10月1日からXOR(Mac版)のサブスクリプション費用が変わりました。といっても日本以外のストアでの話ですが。
XORのサブスクリプション費用は2,000円と設定してあるので日本の消費税増税が上がっても国内価格は変わらず、代わりに海外市場での価格が調整されました。米国ストアでは$17.99→$18.49。0.5ドルは約53円だから、消費税の+2%分が乗った形です。
for Mac & Windows
カテゴリー: Product
XORの副題を「PDF比較ツール」から「PDF比較アプリ」に変えました。「ツール」というと物理的な大工道具なども含まれるし、スマホやタブレットが十分普及した今では「アプリ」の方が通りが良さそうなので。
ただしProof Checker PROなどは「デジタル校正ソフトウエア」と名乗っています。ツールでもアプリでもなくソフトウェア。そこでアプリとは何なのか改めて考えてみました。
語源の「Application」という英単語はいくつもの意味を合わせ持っているけど、カタカナによる「アプリ」の定義は「デジタル機器上でユーザが起動、操作できるソフトウェアの実行ファイル」ではないかと。モバイルに限らずPCにおいても。補足や訂正があれば教えてください。
ということでProof Checker PROもアプリには違いないですよね。よって今後このサイトではなるべくアプリに統一することにします。
ただしWebブラウザ上で動くものは「Webアプリ」、サーバや別の要素の何かと連携して動作するなら「システム」と表記すべきでしょう。
昨日、株式会社Tooからメールマガジンが届きました。今回は「話題!校正を効率化する「デジタル校正」の無料ウェビナー 第一弾!」の紹介です。
マニュアル(ページ物)の校正ツールとして紹介されているのがCollate ProとProof Checker PRO。校正を効率よく正確に行いたいというニーズは大きいですからね。
さっそくリンクを辿ってウェビナー(ウェブを介したセミナー)を拝見しました。
Collate Proは私には馴染みがなかったのですが、テキストやExcelの原稿から紙面を組み、初校を作成した段階で正確に原稿が反映されているかを確認するためのアプリらしいです。なるほど便利そうだけど、私が制作会社で取扱説明書の制作にあたっていた時はまったくの新規案件はごく稀で既存の取説の改版か流用新規がほとんどだったので、ちょっと利用イメージが湧きません。
対してProof Checker PROは第2校以降で活躍してくれる新旧比較機能を持った最強アプリ(デジタル校正ソフトウェア)。以前から定評がある解析比較の精度はAdobe Acrobat DC Proのよりも上なので、私が過去に勤めていた二つの制作会社でも重用していました。加えてVersion 5からはPDFの各ページを画像として比較する機能も追加されています。これがあると「何も変わっていないページ」を簡単に洗い出せるので、ユーザからの要望が多かったようです。よって改版や流用新規の制作がメインならProof Checker PRO以外は要らない気がします。
ただし、Proof Checker PROは1ライセンスが100万円を超えていて機能も価格も最高峰(安価な3ヶ月限定版と12ヶ月限定版もあります)。小規模の制作会社やフリーランスの個人ではとても手が出ません。
そこで私が開発したのがXORです。もちろん搭載機能はProof Checker PROに遠く及ばないものの、「PDF間の差異箇所を洗い出す」という目的は果たせるし、個人でも導入できるよう月額2,000円のサブスクリプションとしました。
Windows版も近々リリース予定です。30日間の無料使用期間があるので、ぜひ使い勝手をお試しください。
昨日、以下の問い合わせをいただきました。
mac OS 10.9.5には対応するXORはありますでしょうか。
macOS 10.9(Maverics)は6年前にリリースされたバージョンですね。せっかくのお問い合わせだったものの、残念ながら対応のXORはありません。サポートOSを限定することで開発コストを下げるためです。
XORの開発企画がスタートしたのが昨年の前半。当時の最新OSがmacOS 10.13(High Sierra)だったのでこれを下限とし、秋に登場したmacOS 10.14(Mojave)も対象に加えました。
仮にmacOS 10.9に対応するとなると、中古のMacを買い求め、環境を作り、実行ファイルをビルドし直して、下記すべてのOSでテスト項目を一通り検証する必要があります。
つまり単純計算で3倍のテストが必要になる上、もしどこかのタイミングでAPIの変更が発生していればソースコードを修正して、改めてすべての対応OSにおけるテストが必要になります。
Windowsユーザの中にはアプリの互換性の都合などから、いまだに7(場合によってはXP)を使っている人が少なくないものの、Macの場合はOSが無償なこともあり、大半のユーザが最新のOSにアップグレードするので古いOSをサポートする意味は薄いと判断しました。
ちなみに来月リリース予定のmacOS 10.15(Catalina)のβ版でもXORは問題なく動作しています。