DiffPDFを別のテストデータでも試してみました。このblogで度々登場するいつもの「FROGFISH WORLD」です。
まず、一番頼りになるAppearanceモードの比較結果はこちら。
![DiffPDF result : Appearance](https://i0.wp.com/xor.frogfish.jp/wp-content/uploads/2019/05/DiffPDF-result-1-512x306.png?resize=512%2C306&ssl=1)
なんと両方のページ全体が黄色く着色されてしまいました。これだと何も見つけてくれなかったのと同じです。推測するに、差異を探すアルゴリズムが「背景色は白」という前提で比較しているのではないかと。
そしてCharactersモードとWordsモード。
![DiffPDF result : Characters](https://i0.wp.com/xor.frogfish.jp/wp-content/uploads/2019/05/DiffPDF-result-2-512x306.png?resize=512%2C306&ssl=1)
![DiffPDF result : Words](https://i0.wp.com/xor.frogfish.jp/wp-content/uploads/2019/05/DiffPDF-result-3-512x306.png?resize=512%2C306&ssl=1)
ほぼ同じですね。Charactersモードは文字単位比較なので「Yogata」と「YOGATA」の先頭の「Y」の字が差異から除外されているだけで。
そして「TROPICAL PACIFIC」という白文字のフォントの違いはどちらのモードも見逃しています。
ちなみに「TROPICAL PACIFIC」はAdobe Acrobat PRO DCのPDF比較でも見逃されてしまう箇所です。
そう、PDFのデータを解析して比較する方式だと100%の比較結果が出ないのが以前から解っていたので、「その弱点を補うアプリには需要があるはず」と踏んでヴィジュアル比較方のXORを開発してリリースしました。