michiaki_yogata – ページ 53 – XOR for Mac & Windows:リアルタイムPDF比較ビューワ

InDesignの契約数が解ればなぁ

XORをリリースしてはみたものの、潜在的な市場規模がどれぐらいあるのかが気になっています。追加機能のアイディアがたくさんあるけど、その実現にはそれなりの売り上げが必要になるので。母数が多いほど望みが出てきます。

さしあたりAdobe InDesignのユーザ数が解れば市場規模が把握できそうだけど、どなたかご存知ないですかね?

昔はQuark XPressの全盛期もあったけど、もはやInDesignがデファクトスタンダードになって久しいので、その数が商用ドキュメント制作の市場規模と言えるのではないかと。

まあ、さすがに無理かな。頼み込んでもAdobeは教えてくれないだろうし。もちろんネットにも信ぴょう性のある数字は出ていないでしょうね。

もし日本で数十万人ぐらいの現役InDesignユーザがいるならば、その1%ぐらいにアプローチできればXORの機能追加にも道が開けると思います。

PDF制作者ってどれぐらいいるの?

XORには追加で搭載したい機能のアイディアがたくさんあります。まずはリリースにこぎつけるのが先決だったので見送ったけど、まだほんの一部しか実現できていないので、先々もっともっと使えるアプリに化ける可能性があると見込んでいます。

ただし、それも売り上げ次第。Mac App Storeでのサブスクリプション提供なので経費はかからないけど収益が得られないことには。「売れなければ追加開発できないけど追加機能がなければ魅力が上がらない」というジレンマです。

そこで気になるのが市場規模。XORはPDF差異検出ツール、あるいはPDF比較ツールと呼ばれるアプリです。必然的にターゲットはPDFを制作する方々ということになります。商用ドキュメントの制作会社の編集者だったりDTPオペレータですね。あるいはそれらのフリーランスか。印刷会社でも制作することはあるのかな?

そういった人ってどれぐらいいるのでしょうか。数千人ってことはないでしょうが、数万人かそれ以上?

全員が使ってくれるなんてことはないので、母数は多ければ多いほどいいのですがね。

XORでコストカットしませんか?

30日の無料試用期間後もXORをお使いいただく場合、月額2,000円のサブスクリプション契約が必要なので、導入するならそれに見合った納得感が要りますよね。

そこでこんな使い方はどうでしょう?

修正されていないページを洗い出して確認対象から除外する

XORは二つのPDFを画像化して差異をあぶり出すため、対になるページの変更点を100%検出します。人間が違いを見逃さない限り、すべての変更箇所を把握できるわけです。

どこが変更されたかを把握できるならその逆も然り。まったく変わっていないページも容易に見つけられます。

例えば、取扱説明書は製品のマイナーチェンジに伴い何度も改版される傾向があります。ページ数の多い案件ともなると修正前後のPDFを自力で比較するのは大変な作業です。DTP原稿の赤字箇所の確認だけならともかく、「予期せぬ差異がどこかに潜り込んでいるかもしれない」という観点で数十ページ、数百ページ規模の取説を1ページずつ見ていこうものなら、かなりの時間を要します。ものによっては何時間もかかったり、複数人で手分けする必要が出てくるでしょう。しかも徒労感が募れば次第に集中力も落ち兼ねません。

でも、XORを使って最初に「まったく変更がないページ」を洗い出せば、確認対象をそれ以外のページだけに絞り込めます。

日本の平均的なサラリーマンの給与を時給換算で約2,500円と仮定すると、1ヶ月に1時間分の時短ができればXORの2,000円というサブスクリプション費用は軽く相殺されるでしょう。もちろんXORに利用回数の制限はないので他の案件でさらに1時間削減できれば計5,000円相当の時間的余裕が生まれます。残業せずに帰るもよし、空いた時間で他の案件を担当して業績を上げるもよし。時短が10時間に登ろうものならXOR1年分のサブスクリプション費用相当のコストカットが実現できてしまいます。だとしたら月額2,000円も実は安いとは考えれれないでしょうか?

なお、ドキュメンテーション業界のほとんどの人がすでに使っているAdobe Acrobat PRO DCの比較機能でも同じことができそうに思うかもしれないけど、PDFの内容を解析して比較する方式のため、データ構造次第では差異の検出もれが発生します

PDFに保存できます

見落とされがちだけど、XORでは二つのPDFを並べた状態でPDFに出力したり、プリントアウトできます。

XORで出力した比較PDFのページ(h1)

XORで出力した比較PDFのページ(p3)

XORで出力した比較PDFのページ(p6)

これも使いみちがあるのでは?

例えばAcrobetのコメント機能で「どこがどう変更されたか?」を書き入れて校正用PDFとともにクライアントに提出するとか。

XORは意外に便利じゃない?

XORはPDF差異検出ツール、あるいはPDF比較ツールと呼ばれる類のアプリです。対になるPDFを重ねて差異をあぶり出します。

でも、他にも意外に便利な使い方もあります。「二つのPDFを並べて表示する」です。スペースバーを押せば重ねて表示されるけど、あえて押さず各ページを左右に並べて見比べると。

キーボードやマウスでページめくり操作を行うと対になるページが並んだまま一緒にめくれていきます。

XORでPDFを並べて表示した状態

これ、既存の他のアプリではできないか、できても使い勝手がよくないのではないでしょうか?

月額2,000円は高いですか?

XORの月額2,000円というサブスクリプション費用はAdobe Creative Cloudの5,680円/月〜やAdobe Acrobat PRO DCの1,580円/月〜などと比べると割高と思われる方も多いでしょう。

では、ここで製作者の方々に問いかけます。

2,000円は皆さんの時給に換算すると何時間分ですか?

きっと1〜2時間分かそれ未満ですよね。

そしてもう一つ。

ミスをした際、心の回復にどれぐらいかかりますか?

中には「過ぎたことだから」とすぐに立ち直れる人もいるかもしれないけど、1〜2時間以上引きずってしまう人もおられるかと。あるいは疑心暗鬼になって、他の案件の修正確認作業が1〜2時間伸びてしまうとか。

それにもし制作物の刷り直しみたいな追加コストが伴えば、個人に負担を強いられることはなくともクライアントへの心象や会社の経営には影響が出るかもしれません。場合によっては自身への評価や査定にも関わってくるでしょう。

よって「できることなら過去に戻ってやり直したい」と思うこともあるのではないかと。

もちろんXORにそれを叶える魔法の力はありません。でも、次のミスを防ぐ手助けはできます。修正確認作業の時短にも寄与します。だったらそのための2,000円は飲めるコストではないでしょうか?

XOR Subscription dialog

ちなみに2,000円という額は「コンビニコーヒー1杯分ぐらいの費用で」という着想から決定しました。1日あたり100円なら多くの人にとって許容範囲内だろうと。

1,000円程度にした方がユーザ獲得に有利かとも思ったけど、そもそも無名な作り手が出した真新しいアプリだから2,000円が1,000円でも初動はあまり変わらないでしょう。

他方、先々実現したい追加機能がたくさんあるので、その開発費用を確保するためにも、目先の値下げ戦略よりアプリの価値を訴えていく方が中長期的には正解だと判断しました。

タダより高いものはない

「タダより高いものはない」とはよく言ったもので、わずかな手間や出費を惜しんだばかりにかえって痛い目にあうことってありますよね。

私も制作の現場で何度も経験しました。不思議なことにちょっと手の込んだ修正箇所の不具合には気づくのに、単純なミスに限って見逃しがちだったりします。簡単だからこそ注意力が薄れるのでしょう。誤字脱字などは脳内で正しく変換されがちだし。

そうして制作側で気づくべき不具合を残したままクライアントに提出してしまい、先方から指摘されようものなら恥ずかしい思いをするし、校了が出て印刷が進んだ後で不具合が発覚すれば責任問題になったり、刷り直しの追加コスト負担を求められることも。

いや、そもそもクライアント側が校了を宣言したならそれでOKのお墨付きが出た意味合いのはずだけど、実際には仕事を依頼する側と受ける側の力関係によって、こちらが泣くことになりがちです。

そうして痛い目に遭ったときに思います。「あのときもう少し丁寧に修正内容を確認していれば、こんなことにならなかったはずだよな…」と。

とはいえ反省や気合いではスキルは上がらないし、むしろ疑心暗鬼になって確認作業に余計な時間をかけるようにもなりかねません。「あつものに懲りてなますを吹く」という状態ですね。

よって確認クオリティの向上に最も有効な手段は「新たなアプリを導入すること」です。すでに何かを使っているなら違う特徴を備えたアプリを併用すると良いでしょう。

例えばAdobe Acrobat PRO DCは解析比較なのでデータとの相性次第では検出もれが起こります。

Proof Checker PROには解析比較だけでなくビットマップ比較があるものの、締め切りが重なればドングルの順番待ちが発生します。アプリ自体は素晴らしいのに、「大丈夫だろうとタカを括って検証を省いたら拙い不具合が混入していた」なんてことが起きかねないわけです。

そこでXORの導入をご検討いただけると幸いです。月額2,000円は安くはないかもしれないけど、1日100円(x20日)で致命的なミスを防げるかもしれないし、事が起こってしまえばもっと厳しい出費を強いられかねないので。

XOR Subscription dialog

PDF比較、みんなどうしてます?

ドキュメント制作においてPDFの新旧比較は必須行程です。

もちろんちょっとした修正しかされていないと解っていれば、画面なり校正紙の目視確認で構わないでしょう。でも、そこそこ修正量があるなら何らかのツールを使って見比べたいところです。

あるいはポカが多いDTPオペレータに修正を依頼した場合などでも予期せぬ修正がなされていないかを念入りに確かめたいかと。そう、どこかを修正すると、別のところに良からぬ影響が出ることもあるから。

大きな組織ならProof Checker PROを導入しているだろうから、それを使いますよね。

Proof Checker Pro 5 LITEの画像
Proof Checker PROは最強ツールだけど100万円を超えるので大きな組織じゃないと導入できませんよね…

中小の制作会社や個人の製作者であればAdobe Acrobat PRO DCかな。

これらの他のツールを使っている人って、どれぐらいおられるのでしょうか?

よかったら普段どんなツールを使っているか、コメント欄やFacebook、Twitterで教えてください。事例が集まってきたら統計として発表したいと思います。

サブスクリプションには苦労したなぁ

XORのMac版は1月中にリリースする予定で開発を進めていました。でも実際にリリースできたのは4月の頭。約2ヶ月遅れてしまった形です。

こうなった理由はひとえに私のミス。XORの開発を発注した際に必要な機能やUI案などの要件を伝えたものの「XORはサブスクリプション形式でリリースする」という点を伝えていなかったためです。

その頃の私はサブスクリプションも買い切りの有料アプリも仕組み的に大差ないと思い込んでいました。リリースの段階でAppleが用意した価格リストから「月額2,000円」を選ぶだけで勝手にサブスクリプション対応になると。

でも実際のところ、iOS向けのApp StoreやMac App Storeでサブスクリプションに対応するには、アプリ側にそのためのUIやAppleが用意したサーバとのやり取りをする仕組みが必要がだったのですよね。

XOR Subscription dialog
サブスクリプション対応にはこのようなUIを盛り込み、かつAppleのプロトコルに対応する必要があります

考えてみれば当然です。例えばMicrosoft Word、Excel、PowerPointなどもMac App Storeでサブスクリプションとして提供されているけど、ストア上に「Subscribe」なんてボタンはないわけだから。

よって現有機能が完成した段階で残機能を後回しにしてサブスクリプション対応機能を盛り込むことにしたものの、これに手こずってしまい、リリーズが2ヶ月押してしまいました。

イラストファイルのNG

制作時、1個のドキュメントで使う複数のイラスト類を一枚の.aiファイル内に描く人がいますよね。こんな風に。

NGなイラストファイルの例

そしてInDesignに貼る際はそれぞれ読み込む座標を変えて、各箇所に配置するという。

これ、一見効率的に思えても、やらない方がいいと思います。NGです。理由は再利用性が悪くなるから。

例えば後日、別の案件でカクレクマノミのイラストが必要になったとします。その際、「カクレクマノミ.ai」なんて名前で保存されていれば、ファイル検索ですぐに見つかります。

でも、「海の仲間1.ai」といった大雑把な名前だと、ファイル検索では目当てのイラストを探せません。