dproofs

「DTP 校正」で検索してみたら、「dproofs」というPDF比較のWebサービスが見つかりました。新旧のPDFをアップロードすると比較結果をPDFとして作成、ダウンロード可能にしてくれます。

dproofs

しかも制限つきながらフリープランは無料、スタンダードプランでも月額1,980でXORとほぼ同額です。

ただし、比較したいPDFのペアをアップロードした後、サービス側の混雑具合によっては待たされるようなので、リアルタイム性を重視したXORとは目指すところが違うと言えそうです。

BitMatch Pro

XORはPDF比較アプリですが、この分野は「デジタル校正ツール」とも呼ばれます。デジタル校正がより広範囲で、その方式の一つがPDF比較ということになるでしょう。

そんなこともあり、改めて「DTP 校正」で検索してみたら、「BitMatch Pro」というアプリが見つかりました。私が過去に所属した2つの制作会社ではProof Checker PROとAdobe Acrobatしか使われておらず知らなかったけど、探せばあるものですね。

BitMatch Pro

よって、XORで一定の売り上げを上げるには解りやすい差別化が必要になります。BitMatch Proもヴィジュアル的な比較ができるので精度は100%、比較漏れは起きないし、XORより多機能です。しかもWindows版とMac版があり、この点でもXORは張り合えませんね。

ならば使い勝手か価格面での差を明確にする必要がありしょう。

XORの特徴は月額2,000円のサブスクリプションである点。BitMatch Proは¥59,000だから二年半以上使う前提ならXORよりも安価ですね。多くの人に「サブスクリプションの方がいい」と思っていただけたならXORが競争力を発揮しうるかもしれません。

その他でXORの特徴を挙げるなら「PDFの並列表示」かな。対になるページを画面上で並べて表示し、好きなタイミングで重ねて比較したり、元に戻したりできます。これは私の好み、こだわりからそうしました。気になる差分箇所が見つかったら、すぐさま並列表示に切り替えて、どう違うのかを見たいと思ったもので。

比較画面(初期状態)
ペアとなる各ページを見比べられるのもXORの特徴です

それと、ひょっとして差別化に有効かなと思うのが、BitMatch ProはUSBドングルをを採用している点。複数人でシェアするなら順番待ちが発生するし、在宅勤務の際は使えなくなるから。でも、バリバリ稼げてるフリーランスの方なら自身専用にBitMatch Proを買えるか。

あとは、会社に¥59,000の稟議を出しても承認されない状況なら月額2,000円の方が自腹で導入しやすいとも言えるかな。個人持ちのアプリを会社のPCでも使っていいなら。

まあ、あれこれ考えてみても各人の好みは把握しきれないないし、製品の特徴は概してトレードオフになりがちなので、何とか棲み分けられればいいと思っています。

それに、デジタル校正という手段の認知度や普及度はまだまだ低く、開拓余地がそれなりに残されていると思うので、競争相手はそこそこ多い方がいいかもしれません。

NEWPRINETで紹介していただきました

印刷業界ニュースサイトのNEWPRINET(ニュープリネット)にてXORを紹介していただきました

NEWPRINETのXORの記事

NEWPRINET様、ありがとうございました。

この情報によりXORの認知度が高まるとともに、制作における品質管理やコストカットに苦慮されている方々、もっと安価に導入できる校正支援ツールを探しておられる方々などに良きソリューションとして提供できれば幸いです。

コストカットの極意

XORの導入によって得られるのはドキュメント制作における品質確保とコストカット効果。とりわけ後者です。おそらくそれが今もっとも必要とされていることだと思うので。

もはや優先的なメディアではなくなったとはいえ印刷物の需要がなくなることはありません。何しろ手頃かつ安価だから。ただし、お客様に払ってもらえる対価は良くて横ばい、もしくは下落傾向にあろうかと。他方で紙やインクは容赦なく値上がりしかねません。そんな中、制作側としては人件費を減らすしかないでしょう。できれば首切りではなく業務効率や生産性を上げたいところです。

そこで当Webサイト内に「コストカットの極意」というページを設けました。

App Icon with "Tips"

業界人なら、PDF比較アプリで修正前と後のPDFの差を見つければ作業が楽になることは容易に想像がつくはずです。ただし、漫然と使っていては十分な成果を得られないかもしれません。XORは月額2,000円のサブスクリプションだから、少なくとも毎月1〜2時間の時短を実感できなければコスパが悪いということになるので、最も効果的な活用方法を実践していただきたいと思います。

スキューバダイビング関連事業

法人設立にあたっては定款を提出しなければなりません。その会社がどんな業務を行うかの申告ですね。

FROGFISH合同会社の第一の事業はPDF比較アプリ『XOR』をはじめとしたアプリ事業です。

ただし、定款には幅広く書いておくことが望ましいとされています。そこで以下も加えておきました。私の趣味の関連です。

  • スキューバダイビング用品の企画、開発

私自身はインストラクターの資格を持っていないので自身でダイビングサービスを開くことは考えられないけど、関連グッズ・ギア類の企画、開発、販売といった事業展開はあり得ると思っています。

実際、XORが軌道に乗ったなら、ぜひとも商品化したアイディアがいくつかあります。

WHAT’S PSYCHEDELIC
地球の海フォトコンテスト2017 自由部門準グランプリ作品『WHAT’S PSYCHEDELIC』。Psychedelic frogsish(アンボンカエルアンコウ)と呼ばれる希少な魚の正面顔。当然、スキューバダイビングによる水中撮影です。