アプリって何だ?

XORの副題を「PDF比較ツール」から「PDF比較アプリ」に変えました。「ツール」というと物理的な大工道具なども含まれるし、スマホやタブレットが十分普及した今では「アプリ」の方が通りが良さそうなので。

ただしProof Checker PROなどは「デジタル校正ソフトウエア」と名乗っています。ツールでもアプリでもなくソフトウェア。そこでアプリとは何なのか改めて考えてみました。

語源の「Application」という英単語はいくつもの意味を合わせ持っているけど、カタカナによる「アプリ」の定義は「デジタル機器上でユーザが起動、操作できるソフトウェアの実行ファイル」ではないかと。モバイルに限らずPCにおいても。補足や訂正があれば教えてください。

「Application」の意味

ということでProof Checker PROもアプリには違いないですよね。よって今後このサイトではなるべくアプリに統一することにします。

ただしWebブラウザ上で動くものは「Webアプリ」、サーバや別の要素の何かと連携して動作するなら「システム」と表記すべきでしょう。

パパ・ママのお手伝いにもXORを

「家庭内でお手伝いに積極的な子供は社会に出ても成功しやすい」という話を聞いたことがあります。そういう心がけが身についた人は他者からの信頼を得やすいからだと。同意。

食器を洗うお母さんと、お手伝いをしている女の子のイラスト

さて、DTPのようなドキュメンテーション業務を生業とするフリーランスの個人も多いかと。その際、新旧PDFを比較し、修正原稿と見比べて品質を高める工程は欠かせないものの、その分野の最高峰ツールProof Checker PROは1ライセンスが100万円を超えるため手が届きません。

そこでXORを導入してはいかがでしょうか?

機能面ではProof Checker PROには大きく見劣りするものの、二つのPDF間で差異を探す用途には十分に使えます。しかもXORは月々2,000円のサブスクリプションで不要になれば解約でき、30日の無料試用期間もあります。

XORの特徴の一つは複雑な設定いらずなところ。二つのPDFを読み込んだらスペースバーを押すだけです。見つけた差異には長方形の囲みを付与できます。つまり小学生のお子さんでも可能な作業です。

よってご家庭をお持ちであれば、例えばパパ・ママがDTPでPDFを制作したら、お子さんにXORで新旧のPDFを比較させて差異の箇所に囲みをつけてもらいましょう。そうして一通り囲みを付け終えたらPDFに書き出し、それを本職のパパ・ママがDTP原稿と照らし合わせて、各箇所の変更が正しいかどうかを判断するわけです。

お子さんの性格にもよるだろうけど、家業を助けることに意義を見出しつつ、ゲーム感覚で熱心にやってくれるかもしれません。お子さんを戦力にし、かつ労働の意義や意欲を根付かせるとともに、家族の団結をも得られるのではないでしょうか。

話題!校正を効率化する「デジタル校正」の無料ウェビナー 第一弾!

昨日、株式会社Tooからメールマガジンが届きました。今回は「話題!校正を効率化する「デジタル校正」の無料ウェビナー 第一弾!」の紹介です。

話題!校正を効率化する「デジタル校正」の無料ウェビナー 第一弾!

マニュアル(ページ物)の校正ツールとして紹介されているのがCollate ProとProof Checker PRO。校正を効率よく正確に行いたいというニーズは大きいですからね。

さっそくリンクを辿ってウェビナー(ウェブを介したセミナー)を拝見しました。

Collate Proは私には馴染みがなかったのですが、テキストやExcelの原稿から紙面を組み、初校を作成した段階で正確に原稿が反映されているかを確認するためのアプリらしいです。なるほど便利そうだけど、私が制作会社で取扱説明書の制作にあたっていた時はまったくの新規案件はごく稀で既存の取説の改版か流用新規がほとんどだったので、ちょっと利用イメージが湧きません。

対してProof Checker PROは第2校以降で活躍してくれる新旧比較機能を持った最強アプリ(デジタル校正ソフトウェア)。以前から定評がある解析比較の精度はAdobe Acrobat DC Proのよりも上なので、私が過去に勤めていた二つの制作会社でも重用していました。加えてVersion 5からはPDFの各ページを画像として比較する機能も追加されています。これがあると「何も変わっていないページ」を簡単に洗い出せるので、ユーザからの要望が多かったようです。よって改版や流用新規の制作がメインならProof Checker PRO以外は要らない気がします。

ただし、Proof Checker PROは1ライセンスが100万円を超えていて機能も価格も最高峰(安価な3ヶ月限定版と12ヶ月限定版もあります)。小規模の制作会社やフリーランスの個人ではとても手が出ません。

そこで私が開発したのがXORです。もちろん搭載機能はProof Checker PROに遠く及ばないものの、「PDF間の差異箇所を洗い出す」という目的は果たせるし、個人でも導入できるよう月額2,000円のサブスクリプションとしました。

Windows版も近々リリース予定です。30日間の無料使用期間があるので、ぜひ使い勝手をお試しください。

対応macOS

昨日、以下の問い合わせをいただきました。

mac OS 10.9.5には対応するXORはありますでしょうか。

macOS 10.9(Maverics)は6年前にリリースされたバージョンですね。せっかくのお問い合わせだったものの、残念ながら対応のXORはありません。サポートOSを限定することで開発コストを下げるためです。

macOS X 109 Maverics

XORの開発企画がスタートしたのが昨年の前半。当時の最新OSがmacOS 10.13(High Sierra)だったのでこれを下限とし、秋に登場したmacOS 10.14(Mojave)も対象に加えました。

仮にmacOS 10.9に対応するとなると、中古のMacを買い求め、環境を作り、実行ファイルをビルドし直して、下記すべてのOSでテスト項目を一通り検証する必要があります。

  • macOS 10.9(Maverics)
  • macOS 10.10(Yosemite)
  • macOS 10.11(El Capitan)
  • macOS 10.12(Sierra)
  • macOS 10.13(High Sierra)
  • macOS 10.14(Mojave)

つまり単純計算で3倍のテストが必要になる上、もしどこかのタイミングでAPIの変更が発生していればソースコードを修正して、改めてすべての対応OSにおけるテストが必要になります。

Windowsユーザの中にはアプリの互換性の都合などから、いまだに7(場合によってはXP)を使っている人が少なくないものの、Macの場合はOSが無償なこともあり、大半のユーザが最新のOSにアップグレードするので古いOSをサポートする意味は薄いと判断しました。

ちなみに来月リリース予定のmacOS 10.15(Catalina)のβ版でもXORは問題なく動作しています。

誰に何を提供する?

先日、川崎で行われたとあるセミナーに参加しました。ペライチの山下翔一さんによる「ゼロから立ち上げ、4年で広告に頼らず 15万ユーザーを達成したペライチに学ぶ起業術」です。

ゼロから立ち上げ、4年で広告に頼らず 15万ユーザーを達成したペライチに学ぶ起業術

彼はペライチの創業者であり、かつ政府や地方自治体の首長などと産業界の要人をつなげて、地方創生などにも幅広い活動を行なっておられます。ここで内容の多くを話すのは憚られるけど、とても有意義で充実した時間を過ごせました。

しかも山下さんは佐賀県の出身。実は私も実家が今は佐賀県にあります。そして山下さんと県内外の賛同者による尽力のおかげで、これまで存在感で埋没しがちだった佐賀にスポットライトが当たる機会は増えることでしょう。例えば有田焼、牡蠣、美味しいレストラン、新しい大学などの新展開で。「地方の人自身は気づいていないものに実は大きな価値があったりする」を具現化することによって。

さて、山下さんが言われていたことの一つ、「事業を起こすなら誰に何を提供するのかを明確にせよ」も至極まっとうなアドバイスなので、頭の整理がてら改めて書こうと思います。

私の場合、以下になります。

PDF比較アプリ XORによってドキュメント制作業者の作業時間を短縮し、コストカットに寄与する

自身が取説製作者として働いていた頃に「もっと相応しいアプリがあれば…」と常々思っていたものの誰も作ってくれそうにないので、自分自身で作ろうと考えたのが出発点でした。PDFの歴史は四半世紀を超えていて新旧PDFの比較を行うアプリはいくつも存在しているのだけど、価格・精度・使い勝手などでどれもしっくりこなかったからです。

他方、ドキュメント制作の単価は値下がり傾向にあるため、この先、大きな制作会社でもレギュラー社員を大勢抱えるのが難しくなり、受注した案件を下請けやフリーランスが制作するケースは増えるでしょう。あるいは制作会社に属しながらも出産・育児や親の介護などで在宅勤務を余儀なくされる人も。よって小規模な制作会社や個人でも無理なく導入できて、かつ必要十分な性能を持ったアプリの需要はあるだろうと踏んでいます。

具体的なターゲットは取説を始めとする商用のドキュメント制作者、時には印刷会社の制作スタッフなども含まれそうですが、日本以外での需要は怪しく(外国では日本ほど品質に神経質ではないため)、ビッグビジネスに発展する可能性はありません。でも、特定のグループに属する人々だけが使うアプリ、スモールビジネスであっても有意義だと信じています。

今はまだMac版しかないけど遠からずWindows版もリリースできそうなので、それがXORによるビジネスの実質的なスタートです。

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