PDF比較アプリの必要性

XORのWindows版をリリースしたので改めて書いていきます。

XORはPDF比較アプリです。修正の前と後のPDFの差を100%の精度で見つけます。

今日、商用ドキュメントの多くがPDFとして制作されており、目ぼしい各段階で「正しく修正されたか」や「余計な変更がされていないか」を確認する必要があります。DTPではまったく意図しない変更も稀に起こるので「大した修正ではなかったから大丈夫だろう」とタカをくくっていると痛い目に遭いかねません。

とはいえ目視確認では時間がかかるし、一見同じに見えるPDFの差を探す作業には高い集中力が要求されるので何らかのツールに頼りたいところです。

PDFには四半世紀あまりの歴史があり、新旧のPDFを比較するアプリは多数存在しているので、各々が好きなものを導入すればいいのですが、私見ではXORが最も手頃かつ簡単に使えて比較精度も高いアプリになっていると自負しています。

Windows版のXORにも1ヶ月間の無料使用期間があるので、ぜひお試しください。

App icon of the XOR

XOR

リアルタイムPDF比較ビューワ

2,000円(税込)/月
(サブスクリプション)

  • Microsoft Store Badge

macOS Catalinaに対応

XORの動作環境にmacOS Catalinaを追加しました。

macOS Catalina

Appleの場合、古くなったAPIを容赦なく切り捨てることがあるので新OSでもアプリの互換性が保たれるとは限らないのですが、今回は影響が出なくて安心しています。

何しろWindows版XORの開発が最終段階にあるので、Mac版の互換性確保に時間を割きたくなかったのですよね。

XOR for Windowsのリリース時期

Windows版XORは今月中のリリースを見込んでいたものの、 どうやら来月にずれ込みそうです。解ってはいたけど、アプリを含むソフトウェアの新規開発はなかなかスケジュール通りとはいかないものですね。

新たなPDF比較アプリの登場を待ち望んでいる方々には申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

比較画面(初期状態)
XOR for Windowsの動作イメージ

アプリって何だ?

XORの副題を「PDF比較ツール」から「PDF比較アプリ」に変えました。「ツール」というと物理的な大工道具なども含まれるし、スマホやタブレットが十分普及した今では「アプリ」の方が通りが良さそうなので。

ただしProof Checker PROなどは「デジタル校正ソフトウエア」と名乗っています。ツールでもアプリでもなくソフトウェア。そこでアプリとは何なのか改めて考えてみました。

語源の「Application」という英単語はいくつもの意味を合わせ持っているけど、カタカナによる「アプリ」の定義は「デジタル機器上でユーザが起動、操作できるソフトウェアの実行ファイル」ではないかと。モバイルに限らずPCにおいても。補足や訂正があれば教えてください。

「Application」の意味

ということでProof Checker PROもアプリには違いないですよね。よって今後このサイトではなるべくアプリに統一することにします。

ただしWebブラウザ上で動くものは「Webアプリ」、サーバや別の要素の何かと連携して動作するなら「システム」と表記すべきでしょう。