VoiceOver(目的別)

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1. 要素を探して実行する

要素を探す
指一本で画面のどこかに触れたままにする
指一本で画面のどこかに触れる(タッチする)と、そこにある要素が読み上げられ、選択対象になります。
指一本で画面のどこかをタップ
同じく、指一本で画面のどこかをタップ(軽く叩く)と、そこにある要素が読み上げられ、選択対象になります。
実行する(アクティベート)
指一本でダブルタップ
画面のどこかをダブルタップすると、現在選択中の要素がボタンなら実行され、テキストなら読み上げられます。その他の要素の場合は内容の後に操作方法が読み上げられます。この操作は「アクティベート」と呼ばれています。
複数の要素を次々に読み上げさせながら探す
指一本で画面に触れて自由にスライド
指一本で画面に触れたまま好きな方向に移動(スライド)すると、触れた要素が次々と読み上げられます。
要素を探して実行する(スプリットタップ)
指一本で触れたまま別の指でタップ

「要素を探す」と「実行」の二段階のジェスチャを一まとめにできます。指一本で画面に触れたまま好きな方向に移動(スライド)して目当ての要素を見つけたら、その指を離さずに別の指で画面をタップして実行します。この操作方法は「スプリットタップ」と呼ばれています。

操作イラストでは両手の人差し指を使っていますが、片手の人差し指と中指か親指のコンビネーションの方がやりやすいでしょう。

次の要素を選択する
指一本で右にスワイプ
次の要素を選択するときは指一本で画面のどこかを右にスワイプします。
前の要素を選択する
指一本で左にスワイプ
前の要素を選択するときは指一本で画面のどこかを左にスワイプします。
次のページに移動する
指三本で左にスワイプ
指三本で画面のどこかを左にスワイプすると次のページに移動できます。ホームページや横にページ移動するタイプのアプリ内で有効です。

補足:

次の要素を選ぶジェスチャは指一本で右スワイプですが、次のページに移動するジェスチャは指3本で左にスワイプです。操作する方向が矛盾しているように思えますが、要素を選ぶときは選択のフォーカスを右隣の要素に飛ばすイメージで、ページ移動のときは現在のページを画面の左外に追いやる(次のページを左方向に引き寄せる)イメージを持つといいでしょう。

前のページに移動する
指三本で右にスワイプ
指三本で画面のどこかを左にスワイプすると前のページに移動できます。ホームページや横にページ移動するタイプのアプリ内で有効です。

補足:

前の要素を選ぶジェスチャは指一本で左スワイプですが、前のページに移動するジェスチャは指3本で右にスワイプです。操作する方向が矛盾しているように思えますが、要素を選ぶときは選択のフォーカスを左隣の要素に飛ばすイメージで、ページ移動のときは現在のページを画面の右外に追いやる(前のページを右方向に引き寄せる)イメージを持つといいでしょう。

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2. 読み上げ

画面全体を読み上げる
指二本で上にスワイプ
画面全体を読み上げるには、指二本で画面のどこかを上にスワイプします。
ホーム画面でこの操作を行うと、左上から右方向にアプリ名がまたはフォルダ名が次々と読み上げられます。
読み上げを止める
指二本でダブルタップ
読み上げを止めるには、指二本で画面のどこかをダブルタップします。
読み上げを再開する
指二本でダブルタップ
読み上げを再開するには、指二本で画面のどこかをダブルタップします。
選択中の要素以降を読み上げる
指二本で下にスワイプ
現在の選択要素以降を読み上げさせるには、指二本で画面のどこかを下にスワイプします。

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3. スライダを調整する

スライダは「読み上げ速度」や「ピッチ」のように、速さや高さを調整するためのUIです。

iPhoneの設定;読み上げ速度
読み上げ速度のスライダ

補足:

スライダを選択しても「スライダ」とは読み上げられません。例えば「読み上げ速度」のスライダを選択したときは「読み上げ速度、50%、調整可能。値を調整するには指一本で上または下にスワイプします」と読み上げられます。

スライダを調整する
指一本で上にスワイプ
指一本で画面のどこかを上にスワイプすると設定値が10%増え、速度なら早くなり、ピッチなら高くなります。
指一本で下にスワイプ
同じく、指一本で画面のどこかを下にスワイプすると設定値が10%減り、速度なら遅くなり、ピッチなら低くなります。
指一本でホールドしてスライド
また、指一本で画面のどこかをダブルタップして触れたままにすると特徴的な音が鳴ります。その指を左右にスライドすると、設定値を自由に変更できます。指をスライドするごとにその時点の値が何%かが読み上げられます。

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4. ローターを活用する

ローターはVoiceOverの操作を補助する便利機能の集まりです。好きなタイミングで呼び出して、VoiceOverの振る舞いを変更できます。

ローターの表示例
ローターの表示例(「言語」を選択中)

例えば以下のような使い方ができます。

  • 選択中の文字列を一文字ずつ読み上げる
  • 選択中の文字列を個々の単語ごとに読み上げさせる
  • 選択中の文字列を個々の単語ごとに読み上げさせる
  • 読み上げの言語(声)を切り替える
  • 前後の見出しを選択する
  • 前後のコンテナ(UI要素のグループ)に移動する
  • 音量を調整する

ローターに表示させる操作の組み合わせや順番はカスタマイズできます。

ローターを呼び出して動作を選択する
指二本で時計回りに回転
指二本で画面のどこかに触れて時計回りに動かすと、ローターが表示され、次のローター項目が選ばれます。
指二本で反時計回りに回転
同じく、指二本で画面のどこかに触れて反時計回りに動かすと、ローターが表示され、一つ前のローター項目が選ばれます。

補足:

ローターで選べる項目は、その時点で選択されている要素によって変化します。例えば「編集」というローター項目は「戻る」ボタンが選択されているときは選べません。

ローターで選択した動作を行う
指一本で下にスワイプ
指一本で画面のどこかを下にスワイプすると、ローターで選ばれている操作が実行されます。例えばローターで「文字」が選ばれている場合、次の文字が読み上げられます。
指一本で上にスワイプ
同じく、指一本で画面のどこかを上にスワイプすると、ローターで選ばれている操作が実行されます。例えばローターで「文字」が選ばれている場合、一つ前の文字が読み上げられます。
ローター項目をカスタマイズする

「設定」アプリで「アクセシビリティ」>「VoiceOver」と選択してから「ローター」をタップするとローター項目をカスタマイズする画面が表示されます。ローターに表示させたい項目をタップしてチェックマークを付けてください。

  • iPhoneの設定:ローター
    チェックした項目がローターに表示されます。

補足:

ローターに表示される項目は最大7個までのようです。

ローター項目の「アクション」を実行する

「アクション」の動作と操作方法は独特です。「アクション」はローター項目をカスタマイズする画面や「読みかた」の登録画面で列挙されている項目を選んだときに実行できます。

以下はローターのカスタマイズ画面でどれかの項目が選択状態で、ローター項目の「アクション」が選ばれているときの例です。

指一本で下にスワイプ
指二本でダブルタップ
指一本で画面のどこかを下にスワイプするごとに「上に移動」「下に移動」「アクティベート」「上に移動」…と読み上げられます。「上に移動」と読み上げられた後に指一本で画面のどこかをダブルタップすると選択中の項目が一つ前の項目の上に移動します。「アクティベート」のときのダブルタップはその項目のチェックのオン/オフ切り替えです。
指一本で下にスワイプ
指二本でダブルタップ
同じく、指一本で画面のどこかを上にスワイプするごとに「下に移動」「上に移動」「アクティベート」「下に移動」…と読み上げられます。「下に移動」と読み上げられた後に指一本で画面のどこかをダブルタップすると選択中の項目が次の項目の下に移動します。「アクティベート」のときのダブルタップはその項目のチェックのオン/オフ切り替えです

補足:

例えば「見出し」という項目を「リンク」の下に移動した場合、「は、リンクの下に移動しました」と読み上げられます。本来なら「見出しは、リンクの下に移動しました」と読み上げて欲しいところですが、iOS 13.6では主語が欠落するようです。

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5. ホーム画面上の操作

アプリを起動する
  1. 起動したいアプリを見つける
  2. 指一本で画面のどこかをダブルタップ
アプリを削除する
  1. 削除したいアプリを見つける
  2. 指一本で画面のどこかを下スワイプ
  3. 「編集モード」と読み上げられたら指一本で画面のどこかをダブルタップ
  4. 下スワイプ(「削除」と読み上げられるまで繰り返す)
  5. 確認ダイアログが表示され、アプリ名に続いて「アプリを削除しますか?」と読み上げられる
  6. 右スワイプを3回行って「削除」ボタンを選択
  7. 指一本で画面のどこかをダブルタップ
フォルダを作る

フォルダを作るには、任意のアプリのアイコンを他のアプリのアイコンの上にドロップします。
下記は「メール」アプリと「電話」アプリで新しくフォルダを作る際の例です。

  1. 指一本で画面のどこかをダブルタップし、その指を触れたまま数秒待つと「編集を開始しました」と読み上げられる
  2. 「メール」アプリを見つける
  3. 指一本で画面のどこかをダブルタップし、その指を触れたままにする
  4. アプリがドラッグ可能になるので、指をスライドして「電話でフォルダを作成します」と読み上げる箇所を見つけたら指を離す

フォルダ名は自動的に付けられますが、自由に変更できます。

補足:

アプリがドラッグ可能になったタイミングで読み上げられるメッセージはありません。代わりに特徴的な音が鳴ります。

フォルダを開く(フォルダの内容にアクセスする)
  1. 開きたいフォルダを見つける
  2. 指一本で画面のどこかをダブルタップ
フォルダを閉じる(フォルダの外に出る)
  1. ホームボタン(ホームボタンがないiPhoneではサイドボタン)をクリック
アプリをフォルダに入れる

下記は「メッセージ」アプリを作成みの「コミュニケーション」フォルダに入れる際の例です。

  1. 指一本で画面のどこかをダブルタップし、その指を触れたまま数秒待つと「編集を開始しました」と読み上げられる
  2. 「メッセージ」アプリを見つける
  3. 指一本で画面のどこかをダブルタップし、その指を触れたままにする
  4. アプリがドラッグ可能になるので、指をスライドして「コミュニケーションフォルダの上にあります」または「コミュニケーションフォルダの中にあります」と読み上げる箇所を見つけたら指を離す

補足:

アプリがドラッグ可能になったタイミングで読み上げられるメッセージはありません。代わりに特徴的な音が鳴ります。

アプリをフォルダから外に出す

下記は「コミュニケーション」フォルダから「メッセージ」アプリを出す際の例です。

  1. 「コミュニケーション」フォルダを開いて「メッセージ」アプリを見つける
  2. 指一本で画面のどこかをダブルタップし、その指を触れたままにする
  3. アプリがドラッグ可能になるので、指をスライドして「コミュニケーションフォルダの外にあります」と読み上げる箇所を見つけたら指を離す

補足:

アプリがドラッグ可能になったタイミングで読み上げられるメッセージはありません。代わりに特徴的な音が鳴ります。

項目セレクタに切り替える

「項目セレクタ」を使うとホーム画面をリスト表示して目当てのアプリまたはフォルダを探せます。

iPhoneの画面:項目セレクタ
項目セレクタの表示例。アプリやフォルダが名前順に並び、検索もできます。

項目セレクタでアプリまたはフォルダを選んでタップするとホーム画面に戻り、そのアプリまたはフォルダが選択状態になります。

指二本でトリプルタップ
ホーム画面を項目セレクタに切り替えるには、指二本で画面のどこかをトリプルタップします。
項目セレクタを終了するにはホームボタンをクリックします。

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6. VoiceOver対応アプリを開発したい

アプリをVoiceOver対応にするためには、いくつかの必要条件があります。例えば、すべてのUI要素を読み上げ対応にするとともに、画面を見ずとも操作できるように解りやすい並びにする配慮が必要になります。

詳しい要件はAppleの公式ガイドをご参照ください。

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