不変ページの自動検出を過信するなかれ

XOR for Mac Version 2.1では新機能として「不変ページの自動検出」を搭載しました。比較する二つのPDF間で変更がなかったページに「Unchanged」ラベルを付けて知らせてくれる便利機能です。

XOR for Mac Version 2.1の不変ページの自動検出

ただし、「Unchanged =確認不要」ではありません。DTP原稿で当該ページに修正指示が入っていれば、「Unchanged」は修正漏れに他ならないからです。

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不変ページの自動検出

DTPでは無用な変更はしないのが鉄則。とはいえ人間がやることなので意図しない変更は紛れ込むものです。例えばInDesign利用時、無意識に⌘V(WindowsならCtrl+V)を押そうものなら、無用なテキストボックスが貼られたりします。そこでXORのようなPDF比較アプリが必要とされるわけです。

ただし、これまでのXORはユーザが差分箇所を見つける手助けをするだけだったため、一見差異がなさそうに見える場合でも本当にそうなのかユーザ自身で確認が必要でした。

でも、本当に差異がないかをXOR上で確かめる作業には意外と時間がかかるものです。そこで差異がないページの自動検出機能を搭載しました。

XOR for Mac Version 2.1の不変ページの自動検出

これにより差異の有無が一瞬で把握できるようになりました。つまり時短によるコスト削減効果が見込めます。

なお、一見差異がなさそうに見えても「Unchanged」が付いていない場合はどこかに差異が発生しています。

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macOS Venturaがリリースに

macOS Venturaがリリースされました。

macOS Venturaのインストール画面

早速、Mac Miniでダウンロードして、まずは外付けSSDに新OS環境を作ろうと思っていたもののソフトウエア・アップデートの画面で「今すぐアップグレード」ボタンをクリックしたら、そのままアップグレードされてしまいました。これまでアップグレードの際は上図のようなインストーラ画面が表示される仕様じゃなかったっけ?

macOS Montereyのソフトウェア・アップデート画面
この画面の「今すぐアップグレード」ボタンを押すと、無条件にアップグレードされてしまいます

なお、今回のアップグレードは20分くらいで完了したような。と言うことは、Venturaは実質的にマイナーアップデートなんじゃないかと。

まあ、Venturaはバージョンで言えば13。デフォルト壁紙がオレンジ基調のグラデになったり、設定アプリのデザインがiOS風に変わったりはしているけど、OSの基礎部分はもはや枯れて久しいのかも。

NASの選択に迷う

ビデオキャプチャ環境をMac miniからMacBook Airに変更したので、MacBook AirからMac miniに動画ファイルを転送する方法を探しています。

諸々考えた結果、Mac miniとMacBook Airの両方からアクセスできる外部ストレージ、つまりNASを導入するのが良さそうです。バックアップ目的でも便利そうだし。

そこで目をつけたのはSynology DiskStation DS220J。2ベイを備えつつ、2万円台で買えるのでミニマル志向の私にはちょうどいいのではないかと。

SYnology DS220J

でも、AmazonやKakaku.comのレビューを見ると、「DS220Jを買うと後悔する」的なことが書いてあります。1GBの搭載メモリでは写真の管理には非力すぎるのだと。それは困るなぁ。少々なら動作が遅くてもいいけど、満足できずにすぐさま買い替えるような事態は避けたいところです。

だとすると上位製品のSynology DiskStation DS220+にすべきでしょうか。こちらはメモリ2GB据え付けで、かつユーザが拡張できるらしいので。

SYnology DS220+

もう少し検討してみようかな。

Mac間のファイル転送が遅すぎる

SSDとメモリに余裕があるMacBook Air(2018)をビデオキャプチャ機にしたものの、生データは2時間で13GBを超えるので、保存用にHandbreakを使ってエンコードする必要があります。

ただし、Core i5のMacBook Airは非力なのでM1 Mac miniに転送してエンコードしたいのだけど、これが厄介。

いや、MacBook AirからAirDropで送れば簡単だけど、M1側で受け入れを拒否されることも多々。どうやらSSDが要領不足になってからゴミ箱を空にした直後は依然として空き容量不足とみなされるようで。しばらく待つか再起動すればリフレッシュできるけど、それも面倒です。

よって次の作戦を試すことに。MacBook Airに共有フォルダを作り、Mac miniからアクセスしてビデオファイルを取り出すという古典的な方法です。でも実際やってみるとやたらと時間がかかります。それも15GBで2時間ぐらい。AirDropなら7分ぐらいなのに。

Macの共有フォルダによる転送

よって共有フォルダを使う方法は却下。他の方法は以下の二つかな。

  • USBメモリーを介してファイルを移動させる
  • NASを導入し、両方のマシンからアクセスできるようにする

前者は簡単だけどUSBメモリーの抜き差しが面倒。後者は投資が必要です。まあNASはいずれ買おうとは思っているけど、それまではAirDropで我慢しようかな。