Webサイトをリニューアル

このWebサイトをリニューアルしました。

XOR for Mac & Windowsの新Webサイトのイメージ

というのも4月だったか、サイトをメンテしようとFTPをいじっていたら壊してしまって。FTPアプリのCyberduck、ちょいちょいディレクトリ表示がおかしくなるけど、それを治そうとしたのが拙かったらしく、必要なファイルまで消えてしまいました。

まあ、XORはプロ用のツールでありながらとてもシンプルなアプリなので問い合わせの類いも滅多に来ないのだけど、Mac App StoreとMicrosoft StoreがWebサイトの開設を条件にしているため、閉鎖が続くのは問題です。

そこで何とか応急処置を施して必要最小限のページは回復させたものの、使っているWordPressのバージョンが古く、WordPress自体やいくつかのプラグインも更新できなくなっていたので、この際だからサイトを作り直そうかと。

でもこれには苦労しました。何しろ私はWeb制作が本業ではなくWordPressも独学で習得したため、数年ぶりに取り掛かろうにも基本的なことすら忘れてて。例えば子テーマの作り方とか、外部ファイルの読み込み方法とか。

結局、まずまずの状態まで持っていくのに3ヶ月ぐらいかかってしまいました。

東京都の保育料第1子無償化は悪手

先日の東京都知事選、小池百合子知事が三選を果たしました。

2024年の東京都知事選挙。現職の小池氏が3回目の当選 石丸氏 蓮舫氏らを抑える

まあ私は都民ではないのでその結果をどうこういう気も無いのだけれど、当選したことで小池都知事が選挙公約に掲げた「第1子の保育料無償化」が隣接県に波紋を広げているようです。例えば千葉県の熊谷知事は「東京とそれ以外で福祉の格差はどんどん開く。われわれの努力で埋めることはできない」と言います。そりゃそうだよな。

そしてこの政策は東京にとって実は拙い悪手だとも思います。

気づいていない人も多いけど、東京の大きな課題の一つは高齢化がこれから急激に進むのに介護キャパが足りないことです。

今年中には団塊の世代全員が後期高齢者の仲間入りだし、団塊の世代を一番多く抱えているのが東京。当然ですね。東京には企業が集結しているのだから。

とはいえ地価が高く、適切な土地が残っていない東京では大規模介護施設を建てることもできません。

かつての役割を終えた多摩ニュータウンなんかを介護拠点に再開発できればいいけど、それとて区分所有者がいるため困難です。仮に適した土地建物を確保できたとしても、職の選択肢が多い東京では低賃金で重労働な介護人材の成り手が乏しいという問題はつきまといます。

つまり、東京は介護において他県、特に隣接の三県との連携が重要になってくるけど、「第1子の保育料無償化」で都外への転出を考えていた都民を引き止めれば、他県からそっぽを向かれても仕方ないでしょう。「東京都は、これからの消費活動を担う子育て世代は抱え込む一方で、もはや消費はしない要介護の高齢者を押し付けられても敵わん」とばかりに。

隣接県の介護施設が「都民の受け入れはお断り」なんて露骨なことはしないまでも、同県民の要介護者の受け入れを優先するので、結果的に東京都民は介護機会にありつけないということは考えられます。そうして都内で介護離職者、介護待機者、そして介護放置される独居高齢者が激増すれば大きな社会問題化します。

そんなわけで福祉においては、東京都は潤沢な財源で独走するのではなく、隣接県と連携して物事を進めるべきです。

八百万の神とEyeTV HD

EyeTV HDのビデオキャプチャがうまくいかなくなり代替環境を模索していたのだけど、数日間ぶりにEyeTV HD環境を試してみたら、また映るようになりました。

いや、機器の再セットアップ直後はeyeTVアプリのテレビ画面に前回同様「受信なし」と表示されていました。

EyeTVアプリが受信不可の画面状態
eyeTVアプリが画像データを受信できていない状態

これはもうダメだと思い、代替環境を探すことに。

PC/Macの画面を音声ごとキャプチャするアプリの導入も考えたのだけど、同じストリーミングサービスでもAppleTVの方が字幕が美しいので、できればEyeTV HDを使い続けたいところです。

実際、RGB信号は受信できるのでEyeTV HD本体の故障の可能性は低く、疑わしいのはHDMI→コンポーネントの変換器。でも、Amazonには該当機器が見当たらないので、AliExpressで物色。こちらの機種が2,660円と安くてよかろうと。

AliExpressのHDMI-テレビおよびhdtvモニター用のスケーラーhdアダプター,1080p,5rca ypbprビデオおよびr/lオーディオコンバーター
信号の方法が重要です。コンポーネント to HDMIの変換器はたくさん売っているけど逆は希少です

そうして購入に踏み切ろうとした時にふとMacを見るとeyeTVアプリのテレビ画面にAppleTVの映像が映っていました。いつの間にか回復していたようです。

さて、日本には古来より八百万の神がおられ万物に宿るというから、私のEyeTV環境にも宿っているのかも。そうして買い換えられるのを察知すると本領を発揮するという。そんな非科学的な連想を指定しまうほど不思議な現象でした。

EyeTV HDがまた映らなくなった

不調だったHDMIケーブルを交換してEyeTV HDでのビデオキャプチャ環境が復活したかと思ったのだけど、1時間半ぐらい使ったらまた映らなくなりました。今回はHDMIケーブルの問題ではなさそうです。

EyeTV HD
Amazonでは品切れが続いてたけど中古品が出品されていますね。早い者勝ちです

コンポジットケーブルを介したDVDの動画は表示できるので、EyeTV HDのコンポーネントケーブル系統がイカれたか、あるいは外付けのHDMI→コンポーネントの変換器がイカれたのかのどちらか。でもコンポーネント端子付きの機械は他には持っていないので確かめようがないのですよね。

まあ、しばらく様子を見るとして、解決できなければ、いよいよ慣れ親しんだEye TV HDを諦めて、EaseUS RecExpertsなどのMac/PC上で動画+音声をキャプチャできるアプリに乗り換えるしかないかな。PCよりもApple TVの方が字幕が綺麗だから、できればEye TV HDを使い続けたいのだけど。

EyeTV HDが映らなくなった

私はApple TVとEyeTV HDを通じて目ぼしい各種動画コンテンツを録画し、コレクションしています。最近ではDisney+の『SHOGUN』が加わりました。もちろんあくまでも個人用です。外部には一切公開しません。

EyeTV HD
Amazonでは品切れが続いてたけど中古品が出品されていますね。早い者勝ちです

ただし、先日からEyeTV HDに動画が映らなくなりました。その前日までは普通に映ってキャプチャできていたのに。

そこでトラブルシューティング。まずはApple TVの設定を確認。でもApple TVをテレビに繋げば普通に動作します。よって原因はApple TVではありません。

次に疑ったのがEyeTV HDの故障。何しろ購入してから長い年月が経っているので。普段はHDMIの画像をコンポーネントビデオに変換してキャプチャしているけど、外付けDVDプレイヤーを繋いでコンポジットチャンネルで受けてみたら普通に映ります。ならばEyeTV HDにも問題はなさそうです。

だとすると残るのはHDMI→コンポーネント変換の部分。でも変換器の検証は手持ちの環境ではできないので、Apple TVから変換器に繋いだHDMIケーブルをテレビに繋ぎかえてみたところ、映りませんでした。つまりはHDMIケーブルの問題と判明。このHDMIケーブルは15mあり、別室から壁や床に這わせていたので、方向転換した角あたりで断線していても不思議ではありません。

ということで新しいHDMIケーブルかHDMI信号を無線で飛ばす機器を買って置き換えれば復旧しそうです。よかった。Macで新たに代替の環境を作るのは難しいし。

少子化対策として東京一極集中の是正が急務

厚生労働省が公表した2023年の人口動態統計で「東京の合計特殊出生率は0.99」と発表され、センセーションを巻き起こしました。

東京都の統計特殊出生率0.99

ただし、この数字は出産を当面考えていない独身女性が進学目的などで都外から多く流入するために実態以上に小さく出ているとも言われます。

とはいえ、東京の住居費負担が重いのは事実だから、裕福だったり、広めの家をすでに相続したとかでもなければ、なかなか子供を複数人設けるのは厳しいでしょう。

出産を機により広い住居を求めて隣接県に転出すれば東京都心の会社への通勤が長くなって時間的な余裕がなくなり、育児負担が片方(主に母親)に偏って、やはり第二子以降を持つのは厳しくなります。

そう考えると、少子化対策の一丁目一番地は東京一極集中の是正でしょう。子育てに向かない東京に職の口が集結していて、子育てに向いた地方には仕事が少ないというミスマッチを解消してやると。

例えば、規模が大きい企業が営業拠点を東京に残して本社機能は思い思いの地方(東京郊外も含む)に移転しやすくする政策が必要です。

まあ、そうは言われても東京での生活が染みついた人などを中心に、東京一極集中の是正の有効性に疑問を持つ人も少なからずいることでしょう。これに対しては、政府なりメディアなりが以下のようなアンケートを取ればはっきりします。

対象:幼い子供を育てているか、これから持とうとしている人達

Q1)制約がなければ子供を何人持ちたいか?

Q2)仕事内容と収入が変わらなければ、東京と地方のどちらで子育てをしたいか?

もし、Q1が複数人でQ2が地方と答える人が多ければ、企業の地方移転(あるいはリモートワークの促進も)に少子化対策としての効果が見込めます。

そしてそれは首都直下地震や富士山噴火といった大災害へのリスクヘッジとしても有効です。

2024年、物流危機が到来間近

2024年4月より運送業者への残業規制が強化され、物流危機が訪れるのではないかと言われています。

大型トラック
写真はイメージです。記事の内容とは関係ありません

ネット記事をざっと横断して読んでいると「特に東北や四国といった地方部の物流が逼迫するだろう」とのこと。

でも、私は他にも東京の生鮮食品輸送も深刻になると見ています。なぜなら、時間外労働規制に最も引っかかりやすいのは走行距離=労働時間が長い長距離トラックドライバーだし、東京は食糧のほぼ100%を外部供給に依存していて、それには九州や北海道の生鮮食品も含まれます。この遠方からの輸送が滞りかねず、個々の商品の値上げは避けられなかろうと。

九州から東京への生鮮食品を運んでいる現役長距離ドライバーによると、今は翌日着だけど4月からは翌々日着にせざるを得ないそうな。復路もプラス1日なら輸送頻度が半減するわけです。トラック一台あたりの積載率などに工夫の余地はあるにせよ、これまでのような量を運ぶのは難しくなります。

よって関連業界では「航空・鉄道輸送への切り替え」「フェリー輸送との併用」「中距離リレー方式」「大型トラックや冷蔵トラックの導入」などを検討しているらしいけど、どれをとっても輸送コストは上がってしまいます。

もっとも長距離輸送の影響を大きいのは遠方からの生鮮食料品だけ。賞味期限がない品物は輸送に日数がかかっても問題ないし、生鮮食糧にしてもある程度なら近隣圏から調達できるかもしれません。中有近距離輸送なら残業規制には引っかからずに運べるでしょう。でも、おそらく東京の巨大人口を食わせる生産量は近隣圏にはなく、旬の観点もあるからこそ遠方から買い付け、取り寄せているわけだから、やはり長距離輸送が途絶えるのは拙いですよね。

ならば、ここは基本に立ち返るべきでしょう。荷主が輸送費を買い叩かずに商品価格に転嫁すると。そうしても野菜や魚介の小売価格が何倍にもなるわけじゃなし。おそらく1〜2割の値上げを消費者が受け入れさえすれば、荷主は正当な輸送費を支払って長距離輸送力の減少を最小に抑えられるでしょう。

というわけで東京に出回る食品のうち、遠方から届く生鮮食品は4月以降値上がりすると思います。北海道や九州からの新鮮な魚介類を売りにした飲食店なども一部のメニューは値上がりするでしょうね。

東京の物価については「不動産以外は高くない」とも言われてきたけど「不動産と遠方からの生鮮食品は高い」に変わっていくわけです。でもそれは本来あるべき姿への正常化のプロセスだと思います。

もしトラ成就後の悪夢

米大統領選挙、共和党指名候補争いでニッキー・ヘイリー氏が撤退し、ドナルド・トランプ前大統領が共和党候補に決まりました。

共和党指名候補争いでトランプ前大統領が勝利
ロイターのWebサイトより

民主党の代表はジョー・バイデン現大統領だから80がらみ対決ですね。THE W (2023)の「ゆりやんレトリィバァ対あぁ〜しらき」のように、どっちも負けにしたい気もします。いっそご長寿早押しクイズで争ってもいいのでは?

まあ冗談はさておき、もしトランプ氏が大統領に返り咲けば心配なことが多々。最たるものはイスラエル情勢でしょう。何しろトランプ氏はイスラエル支持を表明しており、今以上にパレスチナ弾圧、そして虐殺を後押しすることになろうものなら、米国内でまた9.11テロのような重大事件が引き起こされかねないだろうと。当然、米国は報復するし、そうなると周辺国にも戦火が飛び火して、いよいよ第三次世界大戦に発展してしまうかも。

まあ、ここまではありきたりな推測だし、唯一の超大国である米国がわざわざ大戦争を引き起こしはしないと思いたいところだけど、厄介なのは米国の中西部には福音派と呼ばれる「世界の終わりを望む人たち」が大勢いて、トランプの岩盤支持者となっていること。集団心理がトランプの軍事行どを暴走させたり、国内を二分して内戦を引き起こしてしまいそうな気がしてなりません。

冷蔵庫を新調

新年一発目のお買い物として自宅兼事務所の冷蔵庫を新調しました。20年ほど使った古い冷蔵個もまだまだ使えそうだったけど、気分を一新したくて。

新たに購入したのはこちら。AQUA AQR-17Pです。

AQUA AQR-17Pの冷蔵室
AQUA AQR-17P。色はダークシルバーのみです

決め手は冷凍室の仕様でした。容量が大きめで引き出し式の機種が欲しくて。この機種の冷凍室は67Lあります。

近年、冷凍食品の進化や充実ぶりが目覚ましく、来月にはAEON新百合ヶ丘店にも冷凍食品専門店『@フローズン』がオープン予定です。そんなわけで冷凍室が充実した機種がよかろうと。

また、引き出し式であれば重ね順を気にする必要もなく、扉を開けた際にこぼれ出てくることもありません。

AQUA AQR-17Pの冷凍室
AQUA AQR-17Pの冷蔵室の仕様

でも、商品が届き、設置してみて早々に後悔しています。「もう1サイズ上の機種の方が良かったかも」と。上位機種のAQR-20Pは冷凍室は同じだけど、冷蔵室がAQR-17Pよりも31L大きくて。まあ、AQR-20Pを買っていたなら、もう「もう1サイズ下の機種で十分だったかも」と悔やんでたかもしれないけど。

大東京苦難時代の予感

2024年が始まりました。今年こそ日本経済が力強さを取り戻すきっかけを掴んで欲しいけど、相変わらず難しい局面にあるのも確かです。

差し迫った懸案事項の一つは物流危機。来る4月から運送業などへの残業規制が強化されます。その影響を受ける筆頭は長距離トラックドライバー職です。何しろ走行距離=勤務時間が長いから。これまでよりも稼げなくなれば離職者は相次ぎ、参入者もなかなか現れないでしょうね。

そうなると最も影響を受けそうなのが東京の食糧事情かと。何しろ東京は食料の全量を外部調達に頼っているので。物流危機がどれぐらいのスピードで進むかはまだ読めないけど、場合によっては北海道や九州からの生鮮食品が東京まで届きにくくなり、小売価格が上がることでしょう。もちろんそれらを使った飲食店のメニューも値上がりします。

東京アラートのイラスト(都庁)

これが物資の不足なら東京の買い付け力がモノを言うものの、産地には十分な売り物があり東京に旺盛な巨大商圏があっても、その間を繋ぐ物流が細ればどうにもなりません。どんなに強い軍隊でも補給を断たれれば負けるのと同じです。

いやまあ消費期限が問われない食料品なら日数をかけて運べるので誰もがそれで満足できるなら問題にならないけど、せっかくなら新鮮な野菜や果物、魚介類を食べたいですよね。

もちろん物流は行って来いなので同様に北海道に九州からの、九州に北海道からの生鮮食料品が届きにくくはなるけど、食糧生産地に近い地域は中短距離輸送で事足りるわけだから、食のバリエーションが減りはしても、東京ほどの影響はないかと。必要な分量も圧倒的に少ないし。

もっとも、関係各者もただ手をこまねいているわけではなく、あれこれ対策を練っていると聞きます。例えばこんな感じで。

  • トラックの大型化
  • 積載率の増加かつ輸送頻度の削減
  • 冷蔵車の導入
  • 中距離リレー方式の採用
  • 鉄道輸送や空輸の拡充

でも、どれをとっても輸送コストは上がります。よって公的な監視が機能するなら、モノは運べたとしても商品価格に転嫁されることになるでしょう。

まあ、輸送距離が長ければ輸送費が嵩むのは当然の話。これまで荷主が輸送費を買い叩けていたパワーバランスの方が不健全だったわけで。「東京の物価は不動産以外は高くない」と言われてきたけど、この先は「東京は不動産と食べ物が高い」と言われて人々の生活は厳しくなるかもしれません。

最後に個人的なことを言うと、私は代々木公園で毎年開催されている北海道や九州の物産イベントが大好きなのだけど、今後は開催が難しくなるか規模が縮小されてしまうかも。そうなると残念です。