XORの最も効果的な使い方

page2020で弊社ブースに立ち寄っていただけた方の関心事は、もちろんXORの特長でした。3フロアに渡る会場のどこかで他社さんもPDF比較の製品を展示していたかと思うので、きっと違いを知りたかったことでしょう。

XORの特徴は「シンプルなPDF比較アプリを導入しやすい価格でご提供」です。月額2,000円のサブスクリプションはさすがに最安ではないかと。

そしてXORの最も効果的な使い方は以下になります。

変わっていては拙い箇所に無用な変更が生じていないかを確認する

私は長年に渡って取説の制作に携わりました。取説は改版があるものだし、個別の制作においても初校→再校→三校といった具合に段階を踏んで制作される過程で無用な変更が生じることがあります。これが修正もれならDTP原稿の修正指示と対になっているので比較的簡単に見つかるものの、無用な変更は誰も意図していないため、DTP原稿と付き合わせても見つかりません。

よって見逃して痛い目に遭った後は疑心暗鬼になるし、どれだけ入念に確認しても何も見つからず徒労に終わることもあり得ます。

そこで毎回の校正の冒頭にXORで変更されていないページ、箇所を洗い出して確認対象から取り除けば、「どこかに紛れ込んでいる無用な変更を探す」という作業を省け、時間短縮、コストカットに繋がります。

XORによって削れるコストは「無用な変更を探す」という作業

月額2,000円は安すぎ?

Page2020の会場でお話しさせていだだいたお一人から「月額2,000円は安すぎないか?」と言われました。

ちなみにその方は私が20年ほど前に在籍したソフトウェアハウスの元上司。その節は大変お世話になりました。久々にお会いでき、紆余曲折ありながらもまだ会社が存続できていることを嬉しく思います。ただし事業継承は急いだ方がいいですね。10人弱のIT企業で経営陣が70代、60代だと信用されないでしょう。「計画性がなく後継者育成で失敗した」と言っているようなものから。

さて、月額2,000円というお値段ですが、「安い」と思っていただけたら成功だと考えています。長年ソフトウェアビジネスをやって来られた立場からすると月額2,000円は過剰な安売りに感じられるのかもしれないけど、試用期間後に1年間使えばユーザの支払いは24,000円。2年なら当然48,000円だから、業務用アプリとは言え個人向けともなるとなかなかのお値段ではないかと。

XOR Subscription dialog

page2020終了

2/5(水)〜7(金)に池袋のサンシャインコンベンションセンターで開催されたpage2020が無事終了しました。来場された皆さま、主催のJAGAT関係者の方々、近隣ブースの出展者各社にお礼申し上げます。

page2020のFROGFISH合同会社ブース page2020のFROGFISH合同会社ブース

ただし、pageに初めて出展してみた私の感想は「当てが外れた」です。なにしろブースを素通りされる来場者の割合が圧倒的に多くて。もちろん最大の理由は知名度の低さと展示物の訴求力不足ですが、こうも歩留まりが低いものかと。来場者の総数は約67,000人と発表されたものの、ブースに立ち寄ってくださる人の割合はその1/1,000といった感じだったので。

もちろん中にはXORのアイコンが入ったプリントアウト持参で名指しで来訪してくださる方もおられ、とても有り難かったのですが残念ながらごく少数でした。

まあ、ひとえに印刷業界といっても業種は様々で、当然来場者の関心事も異なるはずです。そこはどうにもなりません。

また、私が想定していたターゲット層は比較的小規模な印刷会社や制作会社で制作業務を担っている方々や個人事業主的なの制作者だったのだけど、その割合が少なかったのかもと推測します。何しろ制作者は日々の業務に追われていて展示会見学どころではないのだろうと。会社が池袋から近かったり、自宅がその方面でもなければ、わざわざ多忙な業務を切り上げて見学に行こうとは思わないのも当然です。私も制作会社勤務の頃はそうだったから。

事前には「6万人以上の来場が見込める国内最大の印刷業界向け総合イベント」への出展は新新アプリの周知の場として魅力的に思えたけど、私のような立場だと出展しても効果が乏しいと痛感しました。よってこの形態での出展は今回限りになるでしょう。

XORの周知、販促活動には別の方法で臨む必要があるようです。

誰でも使える、いつでも使える

本日はpage2020の二日目です。私の説明も少しずつ上達しているのではないかと。page2020に来場される方は、ぜひ4FのBT-08ブースを訪ねてください。

page2020

さて、page2020におけるPDF比較アプリ『XOR』のキャッチコピーは「誰でも使える、いつでも使える」。「高性能なアプリを全員ででシェアするよりも、シンプルなアプリをスタッフ全員がいつでも使えた方が効率的なはず」という思想によるものです。

誰でも使える

定義は以下。

  • 手頃な導入コスト
  • Mac & Windows
  • 簡単操作

いつでも使える

定義は以下。

  • 自分専用
  • 場所を選ばない

そのため、XORはMac App StoreおよびMicrosoft Storeにおける月額2,000円のサブスクリプション提供です。1ヶ月の無料試用期間もあります。

加えて同一のアカウントであれば、会社でも自宅でも出先でも使えます。この先、在宅勤務を望む人、それを余儀なくされる人は増えると思うのですよね。

その点については改めて書きます。

Microsoft Storeの謎

先日クレジットカードの請求書を眺めていたら気になる点が見つかりました。XOR for Windowsに対するMicrosoft Storeからの請求が何と2件。もちろん私は1つしか契約していません。

Microsoft Storeからの請求
Microsoft Storeからの請求

そこでMicrosoft Storeに問い合わせようとサポートサイト内を探し回ったのだけど、それっぽい問い合わせ先が見当たらず。

代わりに「Microsoft サブスクリプション: 場合によっては1か月に2件の請求書が届く理由」という記事にたどり着きました。なるほどタイミングによっては起こりうる現象なのか。

ちなみに私は10月26日前後にサブスクリプションを契約した覚えがあるので無料使用期間の1ヶ月が経過して11月26日に課金されたのは解るとして、11月30日の方はどういう扱いの課金なのだか。

まだ何とも言えないので、翌月のクレジットカードの明細と付き合わせてから、必要ならMicrosoftに問い合わせようと思います。