App – ページ 10 – XOR for Mac & Windows:リアルタイムPDF比較ビューワ

テレワーク制作における品質確保

新型コロナウイルス拡大を受けた緊急事態宣言が1ヶ月程度延長されるとのこと。しかも再延長される可能性も捨てきれません。

よって連休明けにはいよいよ重い腰を上げてテレワークに臨まざるを得ない印刷会社、制作会社も多いかと。

もちろん課題はたくさんあります。機密情報の扱いを始め、PCやインターネット回線の整備、勤怠管理など。校正紙の扱い(印刷、受け渡し、保管、廃棄)も悩ましいところです。

そして大きな懸念の一つが品質面。会社にいるときのように、自身が手掛けた制作物の校正を手が空いた同僚に頼むことが難しいので。

そこで有効な対策はXOR(Mac版・Windows版)のようなPDF比較アプリの活用です。

XORのアオリ表示
XORのアオリ表示を使えば新旧PDFの差分箇所を簡単に洗い出せます。

例えばDTPオペレータは自身の制作結果に対するチェックが甘くなりがちですが、XORを使って新旧PDFの差分を洗い出せば客観的な視点が得られ、無用な変更の類があっても気付きやすくなります。

その結果、校正用PDFを編集者に提出した後、赤入れされた再修正原稿が戻され、再度作業するような出戻りを減らせます。

もちろん編集者側もXORを使えば校正作業が捗り、品質確保に有効です。

XORはサブスクリプション提供なので、とりあえずテレワークの期間だけでも、制作者全員が個別に導入することをお勧めします。

テレワーク制作にはペーパーレス校正で

新型コロナウイルス拡大防止のための緊急事態宣言が1ヶ月程度延長されるようです。まあ予想通り。STAY HOME週間の効果が分かるのが5月中ば以降。それが明けてからの通勤再開の影響も見極めるにはさらに一週間程度必要なので、順調に感染者数が減ったとしても5月いっぱいの全面解除は期待できないと思います。

さて、中小企業ではテレワークの必要性は認識しつつも見送ってきた会社も多いかと。でも、緊急事態宣言の延長により、いよいよ本腰を入れざるを得ないでしょう。宣言が6月以降も続く可能性も捨てきれないし、秋冬には第二波、第三波の到来も確実視されています。経済が落ち込む中の設備投資は辛いところだけど、社内で感染者が出ればもっと拙いことにもなりかねないので、早急なテレワーク体制の確立が企業生き残りの鍵になるかもしれません。

差し当たり印刷業の制作者がテレワークを行う場合、PC、Adobe Creative Cloud(立場によっては)、そしてインターネット環境は必須。さらに大型モニタかそれを兼ねたテレビもあると作業が捗ります。

ただし、悩ましいのが校正紙をどうするか。自宅にカラーレーザープリンターを導入するのは難しいけど、校正の度にコンビニ等で出力していては費用がかかりすぎるし往復の移動や出力待ちの時間も発生します。

そうして出力した校正紙に赤入れしても、別のテレワーク制作者に渡すにはスキャンしなければなりません。コンビニスキャンは1枚あたり30円かかります。これから本を自炊したい人ならドキュメントスキャナを買ってもいいかもしれないけど。

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ただし、自宅にスキャナを持っていても厄介なのが校正紙の保管と廃棄。時折、過去の校正紙を見返すことがあるのでしばらく取っておく必要があるものの、置き場に困るし、無造作に資源ゴミにも出せず、シュレッダーにかけるのも大変です。

よって、最もシンプルな解決策は「ペーパーレス校正」。プリントアウトもスキャンもせず、校正作業を画面上で完結させるという。

そのニーズに合ったアプリがXOR(Mac版Windows版)。修正の前と後のPDFの違いを的確に炙り出します。

XORのアオリ表示中のマーキング
アオリ比較が追加され、2つのPDF間の差異を探しやすくなりました。見つかった箇所には赤線の囲みでマーキングできます

XORはサブスクリプション提供(月額2,000円。初月無料)なので期間限定で導入できます。

しかもコピープロテクトのドングルはなく、同じアカウントを会社と自宅で使えるので、とりあえずテレワークの期間中だけでも導入してみてはいかがでしょうか?

XORのサブスク代は校正紙200枚分

ドキュメント制作者がテレワークをする際のネックは校正紙のプリントアウト。誰も自宅にカラーレーザープリンタなんて持っていないし、インクジェットプリンタは動作が遅い上に文字や図もカチッとはいかないので。

そこでコンビニやドラッグストアなどの複合機を使おうと考える人も現れるだろうけど、1枚あたりのお値段はこんな感じ。

  • モノクロ:10円
  • カラー(B4以下):50円
  • カラー(A3):80円

赤入れされた修正原稿のPDFなどはなるべくカラーで出したいけど、それだと費用が膨れ上がってしまいます。例えば40ページの冊子(A4)をプリントアウトする場合、カラーのA3見開きなら1,600円もかかります。モノクロでも200円です。多くのドキュメントは校了までに何度か校正が入るので、その都度プリントアウトしていては大変な出費になります。その費用は会社が持ってくれることになっても、毎回お店まで受け取りに出向くのは時間のロスですよね。校正紙の保管や廃棄も大変だし。

よってテレワーク制作の場合、極力プリントアウトをしない「ペーパーレス校正」が鍵になります。その際に効果を発揮するのがPDF比較アプリの類です。これがあるとないとでは校正の精度と所要時間に大きな差が出かねません。

XORのアオリ表示
XORのアオリ表示を使えば新旧PDFの差分箇所を簡単に洗い出せます。

ちなみにPDF比較アプリの一つであるXOR(Mac版・Windows版)のサブスクリプション費用は2,000円/月だから、A3カラーなら25枚分、A4モノクロ印刷でも200枚分です。テレワークをしばらく続ける人なら、プリントアウト費用の削減効果としてこのサブスク費は軽くペイするのではないでしょうか?

しかもXORのサブスクは初月無料なので、とりあえずお試ししてみることをお勧めします。もちろんテレワーク期間が終わったら解約できるし、起動のためのドングルもなく、テレワーク期間中の臨時出社時には会社でも使えます。

テレワーク制作の鍵はモニタのサイズ

今は印刷物の制作者(主に編集者やDTPオペレータ)もテレワークに臨まざるをえない状況だと思います。日本では強制的なロックダウンや個人の行動監視ができないためなかなか感染拡大を防ぎきれず、外出自粛・通勤回避の要請期間は長引くかもしれません。

テレワーク制作の場合、校正紙をなかなかプリントアウトできなのが辛いけど、そこはPDF比較アプリを使うなどして校正作業を画面上で完結させるのがいいでしょう。XOR(Mac版Windows版)はその用途に最適なアプリです。サブスクリプション提供(月額2,000円。初月無料)なので期間限定で導入できます。

XORのアオリ表示中のマーキング

アオリ比較が追加され、2つのPDF間の差異を探しやすくなりました。見つかった箇所には赤線の囲みでマーキングできます

なお、テレワーク制作のもう一つの鍵はモニタのサイズで、なるべく広い方が有利。最小でも24インチ以上、できれば32インチぐらいの外付けモニタを使いたいものです。A4を見開きで表示しても余裕なぐらいだと校正は捗ります。解像度は32インチまでならWQHD(2,560×1,440)かフルHD(1920×1080)がいいかと。4K解像度だと文字が小さすぎて実用的ではないと思うので。何ならテレビでもOKです。

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Pj web news 2020/04/20

先週のXOR for Windows Version 1.2に続いて、XOR for Mac Version 1.4を印刷ジャーナルのWebサイト「Pj web news」にて紹介していただきました。

印刷業界ニュース Pj web newsの画面
印刷業界ニュース Pj web newsの画面 2020年4月20日付

実は先週、印刷ジャーナルの取締役の方にお会いして話す機会があったのだけど、やはり業界的には厳しい状況のようですね。何しろ新型コロナウイルスの流行は世界的だから、drupa(ドイツ開催)を始めとする国内外の各種業界イベントが次々とキャンセルになって。

そして印刷業界のお仕事の多くは経済活動が停滞すると減ってしまいます。先々のリバウンド需要は大きいと思うけど、いつ収束するかはまだ見通しが立ちません。

なお、このような状況では印刷業界でもテレワークを進めざるをえないとのこと。印刷機のオペレータは無理でも、編集やDTPなどの担当者は在宅勤務が可能なはずです。ならばPDF比較アプリのXOR for Mac/XOR for Windowsはテレワーク時に有用なアプリです。何しろサブスクリプションで期間限定でも導入可能だから。コピープロテクトのドングルはないので会社でも自宅でも同じアカウントで使えるし。

アオリねぇ

正直なところ私は最近までアオリの実用性をあまり信じていませんでした。

例えば物理的なアオリ、つまり比較したい二枚の校正紙をぴったり重ね、上の一枚だけを素早くめくったり戻したりして残像で差異を見つける手法は昔から行われてきたけど、あれは面倒かつ不効率です。ページが多ければ作業の手間隙が多くなるのはもちろん、A4サイズでもページ全体を見比べるのは難しいので、差がありそうな箇所を予測しながらでないと肝心なところを見落としがちになります。

それに、PCの画面上でそれを再現した場合、「変わっていない」という確認には有効でも、変わった箇所がたくさん見つかろうものなら対処に困ります。画面で確認しているのにプリントアウトした校正紙に逐一赤入れしたくはないですよね。

そういった理由からXORにアオリ機能を搭載するつもりはありませんでした。

でも、よくよく考えてみたらXORにはマーキングの機能が備わっているので、アオリで見つけた差異に囲みを付けたり、差がなかった箇所をマスクできます。

XORのアオリ表示中のマーキング
見つけた差異にマーキングできればアオリは素晴らしく実用的です

そう、「アオリだけなら今ひとつでも、マーキング機能とセットだったらアオリ表示は有用なはず」ということに遅ればせながら気づいたので、新たに搭載することにしました。

アオリ搭載XOR for Mac

Windows版に続きMac版にもアオリ機能を搭載してリリースしました。既にダウンロード可能になっています。

XORのアオリ表示

使い方はもちろんWindows版と同じ。アプリを起動して比較するPDFのペアを表示させたらスペースキー2回押下です。見つけた際には赤い四角形の囲みをつけられます。

アオリを搭載したきっかけ

XOR for Windows Version 1.2には「アオリ機能」を追加しました。

XORのアオリ表示中のマーキング
アオリ表示の例。差異が瞬くように表示されます。見つけた差異には赤い囲みをつけられます。

実は最近までアオリ機能をXORに搭載する予定はなかったのだけど、とあるきっかけで心変わりしました。

というのも先日、某制作会社の方にXORを紹介した際に私が「比較的小規模なドキュメント向き」と表現するつもりで「想定ターゲットは例えばカードや帳票、ハガキ」と言い間違ってしまって。

それを聞いた先方が「それくらいのもので無用な変更がないかの確認なら、比較するPDFのペアをAcrobatでタブ表示して、タブをポチポチ切り替えればいいのでは?」と。確かにそうですよね。

実際、私も単一ページものは、Macのファインダー上のプレビュー表示で確認していたから。該当PDFのアイコンを左右に並べて片方を選択状態にしたらスペースキーでPDFのプレビューを表示。そこから左右矢印キーで選択のPDFを素早く切り替えればアオリ表示を再現できます。

ただし、Acrobatによる疑似的なアオリは操作が意外と面倒だったりするのですよね。タブ切り替えは素早くやらないとアオリにならないけど、タブ上のクリック箇所を間違うとPDFが閉じられたりして。

ファインダーのアオリにしても、比較できるのは単一ページのみ。2ページ目以降を比べたければ各ページを個別のPDFとして書き出しておく必要があります。

よって、無償もしくは安価な別の代替手段が既にあったとしても、その面倒さを省き、もっと効率的な手段を提供できるなら有償アプリの意義があるだろうと。

よって、この会話をもってアオリの有効性を再認識したのでアオリ機能の搭載を決めました。

なお、アオリ機能を搭載したMac版は近日中にリリース予定です。

Pj web news 2020/04/13

東京都などでは新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、人との接触機会の8割削減、出勤者の7割削減が要請されています。ならば印刷業界もテレワークが進むのでしょうかね。編集者やDTPオペレータの仕事は環境さえ整えれば在宅勤務できるはずだけど、そもそも各種商業活動の自粛で印刷物の制作需要が減っているかも

そんな折、印刷ジャーナルのWebサイト「Pj web news」にてXOR for Windows Version 1.2を紹介していただきました

印刷業界ニュース Pj web newsの画面
印刷業界ニュース Pj web newsの画面 2020年4月13日付

記事の画像にはアオリ表示状態のGIFアニメを使いたかったのだけど、先方の都合で却下。代わりに上図のような説明図を貼り、文中にアオリ表示のGIFアニメへのリンクを貼ってもらいました。ぜひリンクをクリックして動作を確認してください。

冒頭の話題に戻るなら、XORはサブスクリプション提供なので期間限定で導入でき、今のような状況に最適なアプリです。

アオリの効用

XOR for Windows Version 1.2には「アオリ表示」が追加されました。

アオリ表示の有り難い点の一つは「人間の補正能力を活用できる」です。例えば以下の二つのPDFページがあったとします(画像クリックで拡大表示)。

サンプルページ1

サンプルページ2

これをXORの従来の「透かし表示」で比較するとこの通り。

XORの透かし表示

細字のテキスト全体が青か赤、つまり差分として表示されています。でも、単に前の行との距離が変わっただけかもしれないけど、読み合わせたり別途diffにかけるのは面倒です。

そんな場合にアオリ表示をさせるとこの通り。

XORの「アオリ表示」

人間の視覚処理には手ぶれ補正の機能があるので、少々の移動なら無かったかのように認識できます。よってこの例では細字テキストのほぼ全体は変わっておらず、4行目だけが変更されていると解ります。