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校正をもっと早く、楽に!
校正作業にかかる時間を減らしたり、作業が楽になれば嬉しいですよね?
そこで、XOR for Mac Version 2.3では修正前と後のPDFを比較した後の校正作業が楽になる機能を追加しました。
校正の真実
校正におけるメインの作業は「修正後のPDFがDTP原稿の指示通りに修正されているかを見極めて、必要なら再修正用のDTP原稿を作る」です。修正前と後のPDFの差分箇所の洗い出しはその前段階にすぎません。
校正の作業内容
⚫︎新旧PDFの比較
→差分箇所の洗い出し
⚫︎差分箇所の検証
→差分箇所への校正と結果記入
→修正もれがないかの確認
→無用な変更が発生していないの確認
◆すべての修正が正しい場合
→変更箇所一覧(提出用)を作成
◆修正に不具合がある場合
→再修正用DTP原稿を作成
→再修正をDTPオペレータに依頼
また、差分箇所が正しく修正されているかを検証するのは人間の役割です。
加えて、高価で高度なPDF比較アプリを導入しても、差分箇所をより多く見つけてくれるわけでもありません。
よって、校正の生産性向上に有効な手段は、新旧PDF比較の充実ではなく、差分を見つけた後の作業を簡便にすることです。
差分を見つけた後の作業を簡便に
新旧PDFをバッチ処理で比較して比較リポートを作成するアプリを使う場合、その後の校正作業は少々面倒ではないでしょうか?
何しろ比較リポート、修正後のPDF、DTP原稿の三つを見比べながら個々の変更箇所の校正結果を判定する必要があります。時には修正前のPDFを見たい時もあるでしょう。
また、Acrobatを使って修正後のPDFの複製に校正結果を書き入れたり、再修正用のDTP原稿を作成する作業でも複数ファイルを扱うことになり、少々煩雑ではないかと。
比較リポートを作成するアプリを使う場合の校正は、
各ファイルを見比べながらの手作業になります
そこでXORではPDF比較だけでなく、その後の校正結果の記入を簡単にする機能を追加しました。
XORなら校正結果をワンクリックで記入
XORでは新旧のPDFを比較して見つけた差分箇所に対して画面上で校正結果を記入し、校正履歴のPDFとして書き出せます。
1. 注釈ダイアログを表示
ふたご表示で差分箇所の赤い囲みをクリックすると、このような注釈ダイアログが表示されます。
差分箇所に対する注釈ダイアログの初期値は最終修正指示の記入待ちですが...
2. ボタンクリック
校正結果がOKなら緑のボタンをクリックします。
3. 校正結果の記入完了
注釈ダイアログが自動的に閉じられ、囲みが緑の二重線に変わり、校正結果の記入が完了します。
4. 確認
緑の二重線をクリックして注釈ダイアログを再度開くと、「✔︎ OK」という校正結果が記入されます。
実際のところ校正結果のほとんどはOKになるはずです。追加のコメントも不要でしょう。つまり、個々の差分箇所に対する校正結果の記入作業のほとんどがワンクリックで完了します。
しかも、記入した校正結果はPDFに注釈として引き継がれるので、不具合がなければそのPDFがクライアントに提出する変更箇所一覧に、不具合があれば再修正用のDTP原稿になります。
DTPオペレータこそXORを使うべき
DTPオペレーター全員がXORを使えば自己チェックで不具合を見つけやすくなり、編集者からの差し戻し修正が減って制作の所要時間、つまり人件費を削減できます。
筆者がかつて所属した制作会社では高価なPDF比較アプリを1ライセンス導入し、約20名の制作スタッフ全員がUSBドングルを譲り合いながら使うことになっていました。
でも、現実には提出スケジュールが重なる場合も多く、主要案件を担当するベテラン編集者の利用が優先されてDTPオペレーターや非正規制作スタッフは利用しづらい空気感が醸成されていました。
とはいえ十分な品質が求められるのは当然ながら主要案件だけではありません。
そして、PDF比較アプリを使わなかったときに限って自力では見つけにくい不具合が紛れ込んでいたりするものです。
PDF比較アプリの使用に順番待ちができたり、使用を諦めるスタッフが出れば品質確保に支障が出かねません。
よって立場や担当案件に関わらず、PDF比較アプリを誰もがいつでも使える状況が理想です。
ならば、月額2,000円(サブスクリプション)のXORを制作スタッフ全員分導入するのが最適な選択肢ではないでしょうか。
誰もがXORを使えば制作の効率が上がる
しかも、XORにはPDF比較だけでなく、見つけた差分箇所に校正結果を記入して再修正用のDTP原稿を書き出す機能もあります。
まずは1ヶ月間無料で試用してみて有用だと思えたらサブスクリプションを継続されるといいでしょう。もちろん導入済みのPDF比較アプリを置き換える必要はなく、補完用途にも有効です。


