

HELLO CYCLINGの満車メッセージ「現在ステーションが満車のため返却ができません。空きがある別のステーションへ自転車を移動させて返却をお試し狗d祭。(e1150)」

そう、そのステーションでは駐車ポート(前輪を乗せる場所)がすべて埋まっている状態で、ポートに空きがないと返却できないとのこと。他社の自転車レンタルサービスではステーション敷地内なら返却できる仕様だし、てっきりHELLO CYCLINGも同様だと思い込んでいたので、これには愕然としました。

つまりHELLO CYCLINGの「好きな場所で返せる」という触れ込みは条件付きの話で、正しくは「好きな場所に空きがあれば返せるものの、空きがなければ他のステーションに行く必要がある」というわけです。

何とかならんのかと問い合わせようにも電話番号は書かれておらず、問い合わせのチャットにはbotからの的外れな返答しか帰って来ません。もちろん、そうこうしている間も利用料金は嵩んでいきます。

結局、その場所から近いところから順に10箇所ほどステーションを巡った末に、出発地点とは反対側の自宅からは3.3kmほど離れた場所でようやく返却に成功。料金が500円余計にかかった上、そこから徒歩で1時間かけて帰宅しました。こんなことならHELLO CYCLINGは使うんじゃなかった。

ちなみに最後の最後で判ったのだけど、アプリのマップで自転車マークをタップするとそのステーションで返却可能かどうかが表示されます。なるほど最初にそうやって確認すべきだったのか。

HELLO CYCLINGのステーションマップ

まあ不満を書き連ねるだけで終わるのもなんなので、このサービスの改善点を4つ挙げておきましょう。

1. 問い合わせの充実

少額とはいえ刻一刻と利用料金が嵩むサービスなのに、リアルタイムの問い合わせがbotによるチャットのみなのは残念です。

2. 満車でも返却可能とする

他社サービスのようにステーション敷地内なら返却可能という仕様に変更していただきたいものです。

さもないと「人気のないステーションをわざと満車にしておくことで利用者に不便をかけて利用料金の売上を増やそうとしている」と受け取られてもしかたないでしょう。

3. レンタル開始時に尋ねる

自転車を借りる手続きを確定する前に「目ぼしいステーションの空き状況を確認してください。マップ上の自転車マークをタップするとそのステーションで返却できるか確認できます」と表示すれば、利用者は返却場所を考慮できます。

4. マップの改善

アプリで表示されるマップではどこにステーションがあるのかを地図上に表示してくれるけど、だったら返却可能なステーションは色分けしてくれればいいのに。そうすれば借りる際にどこで返却できそうかが一目で解り、目ぼしいステーションに空きがなければ借りない選択もできるので。

ただし、3と4に関してはサービス設計段階でそれぐらいのことに気づかなかったとは考えにくいので、わざと空き状況がわかりにくくしているんじゃないかと疑ってしまいます。

macOS Sonomaのスピーチ機能が改悪された

訳あってMac miniのmacOS Ventura環境を上書きする形でmacOS Sonomaに移行することになりました。外付けドライブにVentura環境を作りたいけど、一筋縄では行かなそうです。

そんなわけでSononaにさっさと慣れた方がいいと考え直しました。感触は良好です。日本語入力の精度も上がっている気がします。

macOS Sonomaのアイコン

ただし、ひとつ改悪点を見つけました。「スピーチ」機能です。iPhoneやiPadもそうだけど、Macでは選択テキストを読み上げる機能が備わっています。これがSonomaで変更されたようで。

具体的には読み上げ箇所が黄色にハイライトされるようになりました。まあ、それはいいのだけど、以下のような不具合があります。

  • ページを移動すると読み上げが終わる
  • 日本語のテキスト中に英単語が混ざっていると、そこだけ英語読みする

例えばSafariでYahoo!ニュースで複数ページに分かれている記事を選択して読み上げさせる場合、Venturaまでは1ページ目を読み上げさせつつ2ページ目に移動しても読み上げが続いていたけど、Sonomaではページを移動すると読み上げが止まってしまいます。

また、日本語中に混ざった英単語をいちいち英語ネイティブ読み上げエンジンで読まれるとゲンナリしますよね。

ただし、システム設定を開いて「アクセシビリティ」>「 読み上げコンテンツ」と進み、「選択項目を読み上げる」をオフにするとVenturaまでのなじみの挙動に戻るようです。

macOS Sonomaのシステム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツ の画面

地球を揺るがす北極圏 永久凍土の異変に迫る

9月23日(土祝)の午後、何気なくテレビを付けたらNHKのBSで『地球を揺るがす北極圏 永久凍土の異変に迫る』という番組を放送していました。どうやら再放送のようです。

地球を揺るがす北極圏 永久凍土の異変に迫る

内容は、近年地球温暖化の影響で北極圏の永久凍土が溶けており、それまで閉じ込められていたメタンガスが大気中に放たれつつあるというとのこと。メタンガスの温暖化効果は二酸化炭素の30倍だから、とんでもなくまずい事態です。

以前、ネット上のとあるサイトで「北極海の氷が溶けても海水面が上がることはない」と言い放つ人がいましたが、それって明らかな間違いですよね。

北極海に浮かぶ氷が溶ければ海の表面で太陽光を反射する白い部分が減るので海水温が暖まりやすくなります。ならばグリーンランドの陸上の氷も溶けやすくなるはずです。その上、メタンガスまで放たれるなら尚更。北極海の氷とコップの中の氷では影響範囲がまったく違います。

それはともかく、永久凍土の異変は由々しき事態ですが、我々現代人はエアコン、車、火力発電など温暖化ガスの発生を伴う便利な生活を諦められないですよね。

ならば、せめて世界中で可能な限り多くの建物の外壁や屋根をスペースクールで覆ったり、下記のような塗料で塗るぐらいの方策が必要かもしれません。

光の98%以上を反射する「最も白い塗料」が開発される、
白すぎて塗った物体が冷える

光の95.5%を反射する「究極の白いペンキ」
by Purdue University/Jared Pike