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XORのボリューム一括導入(Mac)

時折、企業様から「XORを複数人分導入したいが、一括で支払えないか?」というお問い合わせをいただきます。 XORのサブスクリプション費の支払いはMac App Storeの規定に倣うため、残念ながら請求書ベースの支払いはできないものの、支払いの方法を一元化することはできます。 このページではその方法を紹介します。

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1. Apple Business Managerを使う

Appleが推奨している方法がApple Business Managerです。Apple Business Managerを使うと「manager@xxxxxxxx.appleid.com」のようなApple IDが作れます。「xxxxxxxx」の部分は企業を表すユニークな文字列です。
Apple Business Managerの画面
Apple Business Managerの画面
ちなみに対応する支払い方法(日本)は以下。 VPP クレジットとはApple独自の電子マネーのようなものだそうです。コンビニで売っているiTunesのプリペイドカードの残高データみたいなイメージでしょうか。
  • Volume Purchase Program (VPP) Credit を Apple から安全に入手する
なお、Apple Business Managerの登録には会社のD-U-N-S 番号が必要です。 詳しくは以下をご参照ください。

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2. 個人のApple IDを使う

Apple Business Managerの利用にはD-U-N-S番号の取得が必要になるなど少々面倒です。 また、古くからMacを利用してきた会社、小規模な会社、あるいはMac向けの管理者や社内ヘルプデスクが所属していない会社では、Macを使う際のApple IDを個々のスタッフに任せているかもしれません。各人はMac App Storeから自身が購入したユーティリティの類も使えるので便利です。 この場合、XORを全員のMacに導入するのに最も簡単な手法は「毎月の給与に2,000円のアプリ費を乗せて支給する」です。通勤定期代みたいな感じですね。 二千円札 そうして各人に自身のApple ID、自身の支払い方法でXORのサブスクリプションを契約してもらいます。 スタッフの誰かが退職すれば、XORのサブスクリプションを解約するかどうかはその人に任せることになります。

補足:

中には毎月の2,000円を懐に入れてしまう人も出てきそうに思えるけど、その心配は要らないでしょう。フルタイムワーカーならXORの導入で校正が楽になり、1ヶ月2,000円以上の時短効果が得られるはずです。

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3. 会社でApple IDを作成する

Apple Business Managerの利用にはD-U-N-S番号の取得が必要になるなど少々面倒です。 そこで、会社がスタッフ全員分のApple IDを作成して、パスワードと共に台帳管理する方法があります。また、Apple Business Managerは2018年に登場した新しい仕組みなので、それ以前から会社側で作成したApple IDを各スタッフに割り当てているかもしれません。 この場合、すべてのApple IDの支払い方法に会社のクレジットカードを紐付けておけば、支払いを一元化できます。スタッフが10人なら毎月20,000円(2,000円のサブスクリプション費 x 10人分)が請求されます。 apple logo スタッフの誰かが退職した際は、XORのサブスクリプションを解約するか後任者に使ってもらうかを会社側が決めることになります。

補足:

各スタッフが、うっかり有償アプリを購入してしまわないように注意喚起しましょう。会社に請求されてしまいます。

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XORがMac App Storeからしか手に入らない訳

XORは販路をMac App Store(およびMicrosoft Store)に限定しています。 Download_on_the_Mac_App_Store_Badge_ja これはひとえにコストカットのためです。こうすることで、パッケージの作成、流通管理、コピープロテクトの実装 or サブスクリプション管理用サーバの構築・運用といった諸々の経費を割愛でき、アプリを安価に提供できます。 よって、もし他の販路も利用しようと思えばそれらのコストが乗るため、XORの提供価格は大きく上げざるを得ません。でも、それでは「誰もが、いつでも存分に使える」というコンセプトが成立しなくなってしまいます。 そのため、この先もAppleが対応しない限り請求書ベースの支払い方法には対応できないでしょう。

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