第三波襲来

新型コロナウイルス第三波の拡大が収まりません。昨日は東京で新規陽性者が888人。連日、曜日最高数を更新し続けています。

京都大学再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授は2週間前に「すでにピークアウトしている」と言ってたけども、この有様。専門家でも予測不可能なようで。

かくなる私も今日、都内の某社オフィスに出向く用事があったものの、その件は昨夜キャンセルになりました。なんでも、そのフロア内で働くスタッフの身内に陽性者が出たとのことで。スタッフ本人ではないし私の要件には影響なさそうだけど社内規定でその部署はクローズとなるようです。

そんなわけで私の場合、今年はこれで仕事納め。対外的には。もっとも自宅でやることはたくさんあるのだけど。そして年明けの5日、また同じオフィスに顔を出す予定があるものの、場合によっては先送りになるかもしれません。

さて、今のこの調子だと向こう数日間はハイペースで新規陽性者が出続けるかも。お正月前後は検査数自体が減るだろうけど、正月休み明けに企業活動が再開されて通勤風景が戻れば月末に向かってまたぶり返す恐れもありましょう。ならば可能な企業はテレワークを改めて本格実施すべき頃合いです。

差し当たり印刷物の制作者には「自宅でも使えるPDF比較アプリ」が必要でしょうから、XORの導入をご検討いただければ幸いです。

また、気になるのは2月の第一週に予定されている印刷業界向けイベントpage 2021。会場は天井が低く窓もないため換気も難しいし、開催はかなりリスキーだけど、まだ中止や延期の話は聞かれません。大丈夫かな…。

Amazon Pay

先日、私のiPhone宛にAmazon payのSMSが届きました。

Amazon Pay
Amazon PayのSMS

「【Amazon】お客様のアカウントは停止されました。詳細はURLをクリックしてくだっさい:www.amazon-pay.best」「Amazonアカウントを更新する必要があります:https://www.Amazon-pay.shop」だそうな。でもこれってフィッシング詐欺ですよね。URLのドメインが「.best」「.shop」だし。おそらくこれらのURLをクリックするとAmazonを模したログインページが表示され、ログインするとアカウントとパスワードを抜き取られるのでしょう。

もちろん無視です。

そして同様のSMSを受け取って検索した人のために、ここに記録を残しておこうと思います。

page2021の展望

印刷業会の国内最大のイベントがpage。毎年2月の第1週に池袋で開催されます。

page2021

でも、来年はさすがに中止になるかと。なにしろその頃はコロナ禍第三波のピークだろうから。

昨日の新規陽性者数は全国で2,388人、東京も534人と過去最高です。これから冬に突入するけどワクチンはまだ。他方で行動自粛の類はもう懲り懲りという空気感が社会に漂っているので減る要素がありません。もちろん陽性者の大半は無症状や軽症だとしても総数が増えれば重症者も増えます。

pageが開催される池袋サンシャインの文化会館展示ホールは天井が低く、狭く、換気性も悪いので、例年通りなら6万人超が来場するイベントの開催は絶望的でしょう。かといって入場制限をかけるとイベントの趣旨から外れそうです。延期も五輪・パラリンピックが早々にキャンセルされない限り、会場確保の面で難しいのではないかと。

というわけで、何も情報は得ていないものの、私はpage2021は中止になると見ています。

代わりにpage2021オンラインの方が拡充される可能性はあるかもしれません。

macOSを外付けSSDにインストールできなかった件

米大統領選、バイデン候補が勝利しました。どうやら法廷闘争でもつれる感じでもないですね。意外とあっけなかったけど、敗北を認めない点からして、そもそもトランプに大統領としての資質があったのか疑わしいものです。


さて、Macの話。今週にもmacOS 11.0 Big Surがリリースされそうなので、手持ちのMacBook Air 2018のCatalina環境を外付けSSDに退避させたいと思っています。本体側にはBig Surを入れ、必要に応じてCatalinaに戻ると。

手順はCatalinaを外付けSSDにクリーンインストールし、そこにTimeMachineからデータ類を戻すというもの。でも、Catalina(Big Sur Betaも)のインストールが完了しません。インストール途中で再起動がかかると、必ず本体側のSSDから立ち上がってしまって。

とはいえ私も30年を超えるMacユーザー。この作業は何十回も経験したので、なんとか自力で解決しようと考え、ふと思い出したのが「GUIDパーティションマップ」の件。確か、ストレージをフォーマットする際にこのオプションを選んでおかないと起動ディスクとしては使えなかったはず。

ただし、Catalinaのディスクユーティリティにはオプション選択の項目が見当たりません。そこで「GUIDパーティションマップ」が選べたMacBook Air 2011(High Sierra)を久々に起動してSSDをフォーマットしてから、MacBook Air 2018で作業をやり直したところ、ちゃんとそちらのSSDで再起動してインストールを完了できました。

後で調べたら、Catalinaのディスクユーティリティでも左上のメニューで「すべてのデバイスを表示」を選んでおけば、ちゃんとオプションが表示されます。なぜそういう仕様に変更されたのか理解に苦しむけど。

macOS Catalinaのディスクユーティリティ「GUIDパーティションマップ」
左上のメニューから「すべてのデバイスを表示」を選ぶと…
macOS Catalinaのディスクユーティリティ
GUIDパーティションマップを選べるようになります

TRUMP NEVER MAKE AMERICA GREAT AGAIN

アメリカ大統領選挙の開票が大詰め。現時点で伝えられるところでは選挙人の獲得数がバイデン264対トランプ214。あと6人でバイデン勝利です。

アメリカ大統領選挙2020

でも、このまますんなりと決着がつくかは怪しいところ。やはり法廷闘争という第二ステージに突入するのかもしれません。

それだけでなく選挙結果に納得しない武装勢力同士の衝突すら危惧されています。4年前、総得票数では優っていたヒラリー・クリントン氏が敗退した際にもなかったことです。そう、その点からも私はトランプ大統領が再選されない方が望ましいと思います。米国にとっても世界にとっても。

トランプ大統領を「他国と戦争をしなかった」と評価する人もいるけど、代わり(?)に国内で分断と対立を煽ってきました。その手法は禁じ手そのもので、多大な副作用を伴います。トランプ大統領のスローガンは「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」だけど、実際にはGREATどころかWORSEN(悪化)、UNSTABLE(不安定)、CHAOTIC(混沌、無秩序)に。もちろん対立の根っこは昔からあったのだけど、オバマ政権の頃はポリティカル・コレクトネスという知恵であまり表面化させずに折り合ってきたわけです。

ポリコレとは、言うなれば「マスク着用義務化」のようなもの。そりゃ窮屈だし息苦しいけど(マスクだけに)、「他者への気遣いの証」という意味合いから、コロナ禍が収束するまでは皆が甘受した方が社会がうまく機能するわけです。

米国のコロナ関連死者数は22万人超。トランプの言動が数を増やしてしまった点は否定できないでしょう。しかも米国のコロナ感染拡大は今またピークを迎えていて、一般国民は当然ながら大統領のようにスペシャルな治療は受けられません。

今回、移民が多いフロリダでもトランプが勝ったということは、トランプ政権下では肩身が狭い移民も経済優先を望んだのだろうけど、それでコロナが再拡大すれば、また経済活動どころではなくなるわけです。フロリダには高齢者も多いのだし。他の州でもそうですよね。

もちろんバイデンの大統領としての手腕や一期4年間をまっとうできるかは解らないし、ましてや米国民再統合のシンボルになんてなれっこないけど、少なくとも分断をエスカレートさせることはないはずです。ここはトランプではない彼が勝たないと、アメリカという国はもっとおかしくなっていくでしょう。

とはいえ米国の大統領選挙制度には不確定要素も多く、誰にも先が読めません。もし1月までもつれようものなら、まさかまさかでナンシー・ペロシ下院議長が大統領代理に就任する可能性もあるらしいし。

さて、どうなることか…。