昨今、街ではマスク姿が当たり前になりました。私が通うジムも再開後はマスク着用が必須になっています。筋トレや有酸素運動の際も。
他方で「マスクは咳やくしゃみの飛沫を防げないので無意味」という人がいるけど賛成しかねます。それって「バイク事故で死ぬときは死ぬんだからヘルメットは不要」というようなものだから。
マスクで防ぐのは主に会話時の飛沫でしょう。相手との距離が近く対面の場合が多いので。
そもそも咳がひどいときは外出を控えるべきだし、花粉症ならくしゃみを止められないけど、それでも誰かに面と向かって浴びせることはないですよね。
もちろん飛沫が飛べば、どこかに付着するし、そこをうっかり触った手で目や口に触れれば感染するかもしれないけど、それはもう個々人の用心の部類です。ましてやマスク着用を止めれば防止できる話ではありません。
私もできればマスクは付けたくない方なのだけど、今は致し方ないと思います。新型コロナウイルスの拡大時にマスクは最も現実的かつ有効な策だろうと。皆が飛沫の飛び散りを減らせれば感染者の増加も低く抑えられます。「集団免疫」ならぬ「集団マスク防疫」です。緊急事態宣言の外出自粛はもう勘弁願いたいし。
でも、街を歩いていると高齢の男性ほどマスク着用率が下がる印象です。この世代は歩きタバコの率も高いし、自身の欲求の方が社会の規範よりも優先なのでしょう。ああはなりたくないものです。あの連中と同じ部類に入れられるぐらいなら、私はマスク着用を選びます。