Windows 10に移行済みですか?

XOR Version 1.1をリリースして1ヶ月ほど経ったものの立ち上がりは低調です。やはりMac版だけでは訴求力が弱いのでしょう。何しろ想定するターゲット層の多くはWindows環境を使っているのだろうから

よって遠からずWindows版もリリース予定だけど、それにも懸案事項があります。「皆さん、Windows 10に移行済みですか?」という。XORはMicrosoft Storeでリリースすることになるので導入にはWindows 10が必要です。

Microsoft Storeのアイコン

これがIT業界であればWindows 7のサポート期限が2020年1月14日に終了し、サポートが終わったOSを使い続けるのがリスキーだということは常識でしょう。そもそも最新OSへのキャッチアップが必須なので、検証用などにWindows 7環境を残すことはあっても、とっくにWindows 10への移行は終わっているはずです。

でもドキュメント制作業を含む印刷業界では事情が違うかもしれません。総じてIT技術の動向には疎い傾向がある上、経費を惜しんでいまだにWindows 7を使い続け、Windows 10への移行も躊躇っている制作会社は多そうな気がします。そういう方々にはXORは使っていただけないわけだ。

Windows10アップグレード無償期間は2017年で終了したけど、条件さえ合致すれば今でも無償でWindows 10にアップグレードできる点をMicrosoftはもっと周知させるべきだと思います。さもないと、ITに疎い人たちは延々と旧OSを使い続けかねないので。

QuarkXPressの無料試用期間

QuarkXPressの無料試用期間は7日間(月間契約の場合)のようです。

QuarkXPressのサブスクリプション費

よってAdobe Creative Cloudのように1ヶ月間無料だと思っていたら課金されてしまうわけだ。

しかも文面を読むと、試用期間の終了とともにサブスクリプションが開始される仕様とのこと。

ならば、ずっと契約するつもりでなければ、試用を初めてすぐに自動更新を無効にしておくべきかもしれません。

ちなみにXORの無料試用期間は1ヶ月、それが終了しても自動契約はありません。

新しいQuarkXPressは誰用?

QuarkXPressの最新バージョンがMac App Storeで提供されています。

QuarkXPress icon

でも、今時QuarkXPressを使うユーザってどんな人達なのでしょうかね。

20世紀の頃はQuarkXPress 3.3がデファクトスタンダードだったけど、あれこれ不都合を抱えていたので次第にAdobe InDesignに取って代わられた印象です。

もちろんInDesignよりもQuarkXPressのUIの方が好きな人や業界がInDesign一色なのを好まない人などはいるだろうけど、以下の点を考慮するとわざわざマイノリティなアプリを使うメリットは少ないと思うのですよね。

  • 制作データの可搬性
  • IllustratorやPhotoshop、Acrobatは必須

そう、制作を引き継ぐ際にQuarkXPressのデータを渡されても困るし、InDesignを使わずともIllustrator、Photoshop、Acrobatの代替を見つけるのも困難だからAdobe Creative Cloudの契約は必須でしょう。

だとすると、やはり昔のQuarkXPressによる制作データを大量に持っていて、それらを再利用する機会が多い人かな。InDesignでも昔のQuarkXPressデータを読めるけど、要素の配置位置などが微妙に狂うので。

QuarkXPress

QuarkXPressがMac App Storeのサブスクリプションに対応しました。

QuarkXPress icon

これまでも買い切りのQuarkXPress 2018 Pro(¥48,800)があったけど、そちらも引き続き提供され続けるようです。

というか、いまだにQuarkXPressのアップグレードや製品展開が続いているとは知りませんでした。何しろDTPの世界はとっくにInDesign一色になったものと思っていたので。

QuarkXPressを使うユーザってどんな人達なのでしょうかね。昔のQuarkXPressによる制作データを大量に保有していて再利用することもあるような制作、印刷会社かな。