iMacが原点回帰

新しいiMacが発表されました。事前のリーク情報通り7色展開になるのですね。

iMac(2021)

思い起こせばかつてのiMacも第3世代モデル(1999年発売)が5色展開でした。

あの頃のiMacは大ヒットして倒産危機のAppleを救ったけど、今回はその再現劇を狙ったというよりもiPhoneに寄せたのはないかと。カジュアルさをアピールすると。

まあ、iMacを導入しようという会社にはデザインやファッション関連企業が多いのだろうから、カラフルでもいいとの判断でしょう。今回は無難なシルバーがあるのも昔とは違う点です。でも後からブラックが追加されそうな気はします。それと、より大画面のモデルが。

さて、私もそろそろM1チップ搭載のMacを一台買いたいと思っています。手持ちのMacがMacBook Air(2018)だから次はデスクトップがいいけど、選択肢は昨年11月に出たMac miniか今回のiMac。どうにも迷います。

ちなみに次の新製品発表タイミングは6月7日からのWWDC。ここでMac miniのモデルチェンジか、少し上のM1デスクトップ機が発表される可能性も捨てきれません。もちろん開発者の祭典なので新型Macは出ないかもしれないけど。

まあ、こんこiMacは予約開始が4月30日だし急いで買う必要はないから、レビュー記事なんかも読んでしばらく悩んでみます。

竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?

2021年3月21日(日)放送の『そこまで言って委員会NP』は竹中平蔵氏の特集。最初のコーナーのテーマは「竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?」でした。

竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?

2004年から製造業への派遣労働が解禁され、非正規雇用が増加し、時には派遣切りがなされ、法人・富裕層への減税により貧富の格差が拡大したという前提です。

これらに対するパネリストの意見は賛成反対両方に割れていたけど、まあどちらの言い分にも理があります。でも、一つ絶対的に正しいと思ったのが八代弁護士のこちらの見解。

「非正規」とは、まるで正しいものに辿り着けなかった人の呼称。そして、正規社員の存在が労働市場の流動化を妨げ、国際市場での競争力の低下を招いた

まったくもってその通り。こんなことを続けていたら日本はひたすら没落していくばかりです。何しろ非正規労働者がワーキングプアになりがちなだけでなく、正規社員も賃金が上がらないので、デフレはエンドレス化し、少子化もいっそう進んでしまいます。

ならばどうあるべきかまでは番組では語られていなかったけど、私は単順に非正規の待遇を上げる法改正をするべきだと思います。

具体的な案は以下。

  • 派遣・契約社員の最低賃金はパート・アルバイトの2倍以上
  • 賃金に交通費を含んではならない

まず、フルタイムで働く派遣・契約社員の処遇は時間限定労働のパート・アルバイトとは位置付けを変えます。そしてパート・アルバイトの最賃が1,000円の都市だと派遣・契約の時給は2,000円以上。年収384万円(8時間x20日x12ヶ月x2,000円)ならまあまあの水準だと思います。派遣の立場になってもその額が得られるなら、嫌な会社にしがみつく必要もなくなり、労働市場の流動化も生まれます。

竹中氏はかつて「もはや首を切れない人は雇えない」と言って炎上したけど、「首を切れる代わりに労働対価は相応に高額」であれば妥当です。

派遣社員に依存した企業は大変かもしれないけど、コスト増は商品やサービスに正しく転嫁するのが当然だし、派遣、契約、そして正規社員の所得や消費余力が上がってデフレの巻き戻しが始まるのだから、それで淘汰されるなら仕方ありません。

PCR検査信者は困ったもので

3月10日(水)、 TOKYO MXのモーニングCROSSに出演した田中康夫氏がおかしなことを言っておられました。「誰もが毎日PCR検査を受けられるようにせよ」と。

そして「PCR検査後に感染する可能性がある」という人に向けて誰かのTweetを紹介しながら「明日汚れるかもしれないから毎日掃除しないと言っているようなものだ」と。まあ、騙される人もいそうだけどあからさまな屁理屈ですよね。だって掃除はどんな頻度でやろうともウイルスを媒介しないけど、PCR検査を毎日実施すれば連日の陰性判定をもってハメを外すバカが一定数以上現れるから。ともするとPCR検査の拡充が感染拡大を招きかねないわけです。

TOKYO MX モーニングCROSS

さて、モーニングCROSSはこの3月をもって終了するとのこと。後番組も堀潤氏がMCを務めるそうだけど、他の出演者は20代で固めるようで。それはいいけど、くれぐれもエンタメ色が強い番組にならないことを願います。この時間帯はかつての『白沢みきモーニングTOKYO』の系譜でもあるのだし社会問題中心じゃないとね。

東京時代の終わりの始まり

一都三県では緊急事態宣言が延長されました。しかも、どうなれば解除できるのか不明確。もちろん医療の現場は精一杯やってくれているのに、政治の面では実に嘆かわしい状況です。

東京都庁

でも、これが東京の近未来を暗示しているのでしょう。新型コロナウイルスは50代以下の基礎疾患がない人にとって命に関わる病気ではないので、つまるところ高齢者におもねった決断だったと。いわゆるシルバー民主主義。高齢者は投票率も高いし。その一方で飲食店などはとんでもなく被害を被っているのに…。

とはいえ、この傾向はますます強くなっていきます。何しろ4年後に全員が後期高齢者となる団塊の世代の1/4は東京圏に住んでいるから。当然、東京都が最も多くを抱えているし、続く世代も多いわけです。これまで高齢化社会は地方の問題だったけど、いよいよ東京の番、しかも地方のそれよりもはるかに大きな波がやってきます。

また、高齢者が増えれば介護施設への需要が高まるけど、東京ではなかなか建てられないので、介護離職者、介護待機や介護放棄される高齢者が増えます。

他方で、永年の繁栄の結果である充実したインフラや各種施設類は、多大な維持費を必要とするから、東京都および周辺自治体の財政は目に見えて悪化していくことでしょう。その上、期待された五輪は開催できたとしても大赤字は必死。リニア中央新幹線も開通が何年も遅れそうな気配だし。

コロナ禍がいつ頃収束するかは解らないけど、無事終わったところで東京が受難の時代を迎えることは免れないでしょう。ひとえに「都市計画なき発展」の副作用です。本来なら将来を見越して、病院、介護施設、保育所、低所得者向け公共住宅などはしっかり整備しておくべきだったのに、経済効率優先で突っ走ってきてしまったものだから、もはや手遅れ。なるようにしかならないですね。

それでも東京は巨大人口を抱えた政治経済の中心地であり続けるのだろうけど、暮らしやすさは次第に失われていきます。

よってこの先は必要な時だけ東京に出向いて、その利便性だけを享受するようなライフスタイルが流行るでしょう。営業拠点だけ東京に置いて本社は移転する企業も増えるかもしれません。特に子育て世代の社員を数多く抱えているような企業は。

いちばん効く花粉症対

今年も嫌なスギ花粉症シーズンがやってきました。私の場合、例年2月の下旬から春分の日ぐらいまでの約1ヶ月間悩まされます。

花粉症のイメージ

もちろん最強の対策は海外逃避なのだけど今は無理なので代わりの方法を探さないと。ただし私は病院嫌い。市販薬を試したことはあるものの3日間ぐらいで効かなくなったので信用していません。他の手段が必要です。

そうして見つけたのがファスティング、断食です。ただし朝食を抜くという簡単なものでOKみたい。どういう理屈かは解らないけど私には十分に効果があって、通勤しても午前中の症状がかなり和らぎます。鼻水は少し出るけど、くしゃみはずいぶん減って、目のかゆみもかなり軽減されるといった具合に。

朝食を食べないのは不健康なイメージがあるものの1ヶ月限定だし、何より花粉症のあの不快さや不便さに比べれば無視できるデメリットです。

とはいえ昼まで空腹に耐えるのも嫌なので何かは腹に入れておきたいところ。試した限りではヨーグルトはOKでした。加えて冷凍ラズベリー(業務スーパーで購入)も。フルーツはいいのかも。でも卵は症状が多少出ますね。炭水化物はダメっぽいです。肉類は試してません。検証のために食べて症状が出たら憂鬱な1日になってしまうから。

もちろん昼食や夕食を摂れば後にその影響が出るけど、お昼に屋外に出て花粉を浴びなければ夕方までは大丈夫。夜も帰宅時間を遅くすれば花粉をあまり浴びずに済みます。

まあ、この方法が万人に効くかは解らないけど、花粉症持ちにとっては症状が軽くなるだけでも好ましいだろうから気が向いたら試してみてください。