新型コロナウイルス拡大防止のための緊急事態宣言が1ヶ月程度延長されるようです。まあ予想通り。STAY HOME週間の効果が分かるのが5月中ば以降。それが明けてからの通勤再開の影響も見極めるにはさらに一週間程度必要なので、順調に感染者数が減ったとしても5月いっぱいの全面解除は期待できないと思います。
さて、中小企業ではテレワークの必要性は認識しつつも見送ってきた会社も多いかと。でも、緊急事態宣言の延長により、いよいよ本腰を入れざるを得ないでしょう。宣言が6月以降も続く可能性も捨てきれないし、秋冬には第二波、第三波の到来も確実視されています。経済が落ち込む中の設備投資は辛いところだけど、社内で感染者が出ればもっと拙いことにもなりかねないので、早急なテレワーク体制の確立が企業生き残りの鍵になるかもしれません。
差し当たり印刷業の制作者がテレワークを行う場合、PC、Adobe Creative Cloud(立場によっては)、そしてインターネット環境は必須。さらに大型モニタかそれを兼ねたテレビもあると作業が捗ります。
ただし、悩ましいのが校正紙をどうするか。自宅にカラーレーザープリンターを導入するのは難しいけど、校正の度にコンビニ等で出力していては費用がかかりすぎるし往復の移動や出力待ちの時間も発生します。
そうして出力した校正紙に赤入れしても、別のテレワーク制作者に渡すにはスキャンしなければなりません。コンビニスキャンは1枚あたり30円かかります。これから本を自炊したい人ならドキュメントスキャナを買ってもいいかもしれないけど。
ただし、自宅にスキャナを持っていても厄介なのが校正紙の保管と廃棄。時折、過去の校正紙を見返すことがあるのでしばらく取っておく必要があるものの、置き場に困るし、無造作に資源ゴミにも出せず、シュレッダーにかけるのも大変です。
よって、最もシンプルな解決策は「ペーパーレス校正」。プリントアウトもスキャンもせず、校正作業を画面上で完結させるという。
そのニーズに合ったアプリがXOR(Mac版・Windows版)。修正の前と後のPDFの違いを的確に炙り出します。
XORはサブスクリプション提供(月額2,000円。初月無料)なので期間限定で導入できます。
しかもコピープロテクトのドングルはなく、同じアカウントを会社と自宅で使えるので、とりあえずテレワークの期間中だけでも導入してみてはいかがでしょうか?