TIPS – ページ 17 – XOR for Mac & Windows:リアルタイムPDF比較ビューワ

Adobe CCアプリを日本語化するには

只今page2020への出展準備中です。具体的にはブースに貼るポスターと配布チラシ類の紙面を試行錯誤しています。

そんな中、Adobe Creative Cloudのアップデートを見つけたので適用したら、アプリが英語版として起動しました。InDesign、Illustrator、Photoshop共々です。

まあ、長年使ってきたのでUIの表記が英語でも大抵の機能は使えてしまうのだけど、InDesignの場合、トンボの形状が変わってしまうのですよね。

US仕様のトンボ
US仕様のトンボ
日本仕様のトンボ
日本仕様のトンボ

US仕様のトンボでも内側の面積は同じはずだけど、印刷をお願いする際に印刷会社のスタッフが戸惑うかもしれないので、日本語版で改めて印刷用PDFを出力し直した方が無難です。

そこで調べて解った言語モードの直し方は以下の通り。

  1. Adobe Creative Cloudアプリを起動
  2. ウインドウ上部の歯車アイコンをクリック
  3. 「アプリ」セクション内の「初期設定のインストール言語」で「日本語」を選択
Adobe Creative Cloudアプリの設定画面
初期設定のインストール言語として「日本語」を選び直す必要があります

ただし、これだけではアプリを再起動しても日本語化されず、そのアプリをアンインストールしてから再インストールする必要があります。

ということはAdobe CCアプリはOSの言語設定によって表示言語が切り替わるのではなく、各言語版をインストールする必要があるのですね。前時代的な仕様だけど、メニュー項目以外にも上記のトンボのように各言語ごとのカスタマイズが必要だからそうなっているのだと推測します。

SEOってどうやるの?

Googleで「PDF比較」と検索しても、XORが表示されるのは現状11ページ目。bingでも10ページ目。ほとんど誰からも見てもらえない順位ですね。せめて3ページ目以内に表示させたいところです。そもそも「PDF比較」で検索する人は多くないと思うし。

そこで重要になるのがSEO。一応、WordPressには関連プラグインを入れてあるけど、よそのWebサイトで紹介されていた定番の設定のままです。どこをどうやっていいものかはよく解らないから。

もちろん専門の業者に委託できなくはないだろうけど、今の段階でそうするだけの費用対効果があるかは疑問が。それこそ2,000円売り上げるために20,000円払うような話になり兼ねないだろうと。

また、検索エンジンのアルゴリズムは随時変更されるらしいし、外部サイトから参照されたリンクの数などの影響が大きいなら知名度を上げるのが先のような気がします。今必要なのはWebサイトの最適化よりも宣伝、周知なのでしょう。

PDF比較アプリとしてのXORは、100%の比較精度と設定いらずの簡単操作を誇り、価格も安価。Proof Checker Proに手が出ない人たちにとって最適解になりうると自負するので、地道な営業活動の積み重ねがいずれ実を結ぶと信じています。

XORの有効な使い方

XOR for WindowsMicrosoft Storeでリリースしたので、改めてXORの有効な使い方を紹介します。

DTPが完了し、修正前と後のPDFが揃ったら以下の手順に倣ってください。

  1. XORですべての差分に囲みを付ける
  2. DTP原稿の修正指示の箇所がすべて変更されているかを確認。されていなければ修正漏れの疑いあり
  3. DTP原稿の修正箇所以外の変更箇所がないかを確認。見つかれば不要な変更の疑いあり
  4. DTP原稿の修正指示がすべて正しく修正されているかを確認

この手順をルーティーンにすることで、いきなりDTP原稿とPDFを見比べて確認する方法よりも品質を確保しやすくなり、かつ作業時間を短縮できます。特に3.の工程が重要です。

例えるなら、ジグソーパズルを組み立てる前に、端っこのピースどうしや色合いの似たピースごとに分類しておくような話かと。あるいは料理もそうですね。下準備の有無がメインの作業の効率や出来栄えに大きく影響するという。

学生さんにはMacがオススメ

モバイル機器全盛の時代とはいえ手の込んだ作業にはパソコンが必要です。

そしてパソコンを買う場合、WindowsとMacのどちらがいいかで迷う人も多いかと。

もちろん各々の主用途に合わせて選べばいいわけです。例えばゲームが主目的ならMacという選択肢はありえません。

それに、Windows PCはMacよりも安いですよね。Windows 10搭載のラップトップなんて4万円ぐらいからあるし。

ただし学生さんには断然Macをオススメします。また、外国語を勉強中の社会人の方々にも。例えばMacではWebブラウザのSafariで表示したテキスト内の単語を選択して右クリックすると「”xxxxxxxx”を調べる」という項目がメニューに表示されます。

Macで単語を調べる

実行すると各種辞書の検索結果が表示されます。

Macの辞書表示

これって例えば英語の勉強には素晴らしく便利なはず。中でも同義語を表示してくれるシソーラス辞書は重宝します。ちなみにOS標準機能なのですべてのMacで使えます。もちろん英語だけでなく他の言語の辞書も利用可能です。

でも、Windowsで同じことをやろうとするとサードパーティ製のソフトウェア類を導入する必要があります。ただし、Appleほどの交渉力はないかもしれないので辞書の充実度や販売価格が魅力的かは判りません。

そう、単純に価格を比べるとWindows PCにはMacよりも安い機種が多いのだけど、MacにはWindowsには搭載されていない便利な機能や実用的なアプリがたっぷりついてくるので、初期投資額こそ大きいけど総合的に考えればMacの方がかえって割安というケースも十分あり得ます。

理想は32インチ4Kモニタ

XORを使うなら大型高解像度のモニタが理想です。もちろんDTPなどの制作業務にも同じことが言えます。

ではどれぐらいが理想かというと、おそらく32インチ4Kモニタでしょう。24インチや27インチの4Kモニタもあるけど解像度が高くても文字が小さすぎては視認性が悪いので、結局解像度を落として使うことになります。

また、40インチ以上の液晶テレビをモニタに使う手もあるけど机上作業には大きすぎるかと。

32インチ4Kモニタはこんな値段ですね。

AESNO 32インチ 4K PCモニター UHD (3840*2160) 100% sRGB 角度調整可能 フリッカーフリースクリーン 作業効率アップ、ビジネス、映画、VOD視聴、PS描画デザイン HDMI*2 DisplayPort*2 VESA対応 三辺狭ベゼル

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¥32,999(税込)

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大きなモニタで使いましょう

XORは軽快なアプリなのでPCのスペックは問いません。もちろん遅いCPUや少ないメモリのマシンで動かせば動作は遅いだろうけど、ユーザが画面上で1ページずつ確認するのでそれも気にならないはずです。

よってXORによる作業効率を最も左右するのは画面の大きさです。小画面ではスクロールが頻発するし、細かな差異を見逃しがちになるので。

WebやOffice等なら不自由しないからと20インチ以下の小さいモニタを使い続けている人もいるでしょうが、負のコストも積み重なればバカにならないので、なるべく早く24インチ以上のフルHD(1920×1080)モニタに置き換えるべきですね。

Amazonで最安クラスの24インチモニタの価格はこんな感じ。

Minifire モニター 24インチ ディスプレイ FHD,1080P,フルHD 非光沢 100Hz ブルーライト軽減 フリッカーフリー VESA対応 フレームレス HDMI1.4 コントラスト4000:1,チルト調節可, ビジネス用PCモニター,三年保証 (HDMIケーブル付-MF24F2)

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¥9,999(税込)

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予算に余裕があれば27インチや32インチ、4K解像度機という選択肢もあります。

それなりの出費にはなるものの、向こう数年使えることも考えれば設備投資する価値はあるはずです。

XOR利用の手順

XORの一般的な利用手順は以下の通りです。第二校、もしくは第二版以降のPDFを作成した時を想定しています。

  1. 修正前後の二つのPDFを選んで並べて表示させる
  2. スペースバーを押して対になるページを重ねて表示させる
  3. 全ページのすべての変更箇所に囲みを付ける
  4. PDFに書き出す
  5. 書き出したPDFをAcrobatやプレビューで表示させ、修正原稿と照らし合わせる

その上で、以下の検証作業を行います。

  • 要修正箇所が赤く囲まれていなければ修正もれ
  • 要修正箇所以外が赤く囲まれていたら要確認(修正ミスまたは担当の裁量で修正ななされた)
  • 要修正箇所が赤く囲まれていれば修正内容が正しいかを検証

この手順を経ることで、例えば経験が浅いスタッフでもPDFの比較作業を短時間かつ高い精度でできるようになります。

Adobeが旧バージョンを切り捨てたなら

Adobe Creative Cloudは定額使い放題というだけでなく、各アプリの過去バージョンも使えるという触れ込みだったけど、ここにきてAdobeは過去バージョンの使用をできなくしたとのこと。理由はわからないものの、まあ無理もないかな。各アプリの発売後にリリースされたOS上でも動作するようにメンテし続けるのは大変だろうから。

でも、この処置の余波としてInDesignのデータの再現性の低さが懸念されています。古いバージョンのInDesignで作ったデータを最新版で読んでも、だいたいはうまくいくと思うけど絶対とは言い切れません。不具合を一つ見つけようものなら、以後はずっと疑心暗鬼が付きまといますよね。とはいえ漠然と「どこかに紛れ込んでいるかも」という観点で不具合を探せば時間がかかってしまいます。

そこでXORの出番です。XORは二つのPDFをヴィジュアル的に比較して差異を100%検出します。よって古いInDesignで作ったデータを再利用したい場合、かつてのPDFと新しく作ったPDFをXORで比べて両者の差の有無を確認するといいでしょう。

XORもやっとキャラ立ちできました

XOR Version 1.1をMac App Storeでリリースしました。追加機能は「囲み」と「マスク」です。

そもそもXORのVersion 1.0にはいくつもの難点がありました。

  1. 知名度が低い
  2. 有償である
  3. Windows版がない
  4. 差を見つけてくれてもすべては覚えられない

1と2に関しては地道に啓蒙活動を重ねるしかありません。3にも今しばらく時間を要します。

よって喫緊の課題だったのが4。せっかく二つのPDFの差を100%検出してくれても箇所が多ければいちいち覚えられないですよね。

そこで比較結果上で見つけた変更箇所をマーキングしたり、もう確認が不要と判断した箇所を隠したりする機能を追加しました。

他にも搭載したい機能の案はたくさんあるのだけど、ひとまずこれで実用的な最低限のツールとして成立できたと思います。

XORの使い方の紹介動画

XOR Version 1.1のリリースに伴い、使い方紹介の動画を作成しました。

動画制作は専門外でいかにも稚拙な作りだし、自分の声による下手なナレーションには我ながらがっかりするけど、なんとか要点は踏まえて紹介できているのではないかと。

よろしければ一度ご覧ください。

そして印刷業やドキュメント制作に携わっている知り合いがいるようでしたら、ぜひ紹介していただけますでしょうか。このアプリを使えばきっと彼ら彼女らのお仕事が楽になるので感謝してもらえると思います。