Macのキーボードが壊れた

MacBook Airに接続して使っていた外付けキーボード(Apple純正のUSB接続タイプ)が壊れました。shiftキーを押すと「W」が入力され、deleteキーを押すとミュージックアプリが起動します。こうなるともう役に立ちません。

Apple純正USBキーボード
先日、湯沸かしポットのお湯をこぼして濡らしてしまったのが悪かったのかも…

まあ、このキーボードは10年以上使ったから買い替え時だろうけど、選択肢は少ないのですよね。Apple純正のMagic Keybord(テンキー付きBluetooth接続タイプ)は12,800円(税抜)もしています。

かといって安価なサードパーティ製は、テンキーに「,」がなかったり、Windows PCで一般的なキーの背が高いタイプが多かったりで食指が動きません。

幸い、かつて購入したiMac付属のBluetoothキーボードが残っているので(iMac本体は9年ほど使って故障した際に廃棄済み)、こちらで凌ごうかと。ただし、テンキーがないので、どこまで耐えられるだろうか。乾電池式だし…。

竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?

2021年3月21日(日)放送の『そこまで言って委員会NP』は竹中平蔵氏の特集。最初のコーナーのテーマは「竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?」でした。

竹中平蔵氏が行った労働規制緩和は正しかった?

2004年から製造業への派遣労働が解禁され、非正規雇用が増加し、時には派遣切りがなされ、法人・富裕層への減税により貧富の格差が拡大したという前提です。

これらに対するパネリストの意見は賛成反対両方に割れていたけど、まあどちらの言い分にも理があります。でも、一つ絶対的に正しいと思ったのが八代弁護士のこちらの見解。

「非正規」とは、まるで正しいものに辿り着けなかった人の呼称。そして、正規社員の存在が労働市場の流動化を妨げ、国際市場での競争力の低下を招いた

まったくもってその通り。こんなことを続けていたら日本はひたすら没落していくばかりです。何しろ非正規労働者がワーキングプアになりがちなだけでなく、正規社員も賃金が上がらないので、デフレはエンドレス化し、少子化もいっそう進んでしまいます。

ならばどうあるべきかまでは番組では語られていなかったけど、私は単順に非正規の待遇を上げる法改正をするべきだと思います。

具体的な案は以下。

  • 派遣・契約社員の最低賃金はパート・アルバイトの2倍以上
  • 賃金に交通費を含んではならない

まず、フルタイムで働く派遣・契約社員の処遇は時間限定労働のパート・アルバイトとは位置付けを変えます。そしてパート・アルバイトの最賃が1,000円の都市だと派遣・契約の時給は2,000円以上。年収384万円(8時間x20日x12ヶ月x2,000円)ならまあまあの水準だと思います。派遣の立場になってもその額が得られるなら、嫌な会社にしがみつく必要もなくなり、労働市場の流動化も生まれます。

竹中氏はかつて「もはや首を切れない人は雇えない」と言って炎上したけど、「首を切れる代わりに労働対価は相応に高額」であれば妥当です。

派遣社員に依存した企業は大変かもしれないけど、コスト増は商品やサービスに正しく転嫁するのが当然だし、派遣、契約、そして正規社員の所得や消費余力が上がってデフレの巻き戻しが始まるのだから、それで淘汰されるなら仕方ありません。

macOS Big Surがいつの間にか治った

私のMacBook Air(2018)はmacOS Big Sur 11.2.2のアップデータを適用して以来、動作がおかしくなりました。スリープから回復する際に毎回再起動がかかるという。

そんなわけで先週macOS Big Sur 11.2.3が出た際にはすぐさまアップデート。

macOS Big Sur 11.2.3アップデータ

でも症状が治らずがっかりしていたのだけど、数日使っていたら、スリープからちゃんと回復するようになりました。不思議だ。アップデータの浸透までに数日かかる?そんなアホな。

まあ、一安心だけど、頃合いをみてApple Storeに診断を頼むべきでしょうね。実は電源OFF状態からどのキーを押しても起動できるし。

Apple、修理の際に代替機の貸し出しがあれば気兼ねなくマシンを預けられるのだけど、そのサービスはないんだよな…。

PCR検査信者は困ったもので

3月10日(水)、 TOKYO MXのモーニングCROSSに出演した田中康夫氏がおかしなことを言っておられました。「誰もが毎日PCR検査を受けられるようにせよ」と。

そして「PCR検査後に感染する可能性がある」という人に向けて誰かのTweetを紹介しながら「明日汚れるかもしれないから毎日掃除しないと言っているようなものだ」と。まあ、騙される人もいそうだけどあからさまな屁理屈ですよね。だって掃除はどんな頻度でやろうともウイルスを媒介しないけど、PCR検査を毎日実施すれば連日の陰性判定をもってハメを外すバカが一定数以上現れるから。ともするとPCR検査の拡充が感染拡大を招きかねないわけです。

TOKYO MX モーニングCROSS

さて、モーニングCROSSはこの3月をもって終了するとのこと。後番組も堀潤氏がMCを務めるそうだけど、他の出演者は20代で固めるようで。それはいいけど、くれぐれもエンタメ色が強い番組にならないことを願います。この時間帯はかつての『白沢みきモーニングTOKYO』の系譜でもあるのだし社会問題中心じゃないとね。

東京時代の終わりの始まり

一都三県では緊急事態宣言が延長されました。しかも、どうなれば解除できるのか不明確。もちろん医療の現場は精一杯やってくれているのに、政治の面では実に嘆かわしい状況です。

東京都庁

でも、これが東京の近未来を暗示しているのでしょう。新型コロナウイルスは50代以下の基礎疾患がない人にとって命に関わる病気ではないので、つまるところ高齢者におもねった決断だったと。いわゆるシルバー民主主義。高齢者は投票率も高いし。その一方で飲食店などはとんでもなく被害を被っているのに…。

とはいえ、この傾向はますます強くなっていきます。何しろ4年後に全員が後期高齢者となる団塊の世代の1/4は東京圏に住んでいるから。当然、東京都が最も多くを抱えているし、続く世代も多いわけです。これまで高齢化社会は地方の問題だったけど、いよいよ東京の番、しかも地方のそれよりもはるかに大きな波がやってきます。

また、高齢者が増えれば介護施設への需要が高まるけど、東京ではなかなか建てられないので、介護離職者、介護待機や介護放棄される高齢者が増えます。

他方で、永年の繁栄の結果である充実したインフラや各種施設類は、多大な維持費を必要とするから、東京都および周辺自治体の財政は目に見えて悪化していくことでしょう。その上、期待された五輪は開催できたとしても大赤字は必死。リニア中央新幹線も開通が何年も遅れそうな気配だし。

コロナ禍がいつ頃収束するかは解らないけど、無事終わったところで東京が受難の時代を迎えることは免れないでしょう。ひとえに「都市計画なき発展」の副作用です。本来なら将来を見越して、病院、介護施設、保育所、低所得者向け公共住宅などはしっかり整備しておくべきだったのに、経済効率優先で突っ走ってきてしまったものだから、もはや手遅れ。なるようにしかならないですね。

それでも東京は巨大人口を抱えた政治経済の中心地であり続けるのだろうけど、暮らしやすさは次第に失われていきます。

よってこの先は必要な時だけ東京に出向いて、その利便性だけを享受するようなライフスタイルが流行るでしょう。営業拠点だけ東京に置いて本社は移転する企業も増えるかもしれません。特に子育て世代の社員を数多く抱えているような企業は。