邪馬台国はどこにあった?

吉野ヶ里遺跡

邪馬台国がどこにあったのかは未だ解決を見ない歴史上の大きな謎。たびたび新説や珍説が発表されメディアを賑わわせます。つい先日もYahoo!ニュースで新しい解釈が取り上げられていました。

さて、候補地として代表的なのは九州と畿内。私は断然九州説支持です。単純に大陸に近いから。

だいたい邪馬台国については魏志倭人伝に書かれているだけで、その僅かな手がかりをもとに皆ああだこうだと言っているけど、それってどうなんだか。例えば、「投馬国まで南に水行二十日」「邪馬台国まで南に水行十日、陸行一月」という記述から、やれ方角が間違っているだの、距離の尺度が違うだのと。でも、そんな大雑把な方角や数字を確定事項として扱うことに無理があるだろうと。

そこで私の説は「魏の使節団が旅費や報酬を釣り上げるために旅の工程を盛った」です。対海国(対島)、一大国(壱岐)、末廬国(松浦)、伊都国(糸島)ってところまでは足跡が辿れるのに、その先が曖昧になっているのは、玄界灘に面した沿岸の様子は当時の大陸にも伝わっていて誤魔化せないけど、内陸に至れば誰ももう確かめられないから10倍ぐらい盛って報告したと。

というわけで邪馬台国は九州の北部のどこかだったと思います。ただし、記録が当てにならない以上、よほどの物証が発見されない限り、それも証明されないだろうと。

跳ね上げ式メガネのメンテ方法

私は跳ね上げ式メガネを愛用しています。元々近視だったけど加齢と共に老眼が入ってきて、コンタクトレンズだと手元に焦点が合わなくなったもので。

近視でない人が老眼になると手元を見る際に老眼鏡を使うのだろうけど、近視+老眼の場合、メガネを外せばOK。ただしメガネの着脱が面倒なので、レンズだけを撥ね上げられるタイプが重宝します。遠近両用のように下目遣いをする必要もありません。

【DUN】 ドゥアン 眼鏡 日本製 ハネ上げ式 跳ね上げ メガネ

ただし、跳ね上げ式を何年も使っていると次第にヒンジの部分の摩擦がなくなるのか、ある時を境にレンズを跳ね上げたままキープできなくなります。ネジをキツく締めても改善しません。こうなると跳ね上げ式は一転して普通のメガネよりも不便です。ぶらぶらするレンズでは途端に酔って、まともに生活できません。

というわけでこれまでは症状が出たらメーカーに頼んで有償で調整してもらってたのだけど、Yahoo!でこのような記事を見つけました。

手元も見やすい跳ね上げ式メガネ Zoff「FLIP UP」 裏ワザで快適に

なるほど、サテンバーニッシュなる塗料を塗れば、ヒンジの摩擦を高められるのですね。良い情報に感謝します。

スーパーボウル LVIを録画したい(1)

私はNFLシンシナティ・ベンガルズの長年のファンです。子供の頃、あの虎柄のヘルメットが最高にクールに見えたもので。

Joe Burrow Cincinnati Bengals Autographed Riddell Speed Flex Authentic Helmet

そして今年は33年ぶりにスーパーボウルに進出しました。相手は同じく羊の角柄ヘルメットのロサンゼルス・ラムズ。結局、ベンガルズは負けちゃったけど勝つ可能性も十分にある試合でした。あそこであの珍事的な反則がなければ。それに第4クオーターで自陣エンドゾーン前のフラッグも痛かったよなぁ。そりゃ1st Down & Goalが続けばいつかはタッチダウンされてしまうものだし。いや、そもそもQBのBurrowがサックを喰らいすぎて攻撃のペースを掴めなかったよな

そんなわけで敗戦は残念だけど、この試合を動画データとして残すことにしました。我がベンガルズの4度目のスーパーボウル進出がいつになるかはわからないし。

とは言え今年はNHKの放送がなかったためNFL GAME PASSでスーパーボウル一試合だけ契約(120円)。1ヶ月間見られるので、これをキャプチャすることに。もちろん個人用です。ネットに上げたりは一切しません。

続く…。

Apple TVに驚いた

Apple TVを何年も使っていて今さらながら驚いたことがあります。Apple TVってテレビのリモコンでもコントロールできるのですね。

Apple TV
私が使っているのは一つ前の機種です

昨日、Apple TVのAmazon Prime Videoのアプリで映画を観ている際に間違ってApple TVのリモコンではなくテレビリモコンの一時停止ボタンを押したところ、ちゃんと再生が止まったのを発見。驚きました。何しろ私のテレビはドウシシャというあまり聞かないメーカーの製品だから。

これまで専用リモコンかiPhoneで操作していたけど、テレビリモコンでも操作できれば操作の自由度が増します。

ただし、テレビリモコンだとApple TVの電源を入れる操作だけはできなさそうだけど。

コロナ病床の逼迫に思う

五輪が終わり、ニュースの主要テーマはコロナ病床の逼迫問題に移りました。何しろ今感染した場合、ちゃんと入院治療、あるいはホテル療養が受けられるかもわからないので。自宅療養は人によっては不安が大きいですよね。例え軽症でも容体が急変することがあるようだし。

そこで野戦病院的な施設が必要だと思います。なお、パーティションは不可欠でしょう。

橋下氏は否定的なようだけど、法律が整ってなくても人命のためにはどうにか調整して早急にやらざるを得ないはずです。医療人材に関してもそう。少ない人員で多くの患者を効率的に診られるようにしないと助かる人も助けられなくなりかねません。実際、福井県はまだ病床に余裕がある中で予備の100床を確保したし、他の都府県にもできるはずです。

そう聞いて連想するのが介護問題。特に東京都の。何しろ永年の一極集中のせいで数年後の東京は超高齢化に見舞われます。進学や就職で地方から出てきてそのまま東京に居を構えた団塊の世代以降が続々と後期高齢者になるためです。コロナの重傷者数と同様、母数が多ければ要介護者も増えるけど、これといった解決策はありません。何しろ土地の制約から大規模介護施設なんて建てられないし、介護士のなり手もいないので。

中には「東京にはこれからも若い世代が流入するから大丈夫」なんて言う人もいるけど、それは浅はか。若者が増えても要介護者が減るわけではないことは、ちょっと考えればわかるはずです。

そこで本来ならかつての役割を終えた多摩ニュータウンなどを介護拠点地域として再開発すべきだろうけど、そんな話は聞かれません。区分所有の問題もあって難しいのでしょうね。よって東京では介護離職、介護待機、そして介護放置される人が急増します。必然的に閉塞感が漂い、都や区市の財政も厳しくなるでしょう。東京五輪は特需なく終わってしまったというのに。

ちなみに地方なら土地の制約も少なく集中的な介護施設も確保しやすい上に、東京よりも仕事が圧倒的に少なく、巨額の住宅ローンを抱えた人もあまりいないので、低所得の介護でも就職先の選択肢になり得ます。

というか、地方では高齢化が先に進んだおかげで今後の高齢化ペースは落ち着いていきます。現役世代を東京に送り出したため、今の高齢者を送れば続く世代が少ないので。もちろん減った人口が回復するわけではないので、これといって特徴なない田舎は存続が難しくなるけど、ある程度の人口がある地方の都市部では、東京とは逆に高齢化問題が過去のものとなっていきます。

東京五輪2020が無事終了

TOKYO五輪2020

東京五輪2020の全日程が終了。最後、台風に見舞われそうになったけど運に恵まれました。もし悪天候だったらマラソンや閉会式はどうなっていたことか。

私は東京五輪の招致に反対だったし、来年に再延期して世界的にワクチン接種が進んでから有観客のフルサイズで開催すべきだったという思いは今でも変わりません。今年やったばかりに入場料収入やインバウンド特需を失っただけでなく、ホストタウンにおける選手と子供たちの交流がなされなかったのはプライスレスの大きな損失だから。

とはいえ競技は競技。こちらはけっこう楽しめました。終わって寂しいと思うぐらいです。どうせなら1ヶ月ぐらいのスパンでやってくれればいいのに。私は時間に自由が効く方だけど、スケジュールが重なっててオンタイムで見られなかった競技も多かったから。開催日数についてはオリンピック憲章を改定した方がいいのではなかろうか。

それにしても東京五輪は歴史的にもなぜか受難がついて回ります。1940年は返上、2020年は延期を余儀なくされました。とはいえ今大会のコロナ禍の開催に加えて、開会直前までバタバタしてた割には大きな問題もなく終えられたかと。それはまるで日本の社会そのもの。政治のリーダーシップには期待できず、あれこれ社会問題もたっぷりあるのだけど、なんだかんだ言って平和で暴動の類は一切怒らず、かつ市民生活を割とハイスペックな状態で回り続けるという。これで貧困や低所得労働の問題さえ改善されれば世界的に誇れるレベルでしょう。

よって有事の大会としては成功と言っていいかと。このままパラリンピックも無事開催され、成功裡に終えてくれることを願います。

プロセスエコノミー

ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか』の6月30日放送ではIT批評家の尾原和啓さんがゲストでした。

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!
辛坊さん自身は太平洋ヨット航海の帰路につきました

語られたのは「プロセスエコノミー」について。何でも「モノづくりにおいて、もはや機能では差別化できない。ならば成果物よりもプロセスの方が価値を有する」とのこと。あるいは「プロセス込みの成果物に価値を高められる」のだと。なるほど、その通りだと思います。

差し当たりXORの場合、開発過程を公開して共有するのは無理だけど、そのバックグラウンドなら語れます。

1. 課題の発見

2016年秋、私は都内のドキュメント制作会社に再就職しました。その会社では主に編集者として取扱説明書の制作に携わったのだけど、現場では実にアナログな校正がなされていました。校正紙をいちいちプリントアウトして目視でDTP原稿と見比べる感じです。

そのため校正能力が問われる上、やたらと時間がかかるし、ときには無用な変更の見落としも発生します。DTP原稿の修正指示とは違う箇所が変化していても、なかなか気づけないものです。

よって「これはアプリを導入して効率化を果たさないことには」と思いました。

2. 既存の解決策

もちろんそんな非効率なやり方を誰も問題視しなかったわけではなく、その部署でも1ライセンスが100万円を超える有名なPDF比較アプリを導入していました。

ただし、アプリにはコピープロテクトがあり専用のUSBドングルを装着したPCでしか起動できず、利用者が限られていました。使用を禁止されてはいなかったものの、締め切りが重なると重要案件を手がけるベテラン編集者が優先されるため、私のような新入りやDTPオペレータ、その他のスタッフは使用を遠慮すべきと言わんばかりの空気感が醸成されていて。

よって各人は代わりにAcrobatのPDF比較を使っていたけど、ご存知の通り精度が高いとは言えなくて。

3. 転機

それでも日々業務をこなしていたものの、2018年春、会社の業績不振を受けて「賃下げか退職か」を迫られました。その会社が長年続けてきた採算度外しの受注に限界がきた形です。結局、その部署では私を含めた何人もの制作スタッフが立て続けに退職しました。

そうして退職が決まり、身の振り方を考えた末に思いついたのが「だったら理想のPDF比較アプリを作って世に送り出してみようじゃないか」でした。業界大手のその制作会社でも制作業務を改善する余地があったのだから、より小さい制作会社、そして個人の制作者ならなおさらだろうと。

4. プロセスエコノミー

その後、予想以上に時間はかかったものの一応の完成をみてリリースするに至ったのがXORです。

コンセプトは「必要十分なPDF比較をすべての制作者に」ですが、まだ完全体だとは考えていません。新機能のアイディアもたくさんあるし、リクエストがあれば検討したいので、ぜひお寄せください。

そうして、ユーザや潜在的ユーザの意向も交えながら発展させて行かれるといいと思います。本当は新機能開発費のクラウドファンディングができればいいのだけど、Mac App AtoreやMicrosoft Storeだと出資者への還元が難しくて。

フロッピーディスクに想う

先日、CD-Rを読めずに困った際に思いました。「今、安価な読み書き可能のメディアはないんだな」と。

思い起こせば四半世紀前にはフロッピーディスクが広く使われていました。記憶容量は約1MBだから当時のファイルがいかに小さかったかが解ります。そしてすべてのPCがフロッピーディスクドライブを搭載していたという。もちろん読み書きができました。

フロッピーディスク
現在、これに相当するのはUSBメモリかな。ネット前提の時代でも、例えばコンビニのフォトプリンタのようなオフラインのデバイスにデータを渡す際に重宝します。

ただし、USBメモリは1個100円未満では売られていませんよね。CD-Rなら100均で3枚組100円とかだけど、もはやCD/DVDドライブを搭載したPCが減ってきました。

それにUSBメモリだと保存内容が外見では解りません。でも、フロッピーディスクなら貼ったラベルシートに書き込めました。

よって「USBポートに直挿しできる1枚100円以下のメモリがあればいいのに」と思います。容量は512MBとかでいいから。それなら誰かにあげてもさほど痛くないので。板ガムぐらいの大きさと厚みなら邪魔にならず、かつラベルを貼って書き込めそうですよね。

でも、無理かな。メモリの場合は少容量だからといって激安コストでは製造できなさそうだから。

CDドライブ難民

税務署に会社設立届けを出す際、会社の定款の提出を求められたものの印刷した予備がありませんでした。

そこで会社設立をサポートしてくれた業者が焼いてくれたCD-Rからプリントアウトする必要があったものの、手元のPCは3台ともCDドライブなしモデル。映画鑑賞用のDVDプレイヤーはあるけどもちろん使えません。

ならばと近所のイオンで印刷しようかと思ったら備え付けの複合機はCDには非対応。結局、少し遠いローソンで印刷。コンビニって頼もしいですよね。

CD/DVDドライブ

CD-R、メディアは安いけど、もはや不便な代物です。CD/DVDドライブは新品でも2,000円もしないけど、滅多に使わなさそうなので購入は躊躇われます。

差し当たり定款は折を見てネットカフェあたりでUSBメモリに移して持ち帰り、クラウドに保存しておこうと思います。

印刷ジャーナルで紹介していただきました

印刷業界雑誌の印刷ジャーナルのWebサイト(PJ web News)にてXORを紹介していただきました

印刷ジャーナル(PJ web news)のXORの記事

印刷ジャーナル様、ありがとうございました。

この情報によりXORの認知度が高まるとともに、制作における品質管理やコストカットに苦慮されている方々、もっと安価に導入できる校正支援ツールを探しておられる方々などに良きソリューションとして提供できれば幸いです。