脱・貧乏人思考

昨日の続き。貧乏人思考の人はともすると「倹約=お金を使わないこと」と思っているけど、違いますよね。

私の以前の勤務先では15インチモニタ2台が標準作業環境でした。でも、DTPなどのドキュメント制作では画面が小さいことは致命的です。

ただし24インチのフルHDモニタを買おうとしたらローエンドモデルでも13,000円くらいします。中間管理職としては惜しみたくなる額かもしれません。制作スタッフは一人ではないし。

でも、ここで考えなければならないのは負のコストとの比較。例えば平均的な正社員の給与を時給に換算すると2,500円程度とされているけど、小モニタ作業によって毎月累計1時間分ロスが発生していると仮定すれば、年間では24インチモニタ2台分かそこらの人件費が無駄に費やされていることになります。

別の言い方をすると、毎月1時間分の残業代を減らせたならば、24インチモニタの購入費用などは半年で相殺されます。しかもモニタは何年も使えるのだし。

もちろん小モニタによるロスを実際に計るのは難しいけど、1ヶ月160時間働くなら、その中の1時間なんて控え目な数字。実際にはもっと積み重なっている可能性もあろうかと。

貧乏人思考とは恐ろしいもので、それがまた困窮を招くと言う負のスパイラルに陥りかねません。自身も気をつけないと。

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