Windows環境の優位点

私はMac派なのだけど、時折Windows環境が羨ましく思うこともあります。その理由の一つが互換性の維持。Macは新しいOSの投入とともに古いAPIをバッサリ切り捨てることがあるのでアプリが新OS上では動かなくなる可能性もあります。そう、Appleは互換性よりも革新が優先なのですよね。そして古いものは放置せずに捨てるという。

一方でWindowsは互換性が重要視されていますよね。それがビジネスシーンでWindowsが好まれる理由の一つなのでしょう。

さしあたりMicrosoftはWindows 10が最終バージョンと宣言しています。ということはこの先も大きなAPI変更はないのでしょう。つまり一旦完成させたアプリは、今後もずっと動作し続けるはずです。

macOS Catalina

先日、新しいmacOSが発表されました。6月発表、9月リリースは毎年恒例ですね。

macOS Catalina

気になるのはAPIの変更の有無。現行のXORが修正なしに使えるかどうか。

当面はWidndows版の開発が優先だし、もし8月中ぐらいにそれをリリースできれば、スムーズにmacOS Catalina対応が要るかどうかの調査に取りかかれそうです。

Windows版がないことには

XOR Version 1.1のプレスリリースを出してしばらく経ったものの大きな反響はまだ得られていません。無理もないけど。

PDF比較アプリであるXORのターゲットは商用ドキュメンテーション分野。もっと絞るとメインは以下になろうかと。

  • 取扱説明書の制作を請け負う制作会社、もしくは個人事業主
  • 取扱説明書の制作を発注する製造業企業
  • 自社製品の取扱説明書を内製する製造業企業

この中でMacを使っていそうなのは個人事業主ぐらいかと。何しろ私が昨年まで在籍した都内の大手制作会社や以前在籍した横浜の大手制作会社もWindowsが圧倒的だったし。ましてや製造業企業ともなるとほぼ例外なくWindowsでしょう。

よってWindows版を先に出せばよかったのだけど、Mac版を先行開発した方がアプリの仕様を固めやすかったもので。Macの方がGUIがこなれている上、PDF関連のAPIも標準開発環境に含まれているし。

よって周知や売り上げの面ではもうしばらく我慢の時期が続きそうです。