michiaki_yogata – ページ 50 – XOR for Mac & Windows:リアルタイムPDF比較ビューワ

PDF解析比較の致命的な弱点

Adobe Acrobat DC PROのPDF比較機能は解析比較方式です。二つのPDFのデータ構造を解析して付き合わせて比較します。

この方式の弱点は二つ。

  1. 時々比較もれが起きる
  2. 動作が重たい

1 の説明は『AcrobatのPDF比較で痛い目にあった話』を参照してください。

2 は時としてもっと厄介です。例えば100ページを超える二つのPDFを比較しようとすると、前処理に長い時間がかかった挙句、比較中にアプリが異常終了して時間が無駄になることも多いので。散々待たされた上に途中までの比較結果さえ提示してくれないという。

もちろん50ページずつに切り分けて別々に比較することはできるけど、面倒ですよね。場合によってはもっと細かく分けなければならないかもしれないし。

ちなみにXORなら100ページかそこらならへっちゃらだし、PDFを読み込んだら前処理もなくすぐに比較を始められます。

Proof Checker PRO 5使ってます?

Proof Checker PROはドキュメンテーション業界において最も信頼が厚いデジタル校正ソフトウェアです。よって「Proof Checker PRO導入済み」は制作受注コンペにおいてキラーワードとして効力を持つことさえあります。

なお、昨年リリースされたProof Checker PRO 5では、以前から定評のある解析比較に加えてビットマップ比較の機能が追加されました。解析比較ではPDFのデータ内容と比較アルゴリズムの相性次第では比較漏れが起き兼ねないけど、ビットマップ比較ならPDF間の差異を100%検出してくれます。よって両方を併用することで以前よりも厳格な比較が可能になりました。

ただし、Version 4 → 5へのアップグレードには月額10,000円(税別)の年間保守契約が必要だったはず。よって余裕のない制作会社の中には1年間12万円の保守契約料を惜しんでVersion 4を使い続けているところもあるのではないかと。だとするとビットマップ比較を使えません。

ならば保守契約の代わりにXORを導入していただくのもいいのではないかと。使い方の差こそあれど同じ目的を果たせるはずです。XORのサブスクリプション費は月額2,000円だから4ライセンスまでなら割安です。5ライセンスなら同額になるけどドングル不要なので5人で同時に使えるし。

心苦しいのはXORにWindows版がまだないこと。何とか夏のうちには出したいのですが。

DTP or Web

なんとなくWebをブラウズしていたら『DTPとWebの違いとは?今からデザインを学ぶならオススメはどちら?』という記事につき当たりました。

結論は

将来性や活躍の場の広さからWebデザインをおすすめします

だそうな。まあ、妥当かな。単純に比べればWebの方が有望ですよね。 WordPressをベースにHTML、CSS、PHP、Javascriptを複合的に駆使して作り上げる作業はいかにも今時のスキルです。業種的にはIT業界に属するのでしょう。

他方、DTPは言ってみればMicrosoft WordやPowerPointの高度版。それらを商用印刷レベルに高めたような感じかと。よって印刷業界です。ITに比べればちょっと泥臭いイメージがつきまとうかな。

ただし、これからの職業という観点だとどうなんでしょうね。Web制作はDTPよりもロジカルだし市場も大きいけど、だからこそ仕事としては難しくなるかも。秀逸なテーマやプラグイン、あるいはWebサイト自動生成アプリなんかが今後も続々と登場し、表示要素を用意してカスタマイズするだけでWebサイトの大部分を作ってくれるようになりそうな気がします。

もちろんシステムに近い部分のSE的な役割は相変わらず必要とされるし、デザイナー的なWebエンジニアの需要もあるだろうけど、HTMLとCSSを組み上げるプログラマ的なお仕事は、ひたすら単価が下がっていくのではないかと。

他方でDTPはもともと作業単価が安い傾向があるものの、あまり自動化が進まなそうなので仕事としては存続し続けるでしょう。しかも1990年代の黎明期に20代や30代で始めた人がそろそろリタイヤの頃合いかと。よって世代交代にうまくはまるかもしれません。

また、個人的には、IT業界では技術革新が速く常に最新の技術を取り入れる必要がある一方で、印刷業界の方は進歩が緩やかなため、むしろ熟練がモノを言う世界という印象です。

というわけで、一概にはどちらが優位とも言えないので、自身がより興味がある方を選ぶのがいいのではないでしょうか。

顧客サービスにもXORを

私が昨年春まで勤めていた都内のドキュメント制作会社の部署では、あるクライアントの取説を改版する際にAcrobatを使ってPDF上の変更箇所をコメント機能の四角形で囲んで提出していました。

これってそこそこ面倒な作業だし、それなりに人件費もかかっていたものの制作費としては請求できず、顧客サービスの一環で始めたものが慣習化してやめるにやめられなくなったそうで。

でも、一通り修正が完了したことを確かめてから、コメントの四角形を付けるのは二度手間ですよね。

さしあたXORを使えば、この工程は付加的な作業ではなく通常の確認作業の作業として済ませられます。

XORの導入後は、変更箇所に一通り四角形をつけてから確認作業に入るという順番になるので、確認結果がOKだと判断できたときには、すべての変更箇所に四角形が付加されています。

Result of comparison by xor
XORで変更箇所に囲みを付けてPDFに書き出した時のイメージ

PDFの不思議な仕様

以前、PDFのデータ形式を覗いてみたことがあります。きっかけは、ほんのわずかなテキスト修正だったのに、Adobe Acrobat DCのPDF比較機能が差異を見つけてくれなかったから。

そこで修正前と後のPDFをテキストエディタで開いてみて驚いたのが、描画要素の並びがかなり違っていたこと。HTMLなら基本的に上から下に要素を記述していくけど、PDFでは違うようです。「どこに描画されるべきか」という情報を持った要素が順不同で格納されていたかと。Acrobatの読み上げ機能でページを読ませても上から順に読み上げてくれないのもそのせいなのでしょう。

それってAmazonの倉庫のような感じかと。Amazonの倉庫では入荷した商品を整頓して格納するのではなく、無造作に格納する代わりにどこに何があるかを厳格に管理しているそうですね。これにより格納場所の選定や整列に迷うことがなくなり業務効率が上がります。

PDFの仕様がそのような思想で策定されたのかは知らないけど、それが正確なPDF比較を難しくしている要因の一つなのかも。もちろん各アプリは表示上の順番を把握した上で比較していくのだろうけど、それでもその仕様のおかげで要素のペアリングが難しいケースも出てくるのではないかと。

脱・貧乏人思考

昨日の続き。貧乏人思考の人はともすると「倹約=お金を使わないこと」と思っているけど、違いますよね。

私の以前の勤務先では15インチモニタ2台が標準作業環境でした。でも、DTPなどのドキュメント制作では画面が小さいことは致命的です。

ただし24インチのフルHDモニタを買おうとしたらローエンドモデルでも13,000円くらいします。中間管理職としては惜しみたくなる額かもしれません。制作スタッフは一人ではないし。

でも、ここで考えなければならないのは負のコストとの比較。例えば平均的な正社員の給与を時給に換算すると2,500円程度とされているけど、小モニタ作業によって毎月累計1時間分ロスが発生していると仮定すれば、年間では24インチモニタ2台分かそこらの人件費が無駄に費やされていることになります。

別の言い方をすると、毎月1時間分の残業代を減らせたならば、24インチモニタの購入費用などは半年で相殺されます。しかもモニタは何年も使えるのだし。

もちろん小モニタによるロスを実際に計るのは難しいけど、1ヶ月160時間働くなら、その中の1時間なんて控え目な数字。実際にはもっと積み重なっている可能性もあろうかと。

貧乏人思考とは恐ろしいもので、それがまた困窮を招くと言う負のスパイラルに陥りかねません。自身も気をつけないと。

コストって何だ?

XORがサブスクリプション方式なこともあってコストについて考えていた際、ふと思い出しました。私が昨年春まで勤めていた都内の某制作会社では、Windows PCと15インチモニタ2台が標準的な作業環境だったことを。

これって残念ですよね。そもそもWindows PCがデザインやドキュメント制作には不利だという点を除いても、15インチモニタ2台は24インチモニタ1台にも劣るので。今どき15インチなんて見かけないから、かなり昔導入したのをそのまま使っていたのでしょう。

でも、ことDTPにおいては画面の大きさで制作効率が大きく変わってきます。15インチだと物理的に狭い上に解像度も低いのでスクロールやマウス操作が頻繁に発生するためです。DTPはラップトップが不利な数少ない分野の一つですね。

CPUはあまりパワフルでなくてもいいけど大画面モニタは必須。制作効率の向上やミスの防止、紙やコピー機の利用代金節約のためにも有効なので。よって在任中に購入申請を出したけど、あえなく却下されました。もはや24インチモニタは1〜2万円。しかも何年も使えるのに。よほどその部署の収支状況が悪かったのか、それともコストに対する考え方が近視眼的なのか。

いますよね。「もったいない」と言って10年以上前の消費電力が大きい家電をいつまでも使い続けているような人が。その時の責任者もそうだったのかも。目先の出費を抑えることしか考えないという。

とはいえ、それって更にその上の立場の人の責任か。「必要な投資なら惜しむな」と言っていないのだろうから。その結果、効率の悪い作業が続いて人件費が余計にかかっていることには気づかないという。

AIに取って代わられる?

10年後AIに取って代わられる職業なんて記事をよく読みますよね。例えばこちらのような。

10年後「AIに取られる」仕事ランキング

ではドキュメント制作はどうでしょう。私は無理かなと思っています。幸か不幸かあまり高度な知的作業ではないから

まあ雑誌の定型ページなんかは自動組版がもっと進むかもしれません。DTPを介さずDBから直接紙面を作ってしまうと。実際、Webサイトの多くはそうなっているのだし。物理的なページサイズの制約があるのでWebの世界よりは難しいけど。

スーパーのチラシの類も理論的にはそうできますよね。紹介すべき商品に強調したい度合いを付与しておいたらAIが判断してうまい具合にレイアウトしてくれるような。そこまでコストを掛けてシステムを開発する人がいるかは別として。

でも、仮にそのような制作が実現したとしても、人間の目による検証は必要ですよね。AIが制作できたとしても読者は人間だし。

そして不具合を見つけたら「どこそこを、こんな風に修正しなさい」という意図を伝えなければなりません。この工程が当面、AIには難しいのではないかと。

ただしAIに職を奪われることはなくても、ドキュメント制作業の作業単価は下がっていくのかも。なるべく効率よく制作して生産性を高めたいところです。

テレワークにも有利です

テレワークという働き方がにわかに流行ってきていますよね。ドキュメント業界でも増えていくでしょう。何しろ女性が多い業界だから出産子育てとかで。あるいは女性に限らず40代50代ともなると親の介護が始まる人もおられましょう。

さて、テレワークで必要になるのがインターネット、PC、そしてアプリ。プリンタもあるといいかな。

アプリは編集者ならAdobe Acrobat DC PRO、イラストレーターやDTPオペレーターならAdobe Creative Cloudが必須だと思います。Adobe製品は1ライセンスを2台までで使えるので、会社で契約したアプリを自宅で使うのも可能かと。

よって問題はPDF比較アプリをどうするか。もちろん自分の仕事に絶対的な自信があれば不要だし、Acrobatで十分と思うなら何も要りません。でも他のアプリを使いたいなら考えものです。その多くは会社で購入し、会社で使うのが前提の契約のものが多いだろうから。

ちなみにXORは同じApple IDなら会社でも自宅でも使えるし、サブスクリプションなので不要になれば解約できます。

45歳以上が首切りに?

希望退職者を募る企業が増えています。45歳という線引きが多いようだけど、中には40歳の企業もあるそうで。寒い時代になったものです。労働者不足や70歳への定年延長が囁かれている一方で「もはや熟練者は不要」「若くて安く使える人材だけで十分」と言っているようなものだし。

さしあたり私の古巣のドキュメント制作の業界ではどうなのかな。その大半は一部上場の製造業企業のような高級取りではないと思うけど、諸般の事情で退職を余儀なくされることもあるでしょうね。

そう、45歳以上ともなると自身の健康問題や親の介護に直面しかねない世代。希望退職に応募せずとも常勤が困難になったりして自主的に苦渋の決断をせざるを得ないケースは増えるでしょう。特に東京圏では介護医療の機会を得にくいだろうし。

つまり、ドキュメント制作においても熟練者をあてにできない時が来るかもしれません。だとしたら対策の一つはアプリを導入して業務を最適化することです。熟練技術を持たない者でも業務を遂行できるように。

他方で通勤が困難でも在宅でなら働ける人もいるでしょう。

それらのニーズに対して、品質管理の側面ではXORが貢献できると思います。XORを使うと経験の浅い人が見落としそうな余計な変更も簡単に見つけられるから。客観的な検証を助けるのでダブルチェックができない環境でも有効です。

30日間の無料試用期間があるので、選択肢の一つとして考慮していただければ幸いです。