めくり合わせ校正アプリ

XOR(エックスオーアール)は「めくり合わせ校正アプリ」です。これまで「PDF比較アプリ」と名乗ることが多かったものの、そう聞いてもピンとこない人も多そうなので言い方を変えてみたいと思います。

制作の現場では昔から「めくり合わせ校正」「ペラペラ」「アオリ」などと呼ばれるテクニックが用いられてきました。重ねた二枚の校正紙の上の一枚だけをめくったり戻したりして、視覚的に差分箇所を見極めるというものです。XORはそのテクニックをPC上でシミュレートするアプリです。

おなじみの「めくり合わせ校正」そのものなので、誰もが簡単に使いこなせるでしょう。

また、PDFの解析なども行わないので、サクサク動作し、見つけた差分箇所も明快です。

道具においては、使い勝手、操作の簡単さはえてして機能の充実によるアドバンテージを凌駕します。例えば、満足に乗りこなせないレーシングカーよりも大衆車の方が普段使いには断然便利というわけです。

さながらXORは大衆車、あるいは電動アシスト付き自転車のようなアプリかもしれません。できることは限られるものの、それでも、あるとないとでは生活が大きく変わります。

未利用の制作者の方は、ぜひ1ヶ月無料で試用してみてから、導入するかどうかをご検討ください。

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XOR

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制作コストはもっと減らせる

動画『制作コストはもっと減らせる』を公開しました。

内容はコストカットの手段の提案と、私がXORを開発しようと考えたきっかけです。そして後半はアプリの使い方説明になっています。

おそらく他社製のPDF比較アプリを導入した制作組織では、そのアプリを「提出前の確認用途」に使っているのではないかと。実際、私の古巣がそうでした。何しろ100万円を超えるアプリはおいそれと買い足せないので、使う人、使う場面はどうしても限定されていました。

でも、それではPDF比較アプリの導入効果が限られてしまうということを説明しています。

よかったらご視聴ください。

XORの取り扱い業者は?

先日、某大手商社の方より「とあるクライアント企業からXORを4ライセンス分導入したいという問い合わせが来ているので取り扱い業者を教えて欲しい」というお問い合わせをいただきました。なるほど、そのクライアント企業は普段から商社を通じて機器やアプリを調達しているのでしょう。

ただし、XORはMac App StoreとMicrosoft Storeにおけるダウンロード、サブスクリプションのみで、他の販路はありません。というのも、物理的な流通に載せるとなると、パッケージ作成、コピープロテクト、在庫管理、流通開拓、ユーザ登録などのコストが発生してしまうので。

よって領収書ベースでの支払いを常としている企業様にはご不便をおかけしますが、AppleとMicrosoftがそのような支払いに対応していなければ、私にはどうにもできません。

そこで代替の手段として「XORをお使いになるスタッフに、月額2,000円のアプリ導入手当を支給して、個々人でサブスクリプション契約をしてもらうのはどうでしょうか?」と提案させていただきました。

Microsoftストアの方はPayPalの支払いができるし、銀行口座を割り当てておけば銀行引き落としの支払いができます。

とはいえアプリは個々のMicrosoftアカウントに紐づけられるので、やはり各スタッフに毎月2,000円支給する方が管理が簡単ではないでしょうか。

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動画『制作あるあると改善策』を公開

動画『制作あるあると改善策』を公開をしました。

一つ前の動画『XORで品質とコストを両取り』は言いたいことをたっぷり盛り込んだため再生時間が12分あまりもあって、途中で視聴をやめる人もいるだろうと思い、今回は7分弱に収めました。

内容も「制作あるある」の例を紹介し、「その改善策としてXORを使ってみてください」と続けています。論理立てた理屈を展開するよりも身近な話題の方が納得しやすかろうと。

ぜひご視聴ください。

PDFにはフォントを埋め込んで

先週、とある方より問い合わせがありました。内容は「XORでPDFを比較しようとするとテキストのフォントが変わってしまう」というものです。

当該のPDFは社外秘ということでご提供いただけなかったものの、何度かやりとりをしたところ、Windows環境における帳票システムから出力されたPDF内のMSゴシックのテキストがXOR上で変化することが解りました。とはいえMSゴシックはどのWindows環境にも載っているので、フォントが変わるというよりは、文字間隔や改行位置が出力前の状態とは違うのでしょう。

ならば思い当たるのはPDF内にフォントデータが埋め込まれていない可能性です。Adobe InDesignやQuark XPressのようなDTPアプリから出力されたPDFなら必ずフォントデータが埋め込まれます。商用の印刷物・表示物はどの環境でも等しく表示されなければならないので。

でも、例えばWordの文書にはそのような前提がなく、フォントデータを埋め込むには意図的に設定しなければなりません。

文書またはプレゼンテーションにフォントを埋め込む

それによりファイル容量は大きくなるものの、どの環境でもフォントが固定されます。

ならば、おそらくその帳票システムでも同様ではないかと。「PDFにフォントを埋め込む」の設定項目が用意されていれば、この問題は解決できるかもしれません。

そもそもXORはDTPで使うPDFの比較用途を想定して開発したのでフォントデータが埋め込まれているPDFどうしの比較が前提です。このような問題が起こるとは盲点でした。

残念ながらフォントが埋め込まれていないPDFに対して、XOR側で元の表示状態を再現することはできなさそうです。やはり比較したいPDFにはフォントデータを埋め込んでいただく必要があります。

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