Mac miniが快適に

セットアップにこそ少々手こずったMac mini(2020)ですが、今ではとても快適に動作しています。

Webカメラだけは買い足したけど、キーボードはiMac(2009)の付属品が問題なく使えるし、マウスも流用。約7万円でいい環境が手に入りました。

いずれメモリとSSDを増設しようと思うけど、今のところその必要性を感じません。と言うのもM1プロセッサの動作がとても軽快で。

M1プロセッサ

例えば動画エンコード。Intel Core i5&16GBメモリMacBook Air(2018)で1時間半かかる3.5GB程度の動画のエンコードがM1 & 8GBのMac miniだと15分で完了します。単純計算で処理速度6倍です。

なるほど、Appleが8GBモデルしか用意せず、公式のカスタマイズでも最大メモリを16GBに制限しているのも、ほとんどの人にとってそれで十分だと踏んだからか。発売から1年以上経ち、自分で使ってみてようやく理解できました。

だったらメモリは増設しなくてもいいかもな。

Webカメラを物色

Mac miniを導入したら早めに買いたいのがWebカメラ。キーボードやマウスは既存のものを流用できるけど、Webカメラは新調しないわけにはいきません。昨今はZoom会議の類いの機会もあるし、趣味のオンライン英会話用にもあった方がいいので。

それらの用途にはMacBook Air、iPad、iPhoneを使ってもいいのだけど、メインマシンになるMac mini一体であれこれ完結すると便利です。

そこでAmazonで物色してみました。ベストセラーはこちら。

高性能なものはいらないのでこれで十分かと思ったけど、商品説明を読むと三脚用のネジ穴が空いてないらしいのでパス。設置に自由度があった方がいいから。

で、関連製品を見て散々迷った末に絞り込んで残ったのがのがこちら。

Sansisco Webカメラ ウェブカメラ 1080P フルHD オートフォーカス LEDライト付き 2色切り替え Sansisco 明るさ三段階調整 ノイズ低減マイク内蔵 200万画素 30FPS 三脚付き

決め手はLEDリングライト付きな点。ONにすれば相手側の画面にこちらの顔がちょこっとマシに映るかも。

Mac miniが不便

先日購入したMac mini(2020)で不思議な動作を見つけました。外付けディスプレイの解像度です。MacBook Air(2018)の時とは使える解像度が違っています。

私のメインディスプレイはAcer ER322QKという32インチ4Kモニタ。解像度は3840 x 2160 pixelです。

MacBook Airをこのモニタに繋いだ際に選べる解像度は以下の5種類。

  • 3840 x 2160(4K)
  • 3360 x 1890
  • 3008 x 1692
  • 2560 x 1440(WQHD)
  • 1920 x 1080(フルHD)

対してMac miniで選べる解像度は以下の5種類。

  • 3840 x 2160(4K)
  • 2560 x 1440(WQHD)
  • 1920 x 1080(フルHD)
  • 1504 x 856
  • 1152 x 648

この通り、Mac miniでは4KとWQHDの中間がなく、およそ使い道のないフルHD未満の解像度が採用されています。これが使いにくいの何の。4Kだと文字が小さすぎる(画面が広すぎる)けど、WQHKでは大きすぎる(画面が狭すぎる)という。

しかたがないのでユーティリティに頼ることにしました。Display Menuです。Mac App Storeから入手できます。

Display Menuのアイコン
Display Menuのアイコン

これを入れるとOSの設定には出てこない解像度(&リフレッシュレート)も選べるようになります。私は3200 x 1800か3008 x 1692に設定して使うことにしました。32インチモニタにはこれぐらいがベストじゃないかな。

Display Menu、時にシンプルさを追求しすぎて必要な機能まで削ぎ落としてしまうAppleの悪い癖を補う素晴らしいアプリです。macOSも確かCatarinaまではさまざまな解像度を選べたはずだけど、Big Surからはプリセットの5種類からしか選べなくなったのですよね。

なお、Display Menuをデフォルトのまま使うと70種類以上の解像度がメニューに表示されるけど、アプリ内課金で250円払えば上のアプリアイコンのようによく使う解像度を絞り込んで表示できるようです。

Mac miniの動作が怪しい

新しく購入したMac miniはうまく動作してくれませんでした。

具体的にはSafariでどこかのサイトを表示するとすぐにホイールが回り、無反応になります。こうなると強制終了するしかありません。

Safariのキャッシュを削除したり、iCloudとの同期を調整してみたものの改善しませんでした。

Safariアイコン

結局、Mac miniのSSDをまた初期化してMontereyを再インストールし、Time Machineからのデータ復旧を最小限にして移行。するとSafariが期待通りに動作するようになりました。老舗うなぎ屋のタレのように歴代のmacOSで継ぎ足してきた設定情報か何かがSafariの動作に影響を及ぼしていたのでしょう。

いや、同じ設定で使っていたMacBook Airでは普通に動いていたので、ひょっとしたらインテルチップとAppleシリコンのアーキテクチャによる現象かも。

ともかく原因を探るには膨大な時間がかかりそうだし、類似の問題が発生しないとも限らないので、新しいMacをセットアップする際、アプリ類はインストールし直すのがいいかもしれません。

Mac miniの初期設定が完了

Mac miniの初期設定で頓挫した件、急遽Windows用のキーボードをヨドバシカメラで調達して乗り切りました。予想通りUSBポートにキーボードを挿せば先に進めて。ヨドバシの公式通販サイト、わずか数百円の商品でも無料ですぐさま配達してくれるので重宝しています。

Mac mini(2020)+ Monterey

ただし、外付けHDDのTime MachineにあるMacBook AirのバックアップをMac miniに移行したもののログインできません。慣れないキーボードを使ったことで移行アシスタントに入力したパスワードが間違っていたのでしょう。

唯一のアカウントにログインできないと何もできないので、しかたなくMac miniのSSDを初期化することに。M1 Macなので電源ボタンを長押しし、オプションアイコンをクリックすると復旧アシスタントが表示されるので、メニューからディスクユーティリティを選んでSSDを初期化。そしてMontereyをインストール。

ちなみにこの場合Wi-Fiが使えません。何しろOSのWi-Fi設定が未完了なので。よって何年も眠っていたEthernetケーブルを引っ張り出してきてMac miniとWi-Fiルータを接続。これがMacBook AirならEthernetポートのあるアダプタも必要なところです。不便だ。Apple、もうちょっと考えた方がいいと思います。

そうしてMontereyのインストールが完了。もう一度Time Machineからデータ移行を試み、ようやく初期設定が完了しました。

私のMacユーザ歴は30年を超えるけど、意外なところで苦労するものです。