Mac – ページ 11 – XOR for Mac & Windows:リアルタイムPDF比較ビューワ

ホリエモンはやはり正しい

かつて堀江貴文さんが東大生のときにWeb制作会社を起業して大きな成功を収めた際のモットーはただ一つ、「締め切りを守る」だったと聞きました。何しろITの分野においてスケジュールはあってないようなものだったりするから、その当たり前が大きくモノを言うのだと。

XORも当初の予定では今年の5月までにWindows版とMac版の両方をリリースするつもりでした。よって本命のWindows版よりも、開発がしやすそうなMac版を優先したわけです。Winows版があってこそのMac版で、ドキュメント制作会社がWindows版のXORを採用すれば、いずれその社員や下請けのフリーランス制作者達がMac版XORを使い始めるという順番になることは解っていたけど、両方を5月までに出せるなら、Mac版を優先しても問題なかろうと踏んだわけです。

でも、事はそう上手く運びませんでした。途中、Mac App Storeのサブスクリプション対応に難航し、結局5月までにリリースできたのはMac版のみ。Windows版は目下開発中という状況です。よって現状は3〜4ヶ月遅れといったところ。Windows版がなければまとまった収益が見込めないので、今しばらく我慢の時が続くのでしょう。

そんなわけで、今の私には堀江さんの狙いの鋭さがよく解ります。確かにスケジュールの厳守を実践できれば大きなアドバンテージとなりえます。当時はインターネットの黎明期で情報も少なく手探りの部分も多かったはずだけど、若くしてそれを見抜いていたのはさすがですね。彼はストレートな物言いから敵も作りがちだけど、多くの場合、最短距離で本質を捉えていると思います。

まあ、スケジュールの厳守に関しては、解っていてもなかなか実践できないのが実際のところだろうけど。

DTPの思い出

QuarkXPressの新バージョンを知って思い出しました。

私が初めてDTPに触れたのは1998年だったかな。当時はQuarkXPress 3.3J、Illustrator 7.0、Photoshop 5.0なんて環境だったと思います。もちろん作業環境はMacですね。

QuarkXPress 3.3J

当時はまだPDFが一般的ではなく、QuarkXPressから巨大なPSファイルに書き出して、それをRIP(Raster Image Processor)にかけて印刷に回していたと思います。いやあ懐かしい。

Windows 10に移行済みですか?

XOR Version 1.1をリリースして1ヶ月ほど経ったものの立ち上がりは低調です。やはりMac版だけでは訴求力が弱いのでしょう。何しろ想定するターゲット層の多くはWindows環境を使っているのだろうから

よって遠からずWindows版もリリース予定だけど、それにも懸案事項があります。「皆さん、Windows 10に移行済みですか?」という。XORはMicrosoft Storeでリリースすることになるので導入にはWindows 10が必要です。

Microsoft Storeのアイコン

これがIT業界であればWindows 7のサポート期限が2020年1月14日に終了し、サポートが終わったOSを使い続けるのがリスキーだということは常識でしょう。そもそも最新OSへのキャッチアップが必須なので、検証用などにWindows 7環境を残すことはあっても、とっくにWindows 10への移行は終わっているはずです。

でもドキュメント制作業を含む印刷業界では事情が違うかもしれません。総じてIT技術の動向には疎い傾向がある上、経費を惜しんでいまだにWindows 7を使い続け、Windows 10への移行も躊躇っている制作会社は多そうな気がします。そういう方々にはXORは使っていただけないわけだ。

Windows10アップグレード無償期間は2017年で終了したけど、条件さえ合致すれば今でも無償でWindows 10にアップグレードできる点をMicrosoftはもっと周知させるべきだと思います。さもないと、ITに疎い人たちは延々と旧OSを使い続けかねないので。

Windows環境の優位点

私はMac派なのだけど、時折Windows環境が羨ましく思うこともあります。その理由の一つが互換性の維持。Macは新しいOSの投入とともに古いAPIをバッサリ切り捨てることがあるのでアプリが新OS上では動かなくなる可能性もあります。そう、Appleは互換性よりも革新が優先なのですよね。そして古いものは放置せずに捨てるという。

一方でWindowsは互換性が重要視されていますよね。それがビジネスシーンでWindowsが好まれる理由の一つなのでしょう。

さしあたりMicrosoftはWindows 10が最終バージョンと宣言しています。ということはこの先も大きなAPI変更はないのでしょう。つまり一旦完成させたアプリは、今後もずっと動作し続けるはずです。

macOS Catalina

先日、新しいmacOSが発表されました。6月発表、9月リリースは毎年恒例ですね。

macOS Catalina

気になるのはAPIの変更の有無。現行のXORが修正なしに使えるかどうか。

当面はWidndows版の開発が優先だし、もし8月中ぐらいにそれをリリースできれば、スムーズにmacOS Catalina対応が要るかどうかの調査に取りかかれそうです。

PDFヴィジュアル比較へのこだわり

XORは二つのPDFをヴィジュアル的に比較します。解析比較ではどうしても比較漏れが起きたり、処理が重くなってアプリが異常終了しがちなので。

もちろんPDFのヴィジュアル的な比較は普遍的なニーズなので既存製品がいくつもあります。でも、それらは皆、二つのPDFを与えると、全ページ分の比較結果のビットマップファイルがバッチ処理で生成される感じです。ビットマップファイルは、例えばこんな感じの。

Proof Checker PROによるビットマップ比較結果
ビットマップ比較の結果。Proof Checker PROのサイトから拝借

でも、私がやりたかったのはこれではなかったのですよ。そう、私が理想とするヴィジュアル比較は「対になるページをいつでも比較できて、いつでも並べた状態に戻せる」というものでした。バッチ処理でファイルを吐き出すのではなくインタラクティブ(対話型)のアプリです。画像ファイルこの方が断然効率的かつ便利だと思うので。

というのも、バッチ処理でビットマップファイルを生成してくれても、元のPDFと見比べる工程が発生します。しかも新旧両方のPDFと見比べるのは結構大変です。つまるところ不効率です。

よって試行錯誤の末、現在のXORの仕様に落ち着きました。

インタラクティブアプリの使い勝手の良さは実際に試せば分かっていただけると思います。30日間の無料使用期間があるので手頃なMacをお持ちでしたら是非お試しください。

Windows版がないことには

XOR Version 1.1のプレスリリースを出してしばらく経ったものの大きな反響はまだ得られていません。無理もないけど。

PDF比較アプリであるXORのターゲットは商用ドキュメンテーション分野。もっと絞るとメインは以下になろうかと。

  • 取扱説明書の制作を請け負う制作会社、もしくは個人事業主
  • 取扱説明書の制作を発注する製造業企業
  • 自社製品の取扱説明書を内製する製造業企業

この中でMacを使っていそうなのは個人事業主ぐらいかと。何しろ私が昨年まで在籍した都内の大手制作会社や以前在籍した横浜の大手制作会社もWindowsが圧倒的だったし。ましてや製造業企業ともなるとほぼ例外なくWindowsでしょう。

よってWindows版を先に出せばよかったのだけど、Mac版を先行開発した方がアプリの仕様を固めやすかったもので。Macの方がGUIがこなれている上、PDF関連のAPIも標準開発環境に含まれているし。

よって周知や売り上げの面ではもうしばらく我慢の時期が続きそうです。

DiffPDFを試してみました(4)

DiffPDFにはMac版もあるので使ってみました。$160のWindows版と違って無償で公開されていますね。古いアルゴリズのものなのかな。

で、例のテストデータをAppearanceモードで比較したらこの通り。

DiffPDF for Mac result : Appearance

ほとんどのテキストが消えてしまっています。日本語がダメなのかとも思ったけど、写真下の撮影情報は「Nikon D7000」「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」「ISO100 f11 1/125」といった英数字のみです。それでいて「Mandarin fish」は表示されているのだからよく解りません

CharactersモードやWordsモードも同様でした。

まあ、データとの相性なのだろうけど、私としてはちょっと安心しました。有償ではあるけどMacユーザにとってXORの方が有望といえるだろうから。

プレスリリース

XOR Version 1.1を無事リリースできたので、昨日、PR TIMESのサービスを使ってプレスリリースを関連がありそうなメディア各社宛に配信させていただきました。

press-release-of-xor-1.1

製品を公式にリリースした際に一般的な作法に則ったわけですが、どれほどの効果があるかはわかりません。各メディアが面白そうだと思って取り上げてくれたら波及効果、宣伝効果が得られると思うけど、何しろ無名の人物による無名の製品なわけだから。当然、メディアは各社ともお忙しいのだろうし、下手すると埋没してそれっきりにならないとも限りません。

とはいえ文中に書き添えた以下の文言にはそれなりの訴求力があるのではないかと。

ドキュメント制作において、 気づけたはずの単純なミスを見逃したばかりに「クライアントからクレームを受け、 制作費の値引きを強いられた」「夜間や休日の緊急対応を余儀なくされた」「刷り直しやシール貼りの追加コストが発生した」という苦い経験をお持ちの制作者は多いのではないでしょうか。

あるいはミスの後では「どこかにまだ見逃しがあるかも…」という思いから以前よりも校正の作業時間が長くなるケースも考えられます。 どれだけ入念に見比べても安心できないのもストレスです。

そこで校正の最初にXORを使って「変更された箇所」や「まったく変わっていないページ」を洗い出して確認対象を限定すれば、 作業時間が短縮されコストカットできます。

加えて「見落としがない」という確信や安心感も得られます。

この文言が印刷業、ドキュメント制作業の従事者に向けたメディアの発信者の目に止まってくれたなら、読者に向けた有益な情報と思っていただけるのではないかと。ちょうどAdobeが旧バージョンを利用不可にしたところなので、古いInDesignデータの再現性を検証する需要は増えてくでしょう。

まあ、今はまだリリースを流したばかり。どこかのメディアで紹介していただけたら、それを読んだ読者が関心を持ち…、という段階を待つ必要があります。

何らかの成果を期待しつつ、もうしばらく様子を見ることにします。

XORもやっとキャラ立ちできました

XOR Version 1.1をMac App Storeでリリースしました。追加機能は「囲み」と「マスク」です。

そもそもXORのVersion 1.0にはいくつもの難点がありました。

  1. 知名度が低い
  2. 有償である
  3. Windows版がない
  4. 差を見つけてくれてもすべては覚えられない

1と2に関しては地道に啓蒙活動を重ねるしかありません。3にも今しばらく時間を要します。

よって喫緊の課題だったのが4。せっかく二つのPDFの差を100%検出してくれても箇所が多ければいちいち覚えられないですよね。

そこで比較結果上で見つけた変更箇所をマーキングしたり、もう確認が不要と判断した箇所を隠したりする機能を追加しました。

他にも搭載したい機能の案はたくさんあるのだけど、ひとまずこれで実用的な最低限のツールとして成立できたと思います。