安かろう悪かろう

最近、Youtubeを見ているとコンセントに直付けできる小型セラミックファン婦ヒーターのCMが流れることがあります。合成音声の日本語がお粗末で、商品もいかにも怪しいのだけど、近年ドローンの発展のおかげでハンディ扇風機の性能が向上した例もあるので、試しにTemuで買ってみました。

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中国からの輸送らしく一週間ほど待って届いた商品を試すと、案の定不良品でした。本体の電源ボタンをタップしても、リモコンの電源ボタンを押してもONになりません。ダブルタップやホールドも試したもののダメ。

まあ、何十回も試すと稀にONになることもあったけど、温かいのは本体前面からせいぜい50cmぐらいまでですね。

よってTemuで返品・交換の手続きをしたら、事実確認もなく速攻で返金され、返品の必要はないとのこと。手元にガラクタが残ってしまいました。何というか、Temuはそういうビジネス設計なのかも。高確率で不良品が紛れているのが前提の。これこそ安かろう悪かろうの典型です。

まあ、私が見てくれが同じだけのバッタもんに飛びついてしまったってことだろうけど。

HELLO CYCLINGの嘘

HELLO CYCLINGのロゴ

HELLO CYCLING(ハローサイクリング)という自転車レンタルサービスがありますよね。近頃あちこちで見かけるようになりました。そして「好きな場所で返せるシェアサイクル」と言う謳い文句で宣伝しているけど、これ嘘です。初めて使ってみてわかりました。好きな場所では返せないことが。

先日、自宅から3.5kmほど離れたとある施設に出向く機会があり、往路は徒歩で1時間弱かけて赴いたのだけど、近くにHELLO CYCLINGのステーションを見つけたので帰路で使ってみることにしました。

少々道に迷いながらも自宅最寄りのHELLO CYCLINGステーションに無事到着。いざ返却手続きを試みたものの以下のようなメッセージが表示され、返却拒否の憂き目に遭いました。

HELLO CYCLINGの満車メッセージ「現在ステーションが満車のため返却ができません。空きがある別のステーションへ自転車を移動させて返却をお試し狗d祭。(e1150)」

そう、そのステーションでは駐車ポート(前輪を乗せる場所)がすべて埋まっている状態で、ポートに空きがないと返却できないとのこと。他社の自転車レンタルサービスではステーション敷地内なら返却できる仕様だし、てっきりHELLO CYCLINGも同様だと思い込んでいたので、これには愕然としました。

つまりHELLO CYCLINGの「好きな場所で返せる」という触れ込みは条件付きの話で、正しくは「好きな場所に空きがあれば返せるものの、空きがなければ他のステーションに行く必要がある」というわけです。

何とかならんのかと問い合わせようにも電話番号は書かれておらず、問い合わせのチャットにはbotからの的外れな返答しか帰って来ません。もちろん、そうこうしている間も利用料金は嵩んでいきます。

結局、その場所から近いところから順に10箇所ほどステーションを巡った末に、出発地点とは反対側の自宅からは3.3kmほど離れた場所でようやく返却に成功。料金が500円余計にかかった上、そこから徒歩で1時間かけて帰宅しました。こんなことならHELLO CYCLINGは使うんじゃなかった。

ちなみに最後の最後で判ったのだけど、アプリのマップで自転車マークをタップするとそのステーションで返却可能かどうかが表示されます。なるほど最初にそうやって確認すべきだったのか。

HELLO CYCLINGのステーションマップ

まあ不満を書き連ねるだけで終わるのもなんなので、このサービスの改善点を4つ挙げておきましょう。

1. 問い合わせの充実

少額とはいえ刻一刻と利用料金が嵩むサービスなのに、リアルタイムの問い合わせがbotによるチャットのみなのは残念です。

2. 満車でも返却可能とする

他社サービスのようにステーション敷地内なら返却可能という仕様に変更していただきたいものです。

さもないと「人気のないステーションをわざと満車にしておくことで利用者に不便をかけて利用料金の売上を増やそうとしている」と受け取られてもしかたないでしょう。

3. レンタル開始時に尋ねる

自転車を借りる手続きを確定する前に「目ぼしいステーションの空き状況を確認してください。マップ上の自転車マークをタップするとそのステーションで返却できるか確認できます」と表示すれば、利用者は返却場所を考慮できます。

4. マップの改善

アプリで表示されるマップではどこにステーションがあるのかを地図上に表示してくれるけど、だったら返却可能なステーションは色分けしてくれればいいのに。そうすれば借りる際にどこで返却できそうかが一目で解り、目ぼしいステーションに空きがなければ借りない選択もできるので。

ただし、3と4に関してはサービス設計段階でそれぐらいのことに気づかなかったとは考えにくいので、わざと空き状況がわかりにくくしているんじゃないかと疑ってしまいます。

macOS Sonomaのスピーチ機能が改悪された

訳あってMac miniのmacOS Ventura環境を上書きする形でmacOS Sonomaに移行することになりました。外付けドライブにVentura環境を作りたいけど、一筋縄では行かなそうです。

そんなわけでSononaにさっさと慣れた方がいいと考え直しました。感触は良好です。日本語入力の精度も上がっている気がします。

macOS Sonomaのアイコン

ただし、ひとつ改悪点を見つけました。「スピーチ」機能です。iPhoneやiPadもそうだけど、Macでは選択テキストを読み上げる機能が備わっています。これがSonomaで変更されたようで。

具体的には読み上げ箇所が黄色にハイライトされるようになりました。まあ、それはいいのだけど、以下のような不具合があります。

  • ページを移動すると読み上げが終わる
  • 日本語のテキスト中に英単語が混ざっていると、そこだけ英語読みする

例えばSafariでYahoo!ニュースで複数ページに分かれている記事を選択して読み上げさせる場合、Venturaまでは1ページ目を読み上げさせつつ2ページ目に移動しても読み上げが続いていたけど、Sonomaではページを移動すると読み上げが止まってしまいます。

また、日本語中に混ざった英単語をいちいち英語ネイティブ読み上げエンジンで読まれるとゲンナリしますよね。

ただし、システム設定を開いて「アクセシビリティ」>「 読み上げコンテンツ」と進み、「選択項目を読み上げる」をオフにするとVenturaまでのなじみの挙動に戻るようです。

macOS Sonomaのシステム設定 > アクセシビリティ > 読み上げコンテンツ の画面

macOS Sonomaへの移行を強制された件

macOS Sonomaのアイコン

Mac miniのmacOS Ventura環境は残したまま外付けHDDにmacOS Sonomaをインストールしようとしたものの、うまくいきませんでした。インストールまでは完了したものの、そのボリュームから起動できなくて。

macOS Sonomaを起動ディスクに指定できない旨のメッセージ

そうしてあれこれ試している内に、macOS Ventura用の未適用アップデータを発見したので適用してみたらOSが壊れました。具体的な挙動は以下の通り。

  1. 文字入力ができない
  2. ファイルのコピーが完了しない
  3. システム設定を開けない

最初に気づいたのが文字入力の不具合。不思議なことにショートカットキーは効くものの文字キーやリターンキーはまったく受け付けてくれません。キーボードビューアも同様です。ログイン画面のパスワードは普通に入力できるのにログイン後はダメで。

そこで今一度、外付けのSSDに新規のSonomaをインストールしようとしたものの、Sonomaのインストーラがパスワードを求めてきたところで頓挫。

ならば何が起きてもいいように、とりあえず各種ファイルをHDDにコピーしておくことに。一応TimeMachineにバックアップはあるはずだけど、OSがこんな状態ではそれも信用がならないから。でも、ファイルコピーの操作をしても実行されませんでした。

そればかりかシステム設定も表示できないという有様です。さて、どうしたものか。

まあでも私も30年以上のMacユーザ。トラブルシューティングは好物みたいなものです。クリアインストールは最終手段として、それ以外の方法はないものかと考えを巡らせました。

実はこのMac miniにはメインの環境の他にXORの動作テスト用環境を作ってあるのでそちらにログイン。すると文字入力を初め、すべての操作が正常に動作しそうだったので、これ幸いとシステム設定を開き、macOS Sonomaへのアップグレードを実行。

アップグレード終了後にログインすると動作テスト用だけでなくメイン環境の方も正常に動作するようになりました。Ventura用のアップグレードで壊れた何かがSonomaの適用で修復されたようです。

というわけで、Ventura環境は半ば強制的にSonomaに以降刺さられてしまいました。しょうがない、これをメイン環境として使っていくことにしましょう。

PayPayの不可解な現象

失効しかけたANAマイレージを使うべく、先日こちらの商品をYahoo!ショッピングで購入しました。Mac miniの座布団的なドッキングステーションです。

Mac mini ハブ/ドッキングステーション (8in1 TypeC)シルバー&スペースグレー/ 2.5インチ SATA接続 SSD/HHD + M.2 スロット搭載 (外付け SSD ケース)
この写真ではわかりづらいけど、両Mac mniの下に薄っぺらいドッキングステーションが敷かれています

販売価格は11,300円(税込)だったのでANAマイレージ→Tポイント→PayPayポイントに交換して11,300ポイントを工面し、丸々支払いに当てました。

そうして二日後ぐらいに商品が届き、何かの拍子にYahoo!のページを見るとPayPayポイントの残高が変わっていません。

ひょっとしてポイント支払いの指定をミスってクレジットカード払いになったのかと思いきや、普段Yahoo!で使っているJCBの支払い額が確定しても反映されていません。

これって全額ポイントバックのキャンペーンか何かが適用されたのでしょうかね。だったら知らせてほしいよなぁ。もちろん支払いたくないわけじゃないけど13,000円が後から課金されようものならショックだし。

などと思っていつつ別の商品を買うべくYahoo!ショッピングのサイトを見ていたら支払い方法のクレジットカード指定がいつものJCBからPayPayのMasterCardに変更されているのを発見。こちらに請求されたのかも。利用明細が送られてくるかは解らないけど、紐づけられた銀行口座から13,000円の引き落とされていれば確定ですね。

振り返ってみるにPayPayの利用登録をした後にカードが送られてきてたから、その時点で無条件にクレジットカードが変更されていたのでしょう。何だかなぁ。